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ウルトラマンティガの感想会で話題になったこと

  1.  初めまして!うしとらごんでございます。ウルトラマンが大好きな22歳です。
    普段は、大学でデザインを勉強しており、現在卒業制作と就職活動の真っ最中
    でございます。
     こちらのノートは私が息抜きのために特撮の話題や、今していることをつらつらと書く所謂、随筆のようなものになっております。個人の感想でございますので、ご容赦しつつご覧いただけると幸いです。
     
     さて、記念すべき最初の話題は「ウルトラマンティガ」についてになります。
    私は、毎週土曜日にウルトラマンが大好きなVtuberさんである、「忠犬しず」さんのウルトラマンティガ同時視聴配信によくお邪魔をさせていただいております。
    今週はナターン星人、キングモーラット、ビザーモ、シーラといった怪獣たちが登場しました。
     
     4話全体の感想としては、28話の「うたかたの…」を経てのお話でありますので、命や生きることに関しての話題に注目しているなと感じました。
     例え一人になったとしてもで生き続ける、怪獣という命との共存、作られた命、残された命をどう使うか、この4つがそれぞれの話で見えてきたと感じております。
     同時視聴終了後、いつも仲良くさせていただいているフォロワーさんと感想会をスペースにて行いました。
     それぞれの話の話題について触れ、改めて話を遡りながら、視聴体験を深めておりました。
      そんな中、私たちの間で特に話題になったのが30話でティガがキングモーラットを動物サイズにまで縮めた「セルチェンジビーム」のことについてです。
     フォロワーさん曰く、セルチェンジビームでエボリュウをなんとかできなかったのかな?というのを昔思っていたそうです。
     (エボリュウという怪獣は、11話に登場した怪獣。ティガの世界での防衛隊の精鋭GUTSのホリイ隊員の友人であるサナダ・リョウスケ氏が研究中の未知の細胞、エボリュウ細胞を自身に打ち込み、怪獣化したものです。この話では、結局リョウスケ氏は助かることはなく、ホリイ隊員も力尽きた友人に安らかに眠ることを伝えての結末となります。)
     ですが、フォロワーさんは今は、セルチェンジビームでもリョウスケ氏を戻すことは不可能であると思っていると話されておりました。 確かにセルチェンジビームを放てば、未知の細胞を切り離し、リョウスケ氏を人間に戻せていたのかもしれないと考えると納得がいきます。
     
     私もこれを受けて、リョウスケ氏をエボリュウから元に戻すことは難しいもので
    あると思い、意見をフォロワーさんに伝えてみました。
    ここからは会話の内容を思い出しつつ、書いている中でまとめたものになります。さて、難しさの理由は、主に二つ存在あり、

・体は戻っても心までは治らないということ
・ティガは光であり、人であるということ

を伝えてみました。劇中のリョウスケ氏はホリイ隊員と競い合う中でありました。しかし、GUTSへ入れなかったことと、ホリイとの共通の友人であるサヤカへの恋が実らなかったことが起因し、いつしか自身の生い立ちと重ねて「ナンバーワンでなければ、誰も愛してくれない」という強迫観念に取りつかれ、エボリュウ細胞を自身に打ち込んだのです。
 リョウスケ氏は確かな自分の安らげる場所を探そうとしている心の状態なのです。自分の課題を解決しようとしているだけなのです。
もし、ティガがセルチェンジビームで荒れた心を持ったのリョウスケ氏を人に戻した時、そこには何が残るのでしょうか。
そこには、自分が周りに犯してしまった過ちと、課題を解決できずに何も解決できなかったという無力感でいっぱいの人間がそこにはいるはずです。
体は元に戻っても、リョウスケ氏の精神までは元に戻ることはなく、むしろ完全に壊れてしまうのではないかと思います。
 そんな結果を見て、果たしてティガのしたことが正しいと言えるのでしょうか。
ここが難しい理由の一番目になります。
そして、二つ目はティガは光であり、人であることにあります。
私は、ウルトラマンを見てきた身として、ウルトラマンでも救えなかった命のお話を沢山みてきました。その中で彼らは自分の無力さを嘆き、それでも命を救おうと戦っているのです。
そんな人と変わらない心を彼らは持っている。
光線が打てようが、身長が大きかろうが人と心は変わらないのです。
実際、ウルトラマンティガはエボリュウの正体が人間であることを知っているため、攻撃をしませんでした。むしろ、エボリュウのエネルギーを使い切らせて人間に戻すために戦っていたのです。
そんなふうに戦うティガが、セルチェンジビームをエボリュウに打つはずがない。
そもそもそんな選択肢が存在しえないのです。

以上が私の意見になります。

こんなに熱く人に意見を伝えられて、私にとっては充足した時間になりました。こんなに作品に対して熱い思いを語れて嬉しいかぎりです。投稿の許可をいただいたフォロワーさんも喜んでいただけているかと思います。
そんな、熱い話題になった日の出来事ということで〆させていただきます。
私の拙い文章をお読みになってくださり、ありがとうございます。
皆様のひと時の休息にお役立ていただければ幸いでございます。
ありがとうございました。

                               
                               うしとらごん



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