壁は高かったけど【前編】
ちょうど4年前。
私は保育の現場を離れて、保育行政事務に異動になった。
慣れない事務😢
その前の年に保育現場から相談センターに異動。
1年かけてやっと少しはパソコンの操作に慣れたかなくらいのレベル。
そこからの保育行政事務への異動は自分のスキル以上のことが求められていて、辛い日々だった。
何度も何度も
「わたしは保育士なのに、なぜ事務をしなければならない・・・」
と自分の境遇に文句ばかりを言い続けていた。
その頃、ちょうどコロナ禍になり、世の中は自粛ムード。
私の担当する業務の一つが保育士向けの研修運営。
当時、人が集うことができない。
ということで、様々な研修が
「感染拡大防止のため中止」となった。
保育ではなく、事務をすることに不満を持っていた私。
しかし、そんな私にとっては本来実施すべき研修が中止になる状況はとってもラッキーだった。
しかし、中止にしてはならないという研修もあった。
その場合は会場の広さを考慮して参加人数を減らして開催しなければならなかった。
講師を依頼し、会場を予約し、研修の参加者を募集し、人数を制限するため、応募者多数の中、抽選で研修参加者を決める。
そして研修当日は運営。
人を集合させた研修から絶対に感染者を出してはいけない!!
という空気はすざまじかった。
換気、消毒、距離をとる!
対策に対策を重ねて、研修を開催した。
例年通りではいけない+初めてのこと
私にはとてもとても時間が必要だった。
ここ最近の研修は研修を専門としている業者に委託して行われているケースが多い。
そんな中、直営で研修を運営していた私の所属する部署。
なんで研修専門の業者でもないのにここまでしなきゃならない?!
担当する業務は研修だけではなく、その他たくさんの業務があった。
事務スキルがない中、やってもやっても仕事が減らない日々。
嫌で嫌で泣きそうだった。
いや、泣いていた。
不満ばかりがつのっていた。
でも、何とか周囲の職員に教えてもらいながら、がんばれた1年。
そして、事務担当2年目が始まる。
長くなったので、続きは明日にします!