自転車通学をみて
昨日、通勤途中ヘルメットをかぶった制服姿の女の子が自転車を一生懸命こぎながら坂道を登っていた。
そんな姿を目撃すると、
「がんばれ!」
と応援したくなる。
というのも我が子と姿が重なるからかもしれない。
我が家の子どもたちは中学まで片道4キロメートルの距離を自転車で通学する。
高1娘が、最初中学生になるときの説明会で
「こちらの中学はほぼみなさん自転車通学ですが、3年間でその総距離数はだいたい東京まで何往復かできるものになっていきます。」
そんな話に衝撃を受け、小学校までは歩いて2~3分の距離だった我が家の子どもたちのこの先をとても案じていたことを思い出す。
しかし、娘は見事に3年間通学しきった。
雨が降ろうが、
雷がなろうが、
雨合羽を着て学校までの通学をこなした。
娘が中学生の時、私は原付バイクで職場まで8キロの距離を通勤していた。
二輪車生活としては同じ。
しかし私は雨が降る日に合羽を着てまでは運転せず、
雨の日は車で通勤していた。
一方、娘は・・・
合羽を着て自転車をこいで行くしかない。
周囲の友達は雨が降ると車で送ってもらえる。
私は通勤があり難しい。
娘は自転車で行くしかないのだ!!
「友達はさ、送ってもらえて、濡れてないし」
そんなことを言いながらも、
娘はいつも自転車で通学した!
雨の日の合羽通学は距離も長いので、濡れることもある。
「送ってもらった人たちは濡れてないしね💥」
そんな話を聞くたびに・・・
「送っていければいいけどゴメンよ」
そんな思いがいつもあった。
雨の日は車通勤に変更して濡れないで済む自分の状況。
そして変更できる大人の特権みたいな私も状況。
とにかくゴメンよの気持ちが強まるばかり。
私は娘と同じ気持ちを味わうべきかも!!
そんな思い付きで
「私も合羽で行く!」
と雨天でも合羽で原付通勤した日があった。
確かに身体にあたる雨粒はすごい。
娘はこんな中いつもがんばっているんだなと思うとすごいな!
そんな気持ちがいつも以上にたくさんわいてきた。
3年間の自転車通学で途中チェーンが外れたとか、タイヤがパンクしたとか、いろいろなこともあったし、また危ない場面もあった。
しかし、娘は3年間自転車通学をがんばった!
雨にも風にも
どんな困難にも負けず
自転車での通学をしっかりこなした。
そして、今は希望の高校に進学した。
現在は最寄り駅まで自転車。
そして電車での通学を楽しんでいる。
自転車通学と中学生活で精神鍛錬してもらえた結果
今はとてつもなく楽しい学校生活らしい。
精神鍛錬のおかげ、いやいやもともとの性格的にコツコツが得意な娘。
娘は次の目標にむかってまた厳しい道であるが前に進もうとがんばっている。
私の朝活中も、いつも近くのテーブルで勉強している。
私もできるかぎりでしっかりサポートしていきたいなと思う。