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なぜ40代で勉強をはじめたのか

末っ子が小学校を卒業し、私も40代に突入。
子ども達に手がかからなくなり、少しずつ自分と向き合う時間が増えた。

私にはパートナーがいない。
子ども達が巣立ったあとのおひとり様ライフ。さて、どう生きようか。


履歴書に書ける資格が何もない

数年前、15年以上務めた会社を辞めた。
転職するため久しぶりに履歴書を書いていてふと気が付いた。
資格欄に運転免許証以外記入するものがない。

経験はあるのにそれを証明するものが何もないのだ。
そこで秘書検定と日商PCの資格を取ることにした。

今まで独学でやってきたことの答え合わせと新たな発見。
学生時代あれほど嫌いだった勉強が楽しいと思えた。

資格を取得することができたとき、何とも言えない達成感があった。

ある本との出会い

資格が取れたことで学びたい気持ちが強くなった。
どうせなら一からしっかり学びたい。
でも今更学校に通うなんて。
お金をかけてまでする必要があるのか、そもそも続けられるのか。
やりたい!でも、だって、だけど・・・自問自答の日々。

一歩が踏み出せずにモヤモヤしていたとき、1冊の本と出合った。
加藤俊徳さんの『すごい脳の使い方』という本だ。

仕事でもプライベートでも、悩み、思考し、決定を下してきたその経験値が糧となり、学びなおすことを面白いと感じたり、難しい話を理解したり、複雑な問題を解決したり、気難しい相手とコミュニケーションをとったりという脳の高次機能が熟成するのは、むしろ中年以降!

「すごい脳の使い方」加藤俊徳

まさに目からうろこ。
もちろん、生活するために仕事は続けなければならないし、自分のために使えるお金もそれほど多くはない。
それでも、もう一度学んでみようと思った。

趣味で大学に行く

私の最終学歴は高卒だ。
学びたい分野があって、どうせなら大学に行こうと思った。
そして、学べる期間、費用など考えた結果、放送大学に決めた。

どうせ学ぶなら大学卒業と資格取得を目標にしている。
人に話すと「行ってどうするの」「資格取って転職するの」など言われるけど、仕事のために学んでいるわけではない。
もちろん、縁があれば仕事に活かしてもいいと思うけれど。

ただ学びたい、知識を身に着けたいだけなのだ。
だから、なぜかと聞かれたら「趣味で勉強してる」と言うことにしている。

おわりに

放送大学に通いはじめて1年半。
単位取得のため苦手な科目も勉強しなければならないけれど、学ぶことは楽しい。

学生時代と何が違うのか、それは自分で決めているということだ。
自分で考え、決定し、実行する。それだけでこれほど意欲が変わるのか、と不思議に思う。

小学生の時、宿題をやらず毎日机の横で正座させられてた私に、まさかこんな日がくるとは、私自身が一番驚いている。


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