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【歯列矯正】ついに矯正装置が外れました!!

 忘れもしない2022年3月1日、人生初の歯列矯正が始まりました。
 あれから約2年、待ちに待った瞬間が訪れます。2024年2月14日、ついに矯正装置が外れました!!ここ数年間で起きたうれしい出来事ランキングトップ3には入ります(笑)

 この記事では、矯正生活の思い出として、これまでの体験をまとめています。「これから歯列矯正を始める方」「歯列矯正を始めるか悩んでいる方」にとって、少しでも参考になればうれしいです。




1 歯列矯正とは

 歯列矯正とは、歯並びや噛み合わせを改善するための歯科治療です。
 治療の目的は、食べ物を噛むという機能面の改善のほか、見た目を良くすることです。
 私は幼い頃からコンプレックスだった出っ歯を治す目的で治療を始めました。


2 方法

歯列矯正の代表的な方法は、ワイヤー矯正マウスピース矯正です。

(1)ワイヤー矯正

 ブラケットと呼ばれる器具を歯の表面に接着し、細いワイヤーを通してワイヤーが元に戻ろうとする力を利用して歯を動かす方法です。
 歯の表側に器具を取り付ける表側矯正と、歯の裏側に器具を取り付ける裏側矯正があります。
 私はワイヤー表側矯正の治療を選びました。

(2)マウスピース矯正

 透明に近いマウスピース型の矯正装置を装着して歯並びをきれいにする方法です。
 ワイヤー矯正に比べて目立ちにくいメリットがありますが、装着時間や装置交換の管理を自身で行う必要があるため、やる気と継続力が求められます。


3 費用

 費用は治療方法や医院によって差があります。
 参考に地方都市在住、ワイヤー表側矯正の私の事例を紹介します。装置の装着から取り外しまでの約2年間にかかった費用は約95万円でした。

費用の内訳

 矯正治療は例外を除いて健康保険は適用されません。そのため、治療費全額が自己負担になります。
 しかし、医療費控除の手続きをすれば税金の一部が戻ってくることがあります。
 私も医療費控除を申請して、税金の還付を受けることができました。矯正治療は支払い金額が大きいため、ぜひ医療費控除の手続きをすることをおすすめします。


4 期間

 自身の歯の状態や理想とする歯並び、治療方法などによって期間は異なります。
 ワイヤー表側矯正の私の場合、初診でおおよその期間として2~3年と説明されました。大人の場合、このくらいの期間が一般的なようです。子どもに比べて大人は歯の動くスピードが遅いため、期間が長くなるようです。


5 病院選びの基準

 複数の病院でカウンセリングを受診した上で、技術や施設、費用、先生との相性などについて、総合的に判断するのが良いと思います。
 
 日本矯正歯科学会という機関では、認定医制度を実施しており、知識や技術、臨床経験の程度によって、認定医、指導医、臨床指導医の3つの資格を認定しています。
 私の先生は認定医の資格を取得していますが、資格がない先生が悪いとは思いません。あくまで判断基準の1つとして参考にしました。

 私の病院選びの決め手は先生の第一印象でした。この先生なら信頼して任せられると思えるかどうかは大事なポイントだと思います。
 先生とは長いお付き合いになるため、相性を最優先しました。


6 デメリットと対策

 治療中に感じた主なデメリットと私なりの対策を紹介します。

(1)治療期間が長い

 ワイヤー表側矯正の私の場合、矯正装置の装着から取り外しまで約2年間がかかりました。それでも先生曰く、予定していた期間より短かったそうです。

【対策】
 ワイヤー矯正の場合、ワイヤーの調整のために定期的に通院する必要があります。先生に指示された期間内に通院しないと、治療期間が長引く恐れがあります。
 そのため、通院のタイミングは先生の指示を必ず守ることを意識していました。

(2)費用が高額

 歯列矯正の治療は基本的に保険の適用外のため、費用が高額になります。

【対策】医療費控除を申請し、少しでも負担を軽減しました。

(3)痛みがストレス

 ワイヤー調整後は痛みで噛みしめることが難しく、硬い食べ物は食べられません。
 
また、口腔内の粘膜に装置が触れることで口内炎ができます。さらに、口内炎と装置が常に接触しているため、なかなか口内炎が治りません。

【対策】
 ワイヤー調整後はなるべく固形物を食べるのは控えていました。

 口内炎対策には、歯列矯正用のワックスを使用していました。
 ワックスとは、透明な粘土のような商品で、口内炎と接触している装置部分に貼り付けることで、傷口への刺激を和らげることができます。

 参考に私が使用していた商品のリンクを貼っておきます。


(4)歯みがきが大変

 矯正装置の隙間に食べかすや歯垢が残りやすいため、丁寧に歯を磨く必要があります。

【対策】
 複数の歯みがき用品を使用していました。

① ジェットウォッシャー
 
水圧を利用して歯垢を除去する商品で、装置の隙間の汚れを洗い流せます。ワイヤー矯正の方にぜひおすすめしたい商品です。

 
参考に私が使用している商品のリンクを貼っておきます。

② 電動歯ブラシ
③ 子ども用の歯ブラシ
④ タフトブラシ(毛束が小さく先端が尖った歯ブラシ)
⑤歯間ブラシ

①~⑤の工程にかかる時間は約10分くらいです。

(5)顔の変化

 歯列矯正による顔の変化は、良い変化だけではありません。以下のような変化が起こる可能性があります。私の場合は明らかに頬がこけました。

  • 老け顔になる

  • ほうれい線が深くなる

  • 頬がこける

  • 人中(鼻と唇の間にある溝)が伸びる  など

【対策】
 最善の対策ではないかもしれませんが、顔の筋力の衰えも原因の1つのようなので、よく噛んで食べる、表情筋を使うなどを意識しています。


7 まとめ

 歯列矯正2年間の経過をまとめてみました。
 痛みやメンテナンスの手間など大変なこともありましたが、歯列矯正を始めてよかったと心から思っています。矯正装置が外れたときの感動は、それまでの苦労を忘れさせてくれました。

 費用や期間などの懸案事項もあるため、気軽に始められるものではありませんが、歯列矯正を始めるか悩んでいる方にとって、この記事が少しでもお役に立てることを祈っています。
 また、現在歯列矯正中の皆さま、同じ矯正仲間として、陰ながら応援しています!



【参考にしたHP】
・公益社団法人 日本矯正歯科学会(https://www.jos.gr.jp/)

・インビザライン・ジャパン株式会社(https://www.invisalign.co.jp/)

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