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「夫婦」について、記事にするということ。
この一年、珈琲次郎さん主催の企画「仲良し夫婦サークル」に、いくつも記事を投稿してきた。
「仲良し夫婦サークル」は、ひとつの「テーマ」をもとに皆さんが記事を書いて、それを読み合う場だ。
珈琲次郎さんが、頻度や方法をくふうされ、今は半月に一回のペースで「テーマ」が出される。
今回のテーマは、「一年の終わり」。
パートナーに関する思い出でも、年末の話でも何でもOKとのことだったのだが、あまり「夫婦のの年末」にふさわしいエピソードも思いつかなかった。
そこで、「仲良し夫婦サークル」について、ふりかえることにした。
一年の終わりに、企画への感謝を伝えたい。
◇◇◇
今回のテーマで、36回目となる「仲良し夫婦サークル」。
わたしが参加できたのは、おそらく17個か18個ほどだ。
全部参加してみたい気持ちはあったのだけど、期日までに記事を思いつかなかったり、タイミングを逃したりして、ゆるゆると参加させてもらう形となった。
どれも、書いたあとにはたくさんの「スキ」や「コメント」をいただき、感謝と驚きでいっぱいだ。
珈琲次郎さんの人脈の広さ、そして、あらためて企画の良さを痛感した。
私が考える、「仲良し夫婦サークルって良いなあ」と思うところ。
それは、「”夫婦”という、外から見えにくい世界」を覗かせてもらえるところだ。
たとえば、過去テーマ「夫婦のスキンシップ」。
わたしは面と向かって誰かに、「ねえねえ、旦那さんとどんなスキンシップが好きなの?」とは聞いたことはない。
聞けないよ。
恥ずかしいし、何かよくないことを聞いたら、気まずいし。
「あなたはどうなの?」と聞き返されても困る。
目の前の人の顔と、パートナーの顔を思い浮かべながらスキンシップの詳細を聞くのも、申し訳ないが、抵抗感がある。
その点、記事なら程よい距離がある。
文章になって受け取ることで、「へえ、そんな感じなんだ!」と素直に感じることができる。
不用意な想像もしないし、不必要な比較もしなくてすむ。
たとえ対面では聞きづらくても、「夫婦」のことは、やはり気になるのだ。
「もしかして、うちだけ?」と不安になることも、参加しておられる方の記事を読めば、「なあんだ!うちだけじゃなかったんだ!」と安心できる。
あるいは逆の場合もあって、「どの夫婦も、こんな感じなんでしょ」と思っていたことが、記事を読むことでくつがえる時だってある。
見えないからこそ、常識だとおもって、疑っていなかったこと。
見えないからこそ、つい閉じこもって、不安になっていたこと。
「夫婦」の悩みや気になることを、あくまで明るくポジティブな雰囲気で、解決するきっかけをくれる。
それが、わたしのおもう「仲良し夫婦サークル」の魅力だ。
(珈琲次郎さんの意図は、違うかもしれない。あくまで、わたしの感じる良さだとおもって聞いてください。)
それに、何より。
「夫婦」のことを書くとなると、夫のことを考えずにはいられない。
夫との思い出をふりかえったり、夫といつもはしないような会話をしたり、夫への感謝をあらためて感じたりする。
そして、そのことを書く。
言葉に、文章に、カタチにする。
すると、なんだか書く前よりも、書いた後の方が「夫のことが好き」だとおもえる。
夫とのつながりを一層感じるようになる。
「ああやっぱり、夫といっしょになれてよかったなあ」と心底思う。
それが、嬉しい。
企画に参加していなければ、「夫婦」のことを書くことはなかった。
ひとりでは思いつかなかったような、斬新で楽しい「テーマ」にも助けられている。
この企画は、夫のことをより好きにさせてくれた。
だから、参加してほんとうに良かった。
珈琲次郎さんには、つくづく感謝です。
◇◇◇
最後に、書いてきた記事をいくつかふりかえって、「一年の終わり」としたい。
・いちばん読んでいただいた記事
「仲良し夫婦サークル」に投稿した記事の中で、いちばん読んでいただいた記事は、こちら。
「パートナーとの愛が冷めたら?」がテーマ。
たしかに、「愛」は冷めた。
そこから、どんな関係を目指していくのか考えるきっかけになったのが、この記事とテーマだった。
記事の中では、一田憲子さんのブログからヒントをもらっている。
おなじ悩みを感じたことのある方は、ぜひ読んでみてほしい。
愛が冷めたあとの夫婦のあり方は、「応援団」だという。
夫婦として、おなじ価値観でなくても、おなじ方を向いていなくてもいい。
ひとつ屋根のしたに、ふたつの価値観が並んでいていい。
夫婦には、それぞれのやりたいことがあって、考え方がある。
夫婦だからと言って、すべてを分かり合えなくてもいい。
・いちばんがんばって書いた記事
わたし的に、いちばん力を入れて書いた記事は、こちら。
「パートナーの愛を感じる瞬間」というテーマ。
なぜ、力を入れたのかというと、このテーマにぴったりの著書を知っていたから。
ゲーリー・チャップマン著、『愛を伝える5つの方法』という本だ。
しかし、「うまく書けなかった・・・!」という悔しさも残っている。
分厚い本をうまくまとめきれず、努力にそぐわない読みづらい記事になってしまった。
パートナーに愛を伝える方法には、5種類あるという話なのだが。
もし興味があれば、ぜひ本を読んでください。
・書くのがいちばん楽しかった記事
これは、いつもの企画テーマとは少し違っていて、珈琲次郎さんがパートナーに聞いてみてほしい「7つの質問」を提示してくださったものだ。
その7つの質問を夫に投げたときの会話を、そのまま記事にした。
食卓で夕飯を食べながら、くだらない会話を繰り広げた記憶。
長男もウケていて、ハッピーな時間だった。
そんな思わぬ「幸せ」をくれる企画。
やっぱり、感謝しかないのである。
◇◇◇
以上、「仲良し夫婦サークル」のふりかえり。
企画テーマ「一年の終わり」の指す「年末の思い出をふりかえる」という意味では、すこし趣旨が違ったかもしれない。
でも、一年の終わりだからこそ、わたしは「仲良し夫婦サークル」に感謝したかった。
夫婦のことを書くきっかけをくださったこと。
楽しいテーマで、さまざまな「夫婦」を知ることができたこと。
夫のことを「好きだ」と再確認させてくださったこと。
「仲良し夫婦サークル」と、珈琲次郎さん。
記事を読んでくださった皆さん。
ほんとうにありがとうございました。
もし、企画が続くようでしたら、来年も楽しみにしています。
企画参加のみなさま、良い年末年始を。
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