#004_「社長はちっとも偉くない」と50代でやっと気づいたスットコドッコイな自分
「この唐変木! おたんこナス! 田吾作! スットコドッコイ!」
自分に言ってやりましたよ。
なんでかって、やっと気がついたからです。
社長なんて、これっぽっちも偉くなんかない
とわかったんです。
52歳の誕生日まで一ヶ月を切った、ある日に。
私はこれまで6社で働きました。
その中で疑うことなく思っていたのが
「どんな零細企業だろうが社長は偉い人」
ということでした。
社長の言うことには、無条件で従うのが会社員だと思っていたので
今考えれば、理不尽極まりない、頭が悪すぎる命令でも
素直に従順に従っていました。
自分に給料を、お金をくれる人だから、
この人に逆らうなんてあり得なかったんでしょう。
疑うことを喜んで放棄したかのように
ナチュラルに社長の飼い犬になっていました。
どの会社でも、です。
で、52歳が目前に迫ったある日、
突然長い注射針が脳天から射し込まれたように
気づいたのです。
「こいつはただのガキでバカ」だと。
その瞬間、会社の役職者すべてが
頭の悪い太鼓持ち、能無しの腰巾着に見え、
社長が金色と言ったら、う⚫️こ色も金色だと言う輩だとわかり、
そこに同じ会社員として存在する自分が
掃き溜めにどっぷり浸かっていると気づいたのです。
社長と名乗る奴らに、おおむね偉い人はいない。
それがわかると会社員をしていることが
合法的に悪事を働いているような気がして、
通勤できなくなりました。
世の中的には、これをメンタルがやられたヤツ=社会不適合者として、
自分たちの足元すら見ずに、切り捨てるだけだと思います。
でもね。
社長と名乗る人に、本当の人格者はほぼいないと思って間違いないし、
そう思って構えないと、こちらが非常識だとすら思われてしまう。
これ、完全におかしい。
単に「人に使われるのは嫌だから、人を使う側になりたい」とか
「資本主義社会で成功するには経営者にならないとダメ」とか言う理由だけで
社長になっている人があまりにも多い気がします。
でも、50代になるまで会社という組織にしがみついていた自分が
現実には存在していて、
会社の中で評価されることにガムシャラになっていた自分がいるわけで。
今の日本では会社とかの組織に所属していない人は
アウトローで、脱落者だと認識されているわけで、
自分もちょっと前までは、そっち側で偉そうにあぐらをかいていたわけで。
フリーで働こうとしている自分に、
自分でその洗礼を受けさせようとしている図は
なんとも言えない心持ちで。。。。。
というのも、今日は会社員をしていれば
ボーナスが支給される日で、
それがもらえない現状に無性に腹が立っているからです。
間違っていようが、頭がおかしかろうが
毎月給料を払ってくれ、ボーナスまでくれる人に
媚びへつらって、不条理を受け入れる方が楽なのかもしれないと
つい考えてしまいますが、
そんなスットコドッコイ社長についていくのが
自分の人生でいいのかと自問自答すると
答えは瞬時に出て来ました。
あーあ、なんか嫌なこといっぱい書いちゃった。
でも、これはこれで正直な気持ちだから仕方がないのです。
「社長って全然偉くなんかないじゃないか」
「だから、自分の人生にとって必要じゃなければ捨てればいい」と
やっと気づいた気持ちは書き留めておきたくなり。。。
でもこれも負け犬の遠吠えとしか
思わないんだろうな。あの社長は。