にわでおやつ。酒井淳子展。上野 櫻木画廊にて。
お彼岸の三連休、2日目。
酒井淳子さんの個展へ行ってまいりました。
11時過ぎ、そっと画廊へ足を踏み入れる。
誰もいない。
なぜか、そろり、そろりと、忍び足、、。
正面のこの二枚に、まず、目を奪われました。
あまい すっぱい つめたい
それが、この絵の題名。
鮮やかさに、癒される。
写真にすると、ちょっと違ってしまうなぁ。
本物は、もっと、みずみずしいの。
言葉も違うなぁ。
やっぱり、絵を言葉にしてはいけないかな。
レモンチーズケーキ
上の方にあるの棒アイスかな〜。美味しそう。
お鼻もぴくぴく、目を閉じて、、。
なんだか、いい匂いもしてきそう。
くもをうるみせ
題名が素敵すぎます。
くんくんしている犬さんが愛おしすぎて、最初、ピンクのたてがみのお馬さんが、全然目に入っていませんでした。
いったん見えると、水玉模様の眼力のあるお馬さんが、見えなくなることなんてないのにな、、。
ふしぎ。
このお馬さんを見ていたら、子供の頃読んだ、「エルマーとりゅう」を思い出しました。
それで、そうか、、と思い至ったのが、私が酒井さん絵を、ずっと、にまにまして、観つづけてしまう、その理由。
子供の頃、物語を読んで、その世界に自分も入って、いたように、酒井さんの絵を観て、それぞれの絵の世界に、自分を入り込ませていたんですね。
描かれているものから、描かれていない部分も空想し、付けられた題名と、自分の妄想との、すり合わせをしてみたり、発展させてみたり、一緒にテーブルかこんで、おやつを食べて、おしゃべりして、遊んで、、。
ありがとうございました。
心がほかほかと、幸せでいっぱいになりました。