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5年ぶりの韓国旅行の感想(良いことも、イマイチなことも)

こんにちは。台湾で駐在妻をしているぽんです。
台湾へ来てから日本以外で初めて海外旅行へ行きました。
行き先は韓国!!
今回は夫と2人で5泊6日で行きました。

私は韓国好きで、コロナ前までは毎年一人旅で約1週間行き、その他友達とライブ旅行もしていたので、多い時は年に4回くらい渡韓していました。

久しぶりに韓国へ行ける。。。!!
すごく楽しみな反面、台湾へ来てからは中国語の勉強を始めて韓国語の勉強を全くしていなかったので、韓国語が出てくるか少し不安でした。
Netflixで韓国ドラマを沢山見て耳を慣らしつつ、いざ出発!


1.韓国は観光客がものすごく増えていた

今回は明洞にある”スカイパークセントラル明洞”へ宿泊。
以前からよく利用していて、このホテルは立地が良くて本当に便利。
2号線の乙支路入口駅から歩いてすぐ、4号線の明洞駅からも歩けるので、どこへ行くにも便利。飲食店やお土産屋さん、デパートも徒歩圏内に沢山あるので気に入っている。
明洞は人、人、人!!夜は特にお祭りのように人が多かった。
日本人観光客も多く、欧米人も多く見かけた。

2.言葉が通じるのはやはり楽しい

最初は韓国語でありがとうという意味の「カムサハムニダ」を言いたいのに中国語の「謝謝(シエシエ)」がうっかり出てきてしまう!
言いたいことが中国語に邪魔される!
何度かミスを重ねたけど、2日目くらいから徐々に韓国語が戻ってきました。
中国語では全然話せなくてもどかしい思いをしているので、ここぞとばかりに久しぶりの韓国語でたくさん話しかけました。

3.韓国のアジョシ(おじさん)は最高

韓国語で、おじさんのことをアジョシと言います。
広蔵市場という市場へ行き、この市場で有名な生きたタコの刺身やユッケが食べられるお店に入って何を食べようかメニューを見ながら、ふと隣の席でソジュ(焼酎)とおかずを食べていた50代後半から60代くらいのアジョシ(おじさん)2人組に話しかけてみました。
「何を食べてるんですか?このお店のおススメはなんですか?」と韓国語で聞いてみたら、食べているものを教えてくれた。

アジョシ1:「どこから来たの?」

私:日本から来ました。でも今は台湾に住んでるので台湾から来ました。

アジョシ1:日本には10回くらい言ったことがあるよ。北海道、仙台、東京、大阪、名古屋とか。

アジョシ2:僕も4回行ったことがあるよ。沖縄とか福岡にも行ったよ。

私:日本がお好きなんですね!

アジョシ1:食べ物が美味しいからね!どれくらい韓国にいるの?

私:1週間くらいです。

アジョシ1:いつ帰るの?

私:今週の土曜日です。

などとアジョシは気を遣ってくれて英語も交えながら話してくれた。

注文するときにマッコリを頼もうとしていた私に、お店の人が勧めたマッコリは高いから普通のマッコリにしなよとアドバイスをくれました。
しばらく自分たちの会話に戻り、アジョシがセルカで2人で写真を撮っていたので、私が「写真お撮りしましょうか?」と聞いたら「いやいや、この人セルカ上手いから大丈夫」と言われ、一緒に撮ろうと4人でセルカで撮ってくれたりしました。
その後しばらく経ってから、

アジョシ1:もし時間があれば、金曜日の夜に美味しいものを御馳走するのでどうですか?

私:(!?びっくりして)なぜですか!?(と思わず答える。)

アジョシ:(笑いながら)인연이니까(縁だから)

すごく素敵な言葉を使うんだなと胸がキュンとなりました。
こういっては何ですが、外見は普通のおじさんがどうしてこんな素敵な言葉をサラリと言えるのでしょうか。かっこいい。

結局金曜日に台湾へ帰るのに勘違いしていたため、アジョシともう一度会うことはできなかったのですが、あたたかい言葉を貰って本当に嬉しかったです。

韓国のアジョシはあたたかい人が多いと思います。
私が地下鉄で重いスーツケースを持ってる時、エレベーターがなくて階段を見て途方に暮れている時に「アイゴー」と言いながらひょいっと私のスーツケースを軽々と持って運んでくれアジョシ。

韓国語がまだあまり話せなかった頃、間違って反対方向の地下鉄に乗ってしまい、反対側のホームへ行きたいけど改札から出られなく駅員さんもいなくて困っていたら、後ろからさっと駅員さんと通話できるインターホンをを鳴らして観光客が間違えちゃったみたいと伝えてくれて柵を開けてくれたアジョシ。

電車で座っていて、向かい側に座って紙袋に入った沢山の新聞を読んでいたアジョシは、読み終わった新聞を次々と自分の上の網棚にポーンと投げて乗せているのを見て、思わず笑ってしまった私に流暢な日本語で話しかけてくれて、自分の身の上を話してくれたアジョシ。

日本のおじさんはこんな気さくに人に、しかも外国人に接することができるでしょうか?
そんな人を、私はまだ見かけたことはありません。
私もこんな風に、オープンマインドで気さくに声を掛けられる人になりたいです。

生きてるタコとユッケのセット
大賑わいの広蔵市場

4.9月下旬の韓国の気候は最高

ちょうど旅行をした9月末は毎日快晴、最低気温は約15℃、最高気温は約26℃、湿度が低くサラリとしていて、太陽が出ている昼間は半そでか長袖Tシャツ1枚でちょうど良い気候。
まだまだ30℃以上ある高温多湿の台湾から行った私にとっては、まさに天国でした。
やはり気候は大事。私は韓国の秋が心底好きだと思いました。

快晴の清渓川

5.観光客が多すぎるお店はイマイチ

人気があるお店は、やはり日本人観光客も多い。
久しぶりに明洞餃子へ行ってみたら、夜の18時半くらいでそこまで混んでいなかったにも関わらず、2階へ階段を上がった瞬間、まだ席についてもいないのに何を食べるのかを聞かれ、壁に貼られたメニューを見て、カルグクス(うどん)を頼み、その場で支払い、2人席の前に既にお客さんがいるその人の前に案内されました。(一応テーブルの真ん中にはパーテーションがある)
流れ作業のようにすぐにカルグクスが来て、5年ぶりに食べてみるとスープがぬるく、うどんが伸びている。明らかに少し時間が経っていて美味しくない。
ものすごく残念でした。もう行かないかな。

聖水という人気な街でカルグクスを食べに行ったとき、15分くらい外で待ってもうすぐだから店の中に入れと言うメッセージメールが届いたので中に入ったけど、案内係の人がまだ外だと言うのでメールを見せると、中で待てと言いわれ、なんだかな。。という気持ちだった。
顔は笑顔を作ってても、忙しすぎて気持ちがこもってない接客が全体的に増えたなという印象でした。
チェーン店になると仕方がないのかもしれないけど、若い店員さんにそういう傾向が多いような気がしました。
やはり個人店のアジョシやアジュンマ(おばさん)が、カラリとした笑顔で元気よくやってるお店が好きです。

大きな器のカルグクス!

6.トレンドが変わった

韓国へ行けなかった5年の間に、韓国のトレンドはすっかり変わりました。
トレンドのスポットも、モノも、音楽も。
めまぐるしく変わる韓国。
すごく好きだけど、もしこの国で生活をしていたら、変化について行くのはきっと大変なんだろうなと感じました。
韓国のトレンドだけでなく、ポケットWi-FiではなくeSIMが便利だということや、免税のやり方が簡単になっていたり旅行の常識が新しくなっていました。
コロナ以降、情報不足で全然ついて行けてなかったので、新しく知ったことが多くて勉強になりました。

7.慣れてない人と行くと新鮮

夫は韓国へ行くのは初めてだったので、今回は夫の希望を聞きつつ、色々と案内しました。
彼を見ていると、食べたことのないものを見てビックリしたり、躊躇したり、喜んだりする反応がとても興味深く、私もこうだったなーと懐かしく思ったり。楽しんでくれている姿が嬉しかったです。
また、普段は行かない南大門へ行って夫が前から欲しがっていた老眼鏡をたったの10分で作ってもらったり、私もほしかった韓国のスプーンを破格で買えて楽しかったです。

8.あんなに買い物が好きだったのに

韓国旅行をすると、帰りの荷物はいつも23㎏ギリギリか少しオーバー、重い手荷物と段ボールで帰ったこともあります。
韓国コスメやバッグや洋服などとにかくお土産が多かったのです。
今回自分が買ったものは、ルルレモンのヨガパンツ(免税で買えて嬉しい)、シルバーのボールチェーンネックレス、オニキスのブレスレット、シャツ、コットン素材の上下セット、皮のポシェット、CICAクリームと化粧水、スプーンを買ったのみ。
パッと気に入ったもの以外で、少し迷うものは買いませんでした。
昔は何であんなに買っていたんだろう笑
ミニマリストになりたい思考が、自分の中で定着してきたのかもしれません。

気に入ったものが同じで、たまたまお揃いのオニキスのブレスレット

9.まとめ

韓国旅行があまりに楽しくて、大げさだけど久しぶりに「生きてる。。。!!」という感覚がよみがえりました。
全然帰りたくなかったです。
もし韓国へ夫が駐在してくれていたら、私は間違えなく大喜びだったと思います。
大学の語学堂で勉強して、行きたいところへ沢山旅行して、韓国料理を毎日食べて、韓国料理も作れるようになりたい。。とやりたいことは盛り沢山。

しかしまた台湾に戻ってきてしまいました。
台湾にある韓国料理はあまり美味しくありません。
毎日とても暑いです。
一番仲が良かった友達が、先月とうとう本帰国してしまいました。
また一人、現実と向き合う日々です。
これから友達が次々と日本から台湾へ遊びに来るので、それを楽しみになんとか耐えなくては。

今度はタイやベトナムへ行きたいな。
旅行はやはり楽しいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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