逆噴射小説大賞2024ライナーノーツ(便所の落書き)

 私は2024年の秋ごろに何か小説の賞に応募しようと決めた。そして応募できる賞をネットで片っ端から探してリストアップした。そのリストにあったのが逆噴射だ。ニンスレのことは何も知らなかったし今も知らない。
 締め切りの2日前か3日前に「夕日は血の色」を書いた。かけた時間は多分2~3時間だったと思う。「血液よこせっ!」は随分前に1時間ちょっとで書いたものを削りに削って800字以内に収めた。なんならこの作業の方が執筆時間より長かった。時間が無かったという言い訳はできないだろう。私はペンネームも適当につけた。つまりはそういう人間だということだ。
 さて、そんな2作品だが、光栄なことに2次選考を突破した。最終選考には残らなかった。ピックアップやスキをして頂いた方々には感謝している。私は褒められるべき人格をもっていないので作品だけを楽しんで頂きたい。
 なにを書くべきかわからないので私の貧しい記憶を辿って執筆時の心境やら何やらを書こうと思う。エッセイ的になるのかもしれない。
 パルプ小説については全然何も知らないので「夕日は~」を書こうとした当時の私は少し困ったかもしれない。チャールズ・ブコウスキーがそれっぽいと言えばそうだろうが、あの人は立派な純文学作家で高い技術を持っているだろうから(私は彼の本を2冊しか読んでいないので悪しからず)パルプとは言い切れない。ううん困った。参考にするものがない。自分で色々考えてやるしかない。
 まず作品に娯楽性を持たせる必要がある。そして娯楽性をもたらす出来事が起きても矛盾を感じさせない設定が必要であろう。この2つの事柄を私の脳味噌に入れてしばらく待った。多分数分。5分以内。できた。東北で高校生が熊を殺す話をやろう。……とまぁ、こんな具合にしてできたのが「夕日は~」だ。
 Q.なぜ東北か? なぜ草刈り機なのか? A.似た様なことが本当にあったからである。キャラ設定も私の身の回りの人や聞いた話を組み合わせて作った。さぁ、どうしよう。もう書くことが無くなった。
 「血液~」については発想とノリで書いたとしか言いようがない。しかしパルプっぽいのはこちらのほうじゃなかろうか。ちなみにあの建物群も私の実体験をもとに諸々を犯罪的にデコレーションしている。ただそれだけである。
 逆噴射に覚悟を持って応募をして選考を一つも突破できずに散っていった方々もそれなりにいることだろう。ここから私は性格の悪い事を言う。ぶっちゃけ私は、過去に応募された作品を見て大したことねぇなと思った。私の方が面白いと思った。私の実力なら二次選考までは突破できると確信していた。最終選考は、賞との相性やら実力やらの問題があるので絶対に通るとは思わなかった。でも通ってもおかしくはない、そういう感じで私は逆噴射に応募した。
 私は執筆歴が短い。読んできた本の数も少ない。そして年齢もおそらく若い方だし人生経験も大したことは無いしライフステージについても同様だ。私は逆噴射以外にも色々賞に出したが私より年上で経験があり情熱を持った書き手の先輩方をきっと私は負かすのだろう。土をつけて無様な思いをさせるのだろう。そのとき私は何を思うのだろうか。賞金の事しか考えてないような気もする。私のような日本語の不自由な怠惰で不勉強のクソガキが栄光を手にするのだ。つくづくこの世界は普通の社会とは違うと実感する。私は何を言っているんだろうか。このアカウントでは私のキャラクター的なものは出さない予定だったんだがどうにも喋りたくなってしまう。他人に文章を見せることが多くなると恥じらいも消えていくんだろうか。ちなみにこのアカウントは私のリアルの知人も見ている。アーメン。
 「夕日は~」と「血液~」の続きを書く気はほとんどない。が、ファンタジーをやりたくなったのでこれからこのNOTEで勝手に連載する。
 内容はうんと下らなくて露悪的で品のない、滅茶苦茶な話を書こうと思っている。
 そろそろ書くことが本当にない。では。
 

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