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再読のすすめ:昔買った本を再度読み直すときの新しい発見

過去の自分からの財産:貯本

お疲れ様です、木彫りマシンです。最近久しぶりに実家に入りまして、最近誰も入っていないであろう少し埃被った昔の自分の部屋の本棚に眠っている昔買った本を再び手に取ると、「どうしてもっと早くこれを読み直さなかったのだろう」と感じることがありまして。実家に帰る時にごくたまに読み返していたのですが、時を経て再読することで、新たな視点や深い洞察を得られるのはなぜでしょうか?

この記事では、昔買った本を再読する意義と、読書の質をさらに高めるための私が行っていることについてお話しします。



なぜ再読で新しい発見があるのか?

ちなみにですが時を経て再読することで、新たな視点や深い洞察を得られるのはなぜでしょうか?再読で新しい発見が得られる理由は、自分自身の「成長」と「変化」にあると自分は思います。経験や知識、価値観が豊かになり、時間を経過することで、同じ本の内容が全く違ったものに見えるのです。
例えば、10代の頃に読んだ哲学書やビジネス書は、「難解だ」と感じた部分が多かったかもしれません。しかし、社会経験を積んだ後に同じ本を読むと、書かれている内容が自然と腑に落ちたり、時には「これが人生にどう活かせるか」といった実践的な視点で読めるようになります。

さらに、初読では気づかなかった細かいニュアンスや伏線が目に飛び込んできます。特に物語や小説では、登場人物の心情や背景に目を向ける余裕が生まれ、より立体的な読書体験ができるのです。20代で買った時は役職とかに自分がついていたりしてその時は読み飛ばしていたところが今読むとなるほどと納得できたり捨てなくてよかったと思いますよね。


読書を深めるためのテクニック

再読でも初読でも、効率的かつ有意義に本を楽しむためにいくつかのテクニックがあります。以下では、特に効果的な方法を紹介します。


1. マーカーを使って線を引く

これはよくある本を読むときのテクニックですがやはり王道であると思います。重要な箇所や共感したフレーズにマーカーで線を引くのは、内容を記憶に留めるために非常に有効です。ただし、全てにマーカーを引いてしまうと、逆に情報が埋もれてしまいます。「自分にとって特に重要」と感じた部分だけに絞るのがポイントです。

そこで線を引く際には例として以下のルールを決めています

  • 主張や結論 → 赤色

  • 理由や具体例 → 青色

  • 気づきや共感した部分 → 緑色

カラーマーカーを使い分けることで、後から見直したときに情報が整理され、復習が簡単になります。自分はフリクションマーカーで線を引いています。フリクションペンは暑さで消えてしまいますが本棚がそんな日陰にあるので自分が引いたペンはまだ消えていないのでフリクションペンはおすすめです。フリクションペンを使う理由は下記で説明します。


2. メモを書き込む

本に直接メモを書くことに抵抗がある人もいるかもしれませんが、読書の内容を深く理解するためには非常に効果的な方法です。印象に残った箇所や疑問点、関連する自身の経験などを書き込むことで、内容を自分ごととして捉えられるようになります。誤字を記入してしまったり汚いなと思うことがあると思うのでその際にフリクションペンだと消せるのでおすすめです。ですがボールペンタイプのフリクションだと筆圧で残ってしまう可能性があるのでフリクションサインペンがおすすめです。

もしそれでも本に直接書き込むのが苦手な場合は、付箋を使うと良いと思います。特に色付きの付箋を使えば、ジャンルやテーマごとに分けて整理することも可能です。


3. 目的意識を持って読む

「この本から何を得たいのか」を事前に考えるだけで、読書の質が大きく向上します。例えば、ビジネス書を読む場合は「新しいスキルを学ぶ」「成功した人のマインドを知る」など具体的な目標を設定することで、読むべき箇所に集中できます。

再読の際にも、「初めて読んだときと自分はどう変わったか」を意識してみると良いでしょう。前回の読書メモと照らし合わせながら読むと、さらに多くの発見が得られます。自分は本の表紙と前書きの間に付箋で1回目20241120など日付と再読した回数を記入しています。


4. アウトプットする

読んだ内容をそのままにしておくのはもったいないです。というか読んだだけだとほとんど読後感の充実感でほぼ実践することなく終わってしまいます(すみませんこれはただの自分の体験に基づく話なので全然当てはまらないと思いますが…)気づいたことや学んだことをSNSやブログにまとめることで、自分の考えを整理できると思いますし、他人に説明するつもりで書くと、本の内容が頭の中でより深く定着します。

また、読んだ本について友人と話したり、ディスカッションするのもおすすめです。自分では気づかなかった視点を得られることが多いです。


5. 再読専用ノートを作る

本を読み返す際に、専用のノートを用意すると便利です。自分はノートには以下のことを書いています

  • 初読時に気づいたこと→手に取った時にこの本で覚えていることなど。

  • 再読で得られた新しい発見→改めて読んで自分に刺さった言葉など

  • 今後の行動や考えにどう活かせるか→自身に置き換えてネクストステップをどうするか?

ノートを書いて積み重ねていくことで、成長の軌跡を感じることができますし、どの本をどのように読んだか振り返る際にも役立ちます。Googleキープとかに残しておくのも手かもしれないですね。


再読で開かれる新しい可能性

本を再読することで得られる新しい発見は、過去の自分との対話のようなものだと思います。その本を何度も読み返すことで、その本の価値をさらに深く味わえるようになります。そして、読書体験を豊かにするためには、マーカーやメモといったツールを活用し、自分なりに読書術を磨くことが大切だと思います。

ぜひこの記事を読んでいただいた皆さんは次に本棚の前に立ったときは、久しく手に取っていない本を開いてみてください。その時は、昔の自分からの手紙を読み返すような感覚になるかもしれません。自分が調子悪い時には必要なものは見回してみると意外と近くにあるみたいな感覚でなんとなく読んでみようかなとそんな気になります。そして、その本を読んでどう感じたかを記録に残しておけば、未来の自分とのさらなる対話のきっかけにもなるでしょう。


ぜひ、この記事が参考になれば幸いです、ぜひ再読を行い、自分の新しい可能性を模索してみてはいかがでしょうか?
本日もお疲れ様でした。明日も素敵な1日をお過ごし下さい。

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木彫りmachine
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