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京都市内に雪が積もりました。

最近「10年に一度レベルの寒波が来る」と、ネットのニュースではよく目にします。
そんな文言を数年前にも聞いていたような気もするのですが、目に留まる見出しを考えるのが好きですよねニュースの人って。

少し前に、京都でも2日続けてしっかりと雪が積もる日がありました。
京都は古い建物が多い街で、日本らしい雪景色が映えるような名所がたくさんあり多くの人が一目見たいと有名スポットに押しかけます。
真っ先に名前が挙がるのが雪の金閣寺ではないでしょうか。
なんでも雪の日はテーマパーク並みに行列が出来て、入場までに結構な時間を待たないといけないと聞きます。
そんなことを聞くと「もっといい場所いっぱいあるのに…」と金閣寺には並びたくない気持ちが心の中に湧いてきます…(笑)

京都の雪事情

京都で雪が積もるというと、金閣寺、貴船神社、清水寺などが有名です。
これらは毎年ネット上で雪の写真を見かける場所ではあるのですが、実は京都の中心部っていうのはあまり雪が積もらないんですね。
なので市内の真ん中や南の方で大雪になると、ニュースになるほどです。
私も生まれてから高校を出るまで京都の伏見(市内の南の方)という地域で育ってきたのですが、そこまでたくさん雪が積もった記憶ってないんですよね。
なので今回のような大雪は非常に貴重な雪景色を拝めるチャンスだったわけです。
ただ、日曜日にも関わらず私はお仕事だったので早朝からの朝活で2カ所しか写真を撮りに行けず…。
撮れた中からこの記事で写真をお見せしていきます。

・東本願寺


京都で雪の写真を撮る時の鉄則なのですが、日が昇ってから動き始めでは遅いです。
ですが今回は夜明けの少し前まであまり積もっていなかったため、夜明け頃途中からの撮影スタートでした。
バイク(スタッドレス着用)で東本願寺北側の花屋町通りから入場し、最初のカットは東本願寺の議事堂。

バイク駐輪所付近から議事堂を撮りました。

この時点では夜明け前の吹雪の波が止み、積もった雪のみであまり降っていませんでした。
御影堂へ靴を脱いであがる際に、階段に雪が積もっていて係の方々が掃き掃除をされている最中でした。
スリッパの用意があるわけではないので、靴下が濡れる覚悟で階段を上ります。

御影堂から境内を見下ろす。

上のカットは御影堂の手すり側で撮ったものですが、足元は雪が積もっていました。
寒さ対策で靴下を二重に履いていたのでまだマシでしたが、薄い靴下一枚だと集中して写真は撮れなかったでしょう。

御影堂から御影堂門へ向けてのカット
阿弥陀堂
阿弥陀堂から御影堂へ向かっての一枚


私が写真を撮る時は、全体的にグルっとまわってからレンズを変えたりしながら再度同じところを撮りに戻ったりと時間をかけます。
お堂を出て御影堂向かいの門に立ちました。
額縁構図で御影堂と夜明け頃の雰囲気を切り取ります。
この辺りからどんどんと雪が降り始め、残されたいくつかの足跡も雪が積もって薄れていきます。

門から見た御影堂

東本願寺の外側では、「おひがしさん広場」が広がります。
たまにフリーマーケットやマルシェなどのイベントがあり多くの人たちで賑わう場所です。
そんな場所も雪の朝はシーンとしていました。

門から振り返り、東本願寺の外側
額縁なしの御影堂のカット

早朝のため、参拝者もまばらな時間です。
数年前にも東本願寺の雪景色を撮りましたがここまでの積もり具合ではなく、もう少し地面の小石がちらほらと見える程度でした。
このあたりで降る雪が止まらず、感嘆の独り言をいくつもつぶやきながらシャッターを切っています…(笑)

個人的に好きな構図がこちらの京都タワーの風景。
写真を始めた頃、霧の朝になんとなく東本願寺へ来て撮った構図と同じです。(そのころは市内の霧が珍しいなんて知りもしなかった…。)
その頃からこの構図が好きでよく撮っています。

御影堂の外側の手すりあたりから。


無数の雪玉が降り続く様子。
御影堂から御影堂門へ向けてのカット。

この辺りから、どんどんと迫ってきた仕事の事を思い出して焦りだします…。
仕事は楽しかったのですが、よりによって貴重な雪の日に仕事じゃなくても…と辛い気持ちを押さえてシャッターを切りました…(笑)

御影堂と接待所/ギャラリーを繋ぐ高廊下から。
帰り際に撮った御影堂
駐輪所付近へ戻って来て最後の議事堂のカット。

ここで東本願寺は終わります。
この後は滋賀県へ向かわないといけなかったため、そちら方面でもう一か所写真を撮りに行きました。
それはまた次回。

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