父の話

僕は結構タバコを嫌いなんですよ。
今回はその話です。

色々ありまして近頃父親という存在を意識することが多いです。
そこでネックになるのは松浦虎太郎には父親がいないということです。
正直物心ついた瞬間からいなかったので別にそこにコンプレックスみたいなものは少ないとは自分で思ってるんですけどね。

僕は母方の祖父母と母と姉に囲まれて育ちました。
祖父母はとても優しく深く愛情を注いでくれていると感じています。でも祖父母は父親じゃないし、それは母も姉ももちろんそうです。

僕の父は韓国と日本のハーフでした。
そのため父と会う時は
(なんか知らんオッサンとちょくちょく会わされるし、なんか馴れ馴れしいなと思ってたら、そのオッサンが父親でした。)
父の親戚、つまり韓国人のコミュニティと会うことになります。
やっぱり言語が違うってコミュニケーションの壁としてはデカくて、それはいつでもそうだとは思うんですけど小さい頃の僕はいつも怖かったのです。
そんで怖いなぁと思いながら生きて、その後そのコミュニティがすごく嫌になって会いに行くのをやめて、そのまま今まで父と会ってないってくらい合流がないんですよ。

そんで僕はあんまり父のことが好きではないんです。割と嫌い寄りに。

なんですけど。
そんな父が僕に影響を及ぼしていることが1つだけあって。その1つっていうのはタバコなんですね。

父親が結構タバコ吸ってたんですよ。
姉が生まれた時に禁煙して、僕が生まれた時に再度吸い始めるぐらい。そういうところが嫌いなんですけど。
それでね、僕多分タバコ好きなんですよ。匂いとか結構いいなって思うし。
でも父が吸ってたんですよ。
つまんねぇ話をしながら。

なんかあの人との自分のつながりを意識したく無くて普段は忘れられてるんですけど、
今みたいに父親を意識したりしてる時にタバコを吸っている人を見ると嫌な感情が生まれてきて。今度はそのタバコ吸っている人とその嫌な感情がつながっちゃうような気がして。

だから僕にとって父親ってのは嫌な感情を
呼び起こす存在なんですよ。


でもなんかこのnoteを書いている中で思い出したことがあって。
多分焼肉屋の帰りやったんかな?
おぼろげな記憶ですけど。
その記憶の中で僕は父親におんぶされてるんですよ。それでね、途中で起きるんですけど、もっとおんぶしてもらいたいから寝てるフリをしてるんです。ビックチョコバー食べたいなって思いながら。
 
なんか勝手に安心しました。
最初から嫌いじゃなかったんだなって。


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