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ディズニープリンセス、マイノリティ、作りたい女と食べたい女、アロマンティック、アセクシャル、虎に翼

ラプンツェルでは消化不良、描ききれなかったものテーマがアナ雪へと受け継がれた。
魔法、それを持った人の感情、感覚。魔法の取り扱い方、魔法の力を持って生まれた女の子の人生。
ディズニーアニメ、プリンセスを主人公にしたディズニーアニメは王子と結ばれてハッピーエンドというエンディングでいいのか、と。恋愛で結婚で、全てうまく行って、めでたしめでたし?
子供達に女の子達に夢や明るい気持ちになるエンターテイメントを提供するはずが、現実や今の価値観とかけ離れた、過去の価値観を描いてないか?と。

魔法というのはその人の個性、能力、何かしらその人を形づくるもの。

それがある事でその人がもっと自分らしくなり、それを深めたり、伸ばしたり、その能力で人と人を繋げたり、自分も誰かと繋がったり、喜びや幸せを感じたり、逆に悲しみや不幸の元になったり。

マジョリティはあっさりマイノリティを差別する。悪意を向けられるのもひどいけど、無意識にやるやつがひどい。
マイノリティが自分について伝えようとしても、その人が何を言っているのか、何を言おうとしてるのか、意識を向けなかった、向けてこなかった事に対してとんちんかんになる。知らなかったこと、すぐに理解できないことがあるのは仕方ない。だけど「普通は」とか「みんなは」と話してマジョリティの価値観、マジョリティのあり方を押し付けるのはマイノリティにとって苦痛だ。

「恋せぬふたり」というドラマで、カズ君という人物が登場する。
最初はアロマアセクについて何も知らなくて、同居生活をする主人公たちを恋愛感情がある二人としか捉えられない。
だけど本を読んだりして学んで理解しようとしてくれた。
そういう人ばかりだったら本当にいいけど、しかし現実はそんな事ばかりじゃない。

私がアロマンティックという言葉を知ったのは2011年だったと思う。
お邪魔していたブログのコメント欄に、アロマンティックの方がコメントを入れていて、
ブログを書かれていた方は自分のブログの記事がヘテロの事だけしか考えていなかったと、その後ヘテロ以外のセクシャリティに配慮した文章を付け加えていた。
私は初めてアロマンティックという言葉を知って「それは恋愛モードに入ってないという事ではないの?」という事がそのとき思ったことだった。その言葉を聞いたことがなかった第一印象はそうだった。

その後、ドキュメンタリーでアロマンティックやアセクシャルを取り上げた番組を見た。
取材を受けた方はAVを見て「寒そう」と言った。
性的なものを見たとき、興味を持つか、拒絶したくなるか、どっちかだと思う、方向が。でも取材を受けた彼の感想はどちらでもない。
これがアセクシャルの人の感覚なのか、そうか、、と。それを聞いて「恋愛モードに入ってないだけなんじゃ?」という捉え方ではなくなった。

「恋せぬふたり」でこの言葉はかなり世に広まったと思う。ドラマはドキュメンタリーよりその概念を知ってもらう可能性は高い。

フジテレビはめちゃくちゃだ。
「恋なんて、本気でやってどうするの?」というドラマがあった。

最終回で香椎由宇ちゃん演じるネイルサロンの経営者は「私アセクシャルなんだよね」と突然言う。どういうこと??

それまでの描写で「この人はもしかしてそうなのかな。。?」と思わせる描写なんて一切なかった。はやり言葉だから使ってみたというふうにしか受け取れない。バカにしてるあまりにも。
流行してるからなるものではない。そういうセクシャリティの方は昔からずっといたけどその概念が世の中に広まってなくて、だから無理に恋愛しようとしたり、恋したいと思わない私は僕は変なのかな、、って考え込んでしまったり。

「作りたい女との食べたい女」でも、ともさかりえちゃん演じるレズビアンでアセクシャルの女性が学生のとき付き合ってた女の子に
「なんで私に触れてくれないの?私のこと嫌いなの??」と泣かれてしまって、
でも付き合ってる子に自分はアセクシャルだと伝える事、理解してもらうことができず別れたというエピソードがあった。

その言葉を概念を知っていたなら、自分はこういうセクシャリティの人なんだ、あなたのことが嫌だから触れないわけじゃないんだ、って分かってもらえたかもしれないのに概念が広まっていないと知らないとこういうことが起こってしまう。

。。。ということを一切無視して流行り言葉のように使うこんな脚本家、ドラマは嫌いだ。勉強して?
っていうか、男っぽいキャラクターだからアセクシャルっていうのもめちゃくちゃ偏見。取ってつけたような男っぽい言葉遣いだったし?
男っぽいから恋愛しない、恋愛するのは女の子らしい子って考えてるのが透けて偏見に満ち溢れてるね💛💛
このドラマの脚本家、女性なんだよね、、なんだかもう。。

フジテレビはこれ以外にも最悪なことをした。ホストの収入を褒めそやすみたいなことをした。りりちゃん報道のあと、ほんの最近。
その金額をホストに払うために客が何をしてるのか、もうみんな知っていることだ、なのに、はしゃいだホストの映像と稼いだ額をテロップにする。なんなの??

。。ディズニーの長編アニメについて書くつもりだったのに違くなった😛😛

「虎に翼」にも、もやもやした。
虎つばの脚本は「恋せぬふたり」も書いた脚本家、吉田恵里香さん。

「虎に翼」で優三さんの気持ちに心が動いたトラちゃん、その後、優三さんの布団にころころ転がってくシーン。
そんなことある??この時代の女性が自分から??恋愛感情が動いたその日に??
んなわけない。
虎ちゃん含めこの時代の女性は恋愛も性体験もない状態で結婚する人がほとんどだったと思う。そういう人がこんなことしない。

アロマアセクの二人を主人公のドラマを執筆したのに、恋愛感情持った=セックスしたいじゃないのに雑。。。
優三さんの肩にこてんとしたシーンの後は、妊娠したトラにちゃんの姿が映ればそれで充分なのに。なんでよ。


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