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「性弱説」×内部監査。

所属企業のCEOから、「性弱説」というキーワードを教えていただき、
今週は「性弱説」について学び、何とか日々の監査の実践に繋げることができないか、試行錯誤した週になりました。

「性弱説」について、以前稲盛和夫さんの本の中でその言葉を見たことがありましたが、その時は感度低く、立ち止まり調べることはありませんでした。

あらためて読み返してみました。
◆性弱説とは、人間は元来性根の弱い生き物である
◆人間というのは、床に札束が落ちているのを見つけたら、持っていってしまったり、あるいは、一万円札が山ほど机の上に転がっていたら、一枚くらいとってもわからないだろうと、ポケットに入れてしまうくらい「心が弱い」生き物
◆その一万円札をポケットに入れた人が悪いのか?というと、それは違い、むしろ、「一万円札が床に落ちていたり、そこらじゅうに雑然とおいて
あったりすることに問題があり、その点を深く反省すべきなのだ」
とありました。

これまで自分は、「そりゃみんな、ルール守るのとかめんどくさいよね」
「みんなルール守るのとか非効率だと思っているよね」など、どちらかというと性悪説の考えに引っ張られてしまい、自ら改善の限界値を決めて、監査の提言をしまっていたように思います。

「一枚ぐらいとっても分からないでしょ」と思ってしまうのが人間であるという、「性弱説」を前提にした、内部統制の構築サポートを内部監査ができるよう、自分の実践を通じた一般化に努めていきたいと思います!


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