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組織の暗黙の了解:反対意思は行動で示そう #23
先日、職場に突発的な繁忙期が到来し、多くの社員が土日も出勤しなければならない事態になりました。
土日は平日よりも長時間働き、無事に日曜の夜には大方業務は落ち着くことができたのですが、僕を含めて同僚たちは長時間労働かつ睡眠不足で疲労困憊。
しかし、翌日の月曜に休暇を取得した人は殆どいませんでした。
(ちなみに、僕は休暇を取得しました。)
緊急性の高い仕事を持っている人であれば仕方ないですが、それ以外の人たちも、週末の疲労を抱えながら出勤していたのです。
このことについて、思ったことを書き残します。
苦しみを分かち合うことが暗黙の了解?
僕の職場では、稀にこのような繁忙期が訪れることがあるのですが、繁忙期後に体力回復のため休暇を取得すると、
「休んだ奴はみんなが苦しさに耐えているのに楽をしている。」
と主に年配の社員から捉えられてしまうという噂があり、休暇は取得しないという暗黙の了解があります。
僕はその価値観に疑問を持っており、何故回避出来る(順番に休暇を取るなどして軽減出来るはずの)苦しみを、職場で分かち合わなくてはいけないのか、疑問を感じていました。
逆らってみたら、むしろ好意的な反応を受けた
これまで突発的な繁忙期が生じた時は、僕も職場の暗黙の了解にならい、疲労に耐えながら月曜出社していましたが、今回改めて自分の本心ではどう行動したいかと考えたところ、休暇を取得するべきだとの結論に至りました。
組織のパフォーマンスを高めるためには、睡眠不足かつ疲労困憊の社員が翌日に出社するよりも、休暇を取得しリフレッシュした上で、社員が仕事に臨んだ方が、組織全体のパフォーマンスは上がると考えたからです。
そのため、僕は休暇を取得し、その後心身共に回復した状態で仕事に戻ることができました。
取得したことで、上司や同僚からは驚かれましたが、後で何か職場で嫌味を言われることもありませんでした。
(一部の人からは内心思われているかもしれませんが。)
むしろ、僕が休暇を取得したことで、同僚からは、「取得したら駄目かと思っていたけど、取った方が効率的に決まってるよね。次回は自分も調整して休暇を取っていきたい。」と言われました。
上司からも、取得の意思を示した際は、「本音を言うと、効率性などを考えたら絶対にそう(休暇を取得)した方が良いよな。」と言われました。
このように、暗黙の了解に逆らってみたら、むしろ好意的な反応を受けたのです。
てっきり、批判を受けることの方が多いかもしれないなと思いつつ行動してみたのですが、これは意外でした。
行動には移せずとも、同じように改善したいという気持ちを持った人たちは周りにも一定数いたのです。
改善するには、行動に移して疑問を投げかける
今回のように、暗黙の了解に従っているけれども、本心では了解していないというものは、組織に所属していると、時々あると思います。
ただ、個人がそれぞれで不満を抱いていても、行動に移して疑問を投げかけない限り、問題は改善に向かいにくいのだなと感じます。
僕の会社でも、長らくこの慣習が続いてしまっている現状を見ても、なかなか暗黙の了解を変えるというのは、困難な作業なのだと感じます。
ただ、思っているだけで行動しなければ、現状が変わることはないのだろうな、ということを今回の経験で実感しました。
今後も現状に疑問を感じることがあれば、勇気を持って行動に移していきたいなと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。