【公務員14年目の決断】退職しました
11月末日、13年8か月務めた地方公務員を退職しました。今の自分の気持ちを一度整理したいと思い、この記事を書きました。
※この記事は公務員の仕事を否定するものではありません。
1 退職までの経緯
私は公務員の自分をずっと好きになれませんでした。
他にやりたいこともないし、経済的に安定しているという理由で仕事を続けてきました。
しかし次第に、行動と心の間に溝が生まれてきました。その溝はどんどん大きくなっていきました。
その結果、心身に不調をきたしました。
とりあえず病気休暇をいただき、体調は順調に回復しています。それでも、復帰する気持ちになれません。
そのため、年度途中ではありましたが、退職を申し出ました。
2 退職した理由
(1)税金で生活する責任の重さ
税金は本人の意思に関係なく徴収されます。そのため、適正かつ住民の生活を豊かにするために使われるべきだと思っています。
しかし実際は、予算の使い方に疑問を感じることが多々ありました。
他に適切な使い道があるのではと感じること、無駄な予算消化としか思えないこと…。
自分が不正をしているような感覚でした。税金をお給料としてもらうことを苦しいと感じるようになりました。
(2)頑張っている人が報われない体制
年功序列やあいまいな評価制度にずっと違和感がありました。
公務員は成果に関係なく、年齢とともに昇給します。
仕事ができる人に作業が集中し、仕事ができなくても減給されることはありません。
私は頑張っている人が認められる世の中であってほしいと思っています。
公務員の給与体系は、私の価値観には合わなあったようです。
(3)定年までこの仕事を続けたいと思えない
成果に関わらず給料は変わりません。これは就労者にとってありがたいことなのかもしれません。
しかし、何のために、誰のために、この仕事をやってるのか分からないと感じることがよくありました。常に虚しさを感じていたように思います。
貴重な人生の時間を、楽しみや価値を感じられないことに費やすのはもったいないと思います。
独身で失うものが少ない今こそ一歩踏み出すタイミングだと思いました。
3 退職して感じたこと
退職して最も強く感じたのは、人のやさしさです。
この職場を去る人間に対して、皆さん嫌な顔一つせず笑顔で接してくださいました。体調を気遣い、励ましの言葉をかけてくださいました。
素敵な方々に囲まれて仕事をしてきたことを改めて実感しました。この仕事を続けてこれたのは周囲の方々のおかげです。
本当に感謝しかありません。
今後、誰かが悩んでいる時、新しい挑戦をする時、そっと背中を押せる人でありたいと思いました。
4 今後のこと
病気休暇中、家で過ごす生活はとても快適でした。1人でいるのも全く苦になりません。こんな生活を続けられたら理想です。
在宅でできる仕事を調べていると、Webライターの仕事を知りました。
とりあえず文章を書くことに慣れるため、こうしてnoteに文章を綴っています。
最近では文章を書くことを楽しいと感じています。うれしい変化です。
12月からクラウドソーシングサイトを利用してライティングの仕事を始めました。
Webライターとして生計を立てることが今の目標です。
5 さいごに
私の考えを甘いと感じた方も多いと思います。私もそう思います。
ただこれからは、自分の気持ちをもっと大切に生きたいと思っています。心から楽しい、価値があると感じられることをしたい、そう思います。
もし一歩踏み出す勇気を持てずに悩んでいる方がこの記事を読んでくださっているとしたら、私はあなたの挑戦を心から応援します!
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