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2024年10月のメッセージ

今月からエネルギーが変わります。
今まで滞っていたように感じていたことが「開く」という印象です。
開店と同時に人が押し寄せる人気店のように、”開く”ことにより動きが起こります。止まっていたことが急に動き出す感があり、焦ったり、びっくりしたりすることがあるでしょう。

しかしもっと大きな視野を持ってみると全体的な流れの総体は変わっていません。
一時的なな渋滞解消のようなものです。それに一喜一憂することなく、平然と過ごしていればいいです。
むしろ「開く」ことにより、あなたの前に可能性が広がりますので、それに気づき、その流れに乗っていく、そちらの方が大事です。

目先のことばかりみていると大きな流れが見えなくなります。
大きな流れを見ていると、目先の動きはあまり重要でなくなります。

「着眼対局、着手小局」という言葉があります。
大きな視野を持ちながら小さなところから着手する。
これを忘れないようにしたいです。

今は小さなところばかりを見ていると見誤りやすい時期です。
大きな意味で自分がどこに向かうのか? 社会、世界がどこに向かっているのか?
を見据えたうえで、日々の必要な行動を行いたいです。

まわりの人たちがどうしているか? メディアではなにを言っているか?
に気をとられていると、自分を見失いやすいです。
逆にそれらを遮断して、自分が本当につながっているところを深く瞑想していく方が道が見えてくるでしょう。

多くの人が今、行き先不透明で混沌としています。
世の中がどうなるのか? 自分の行く末は? と不安になっています。
が、それに巻き込まれることなく、自分に忠実、誠実であってください。自分に忠実、誠実であるということは、自分の本当の役割を知り、それに生きるということです。そのためには自分の深掘りが必要です。

ここで多くの人が内省的自我を深掘りしていきます。それもある程度大事ですけど、それは自分の感情処理やエゴ満足になってしまうことがよくあります。

本当に自分の役割を知りたいのであれば、今の自分を手放す必要があります。そうなって見えてくることのなかにあなたがなすべきことがあります。今までと同じ生活、同じ自分でいる限り、それは見えてきません。

そういう意味では、今月は「開く」がキーワードですから良い機会と言えます。何かが”開いた”ら、思い切ってそれに飛び込んでみてください。
チャンスと見えることもあれば、ピンチと見えることもあるでしょう。現状が変わりそうな出来事が起これば、そのチャンスと見て行動していきましょう。

では、楽しい10月をお過ごしください。

「和音」2024.10.1


追記

自分の役割...
最初は「役割」ではなく「使命」という言葉を使いました。「こういう言い回しをするのか...」と書きながら少し違和感を感じました。

「使命」という言葉を使うと限定的に「私はこれをするために生まれてきた」となりそうなので、それは避けたいなあと思い、「役割」と書き換えました。「役割」の方がすんなり受け止められます。

その役割においてできることはいろいろあります。そしてその役割はたいていあなたがすでにやっていることのなかにある場合が多いです。気づかずにやっていることだったりします。
要するに「強み」ですね。当たり前にやっているので自分では気づきません。

しかしここでは最初「使命」という言葉が出たように、大局に着眼してその中で自分の役割を果たしていく、というところです。なにげなく自分の強みを生かしているのでは詰めが甘いことになります。

自分視点ではなく、全体が見えているところからあらゆるつながりを見て、自分が生じているのがわかるからこそ、なぜそこに自分がいるのか? 何を自分は成すべきか? どう自分の機能を果たしていくのか? が見えてきます。

天命という言葉を使ってもいいですが、どうも天命とか使命という言葉を使うと、エゴがムクムクッと首をもたげそうな雰囲気があります。エゴはあっていいのですけど、そのエゴが静まってから現れることを行うことが自分に忠実、誠実であるということです。

小さな自分ではなく、大きな自分の願いに気づいて、それに向かって小さな自分が行動する、という感じでしょうか。大きな自分の願いといえば宇宙全体の願い(意図)と大差ないのではないかと思います。

そういう意味合いでの「使命」。そのために「命を使う」(生きる)のが良さそうです。「私命」ではないということです。

勘違いが生じそうでしたので、補足でした。

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