自信をなくしたり取り戻したりして歩んだ4年間
あと10日ほどで2023年が終わる。
一瞬だったようで、今年の春のことを何年か前に思えるほど長く感じた。
それは、大学最後の年ということや就職活動にたくさん悩んだからだろう。
高校を卒業し、浪人期間を経て入学した大学。
浪人期間やりたかったことやって、楽しもうと意気込んでいる矢先、コロナが流行りだした。
友達もバイトも恋愛も楽しむどころか、生活するのがやっとというほどに、課題と一人暮らしをこなすのが大変だった。
ただ、父親と交わした公約として、「この4年間はたくさん勉強して、自分がやりたいことを見つける」がこの4年間のミッションだった。
これは父親との約束というより、一方的な私の決意表明みたいなものだった。
このミッションを達成するべく、興味があることを手当り次第にかじった。
自分の進路を決めるにあたって、親や学校の言うことを納得できずに従うことができない、自分で突き進むタイプだ。
今まではそれでよかったのだけど、就活ではそう簡単にはいかなかった。
というのも、今までは進学するための手段として「勉強」を使っていたが、就活では「今までやってきたこと」「コミュニケーション力」「学歴」など、色んな兵器が必要になる。
私がそう感じているだけかもしれないが、
説明会→書類選考→筆記試験→一次面接
→二次面接
と進むような一般的な選考をするには、そういう兵器が必要なのだろうと感じる。
私にはその兵器を持ち合わせてはいても、それを上手く伝える力がなかった。
そして、この会社の創設者でもないのに、なんで嘘の志望動機を言わないといけないのだろうという気持ちが顔に出てしまう。
内定をはやくもらうことが目標になってしまっては、就活の本質を見失ってしまうと心では分かっていても、周りが早々と就活を終わらせて遊んでいるのを見るのはなんとも屈辱だった。
また出遅れてる。そう感じることが多かった。
せーのでみんなで同じ進度で進んでいくのが、小さいころから苦手だった。
だから、ちょっと苦しくなったり納得できないと立ち止まり、持ち直してまた進みだすころにはみんな随分先にいる。
そんな感覚を何度も味わった。
でも、みんなと同じ進度で、同じモチベーションで進むことが重要ではなく、自分が本当に納得いく選択をしたかが、今後の人生の幸福度に大きく影響するということをこの4年間で知った。
これからはもっと妥協できないことばかりだと思うけど、私は私の人生なので、妥協したりはできない。
これは短所ではなく、自分にしかない強みなんだと突き通していこう。
苦手なコミュニケーションをとりながら。