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キム・ジア&イ・サンホン姉弟とThird Culture Kid

気づいたら前回の投稿から半年以上経ってしまっていた。
特に投稿頻度は決めていなかったけど、「書く」という行為は結構好きだし、しょうもなさすぎて人にわざわざ話すほどでもないけど今自分の中でホットな話題を徒然なるままに書いていきたい時期が変則的な周期で来るので、徒然なるままに書いていきたい。(ブログってそんなもんだし)

最近Netflixで配信中のドラマ「キティより愛をこめて Season2」を観た。
Season1も観ていたので、新シーズン配信の数日前からNetflixがホーム画面で熱心に宣伝してくれていた。

私はドラマや映画を観るにしても本を読むにしても、内容の重さが極端に違うジャンルのものを選びがちである。
選び方はその時の自分の心の余裕度合いによって変わってくるのだけど、今回は「とにかく何も考えずに楽しく観れるものを観たい」という気分だったので表題のドラマを観たというわけ。

簡単なあらすじはというと、韓国人とアメリカ人のハーフの高校生キティが主人公で、亡くなった母親も通った韓国のインターナショナルスクール(通称KISS)に通いながら自分のルーツを探し、KISSで出会った仲間たちと喧嘩したり恋したりしながら成長していく、、、という学園モノ。
詳しくはNetflixのトレイラーをどうぞ。


韓国が舞台ということもあって挿入歌にはK-POPの曲がたくさん使われているし、キャストも韓国人とかアジア系の人が多い。
でもみんな流ちょうな英語を話すので、どういうルーツの人たちなのかなあと思って観ていた。

ちょうどトレイラーのサムネの両脇に映っている2人は韓国籍の俳優さんたちなのだけれど(左:キム・ジア、右:イ・サンホン)、2人は韓国生まれの香港育ちで香港のインターナショナルスクールに通っていたというバックグラウンドをお持ちで、韓国語はもちろんだけど英語もかなり堪能。姉のキム・ジアのほうが弟のイ・サンホンよりも上手とかいう話題が出てくるぐらいには英語がほぼ第一言語に近い感覚なんだと思われる。

ちなみにキム・ジアとイ・サンホンは実の姉弟。キム・ジアは芸名らしい。言われてみると確かに遺伝子を感じる。

姉弟で同じドラマに出ているという話題性や、ドラマの中でもメインキャラクターを演じているということもありこの2人はいろんなメディアへの露出が多く、いくつかYoutube上でも動画を観た。
(1つ目はSeason1の時のものかな)


2人ともスッキリとしたお顔立ちで骨格もお肌もきれいで素敵だな~と思っていたのだけれど、2人の間に流れる姉弟ならではの間合いやリラックスした感じがとてもいい。

他のキャストと一緒に出ている動画もいくつか観たけれど、特に弟のイ・サンホンが姉と2人で出ている時とそうでない時の違いが顕著で、なんだか弟然としている感じがかわいいな~とか思って観ていたら、いつの間にかインスタをフォローしていた。(単純)

1つ目の動画でも指摘されているけれど、この姉弟非常に仲が良いようで、異性の姉弟の割にスキンシップも多いし、姉のキム・ジアの運転で出かけることもあるのだとか。

姉弟の関係性はそもそもの2人の性格もあるのだろうけれど、何となく会話の感じからも「韓国人」というか「アジア人」というか特定の文化の匂いが無くて、良い意味で「無国籍」な雰囲気をもっている印象だった。

そんな印象を上手く言語化してくれた単語が2つ目の動画で出てきた。

”Third Culture Kid”

Wikipedia先生によると

Third culture kids (TCK) or third culture individuals (TCI) are people who were raised in a culture other than their parents' or the culture of their country of nationality, and also live in a different environment during a significant part of their child development years.

https://en.wikipedia.org/wiki/Third_culture_kid

だそう。
良い得て妙というか、なるほどね~と思う言葉だ。

動画の中で2人とも自分たちがthird culture kidであることをポジティブにとらえている回答をしていて、どこ目線って感じだけど「よかった~」とホッとした。

third culture kidの知り合いはいないけど、ハーフのお友達が自分のアイデンティティーに悩んでいるのは聞いたことがあるし、よくある話でもあると思う。やはりthird culture kidにもそういうアイデンティティーのdisadvantageはあるみたい。

異文化に対する適応能力が高かったり、言語の面ではバイリンガルあるいはマルチリンガルであることが多かったりと、傍から見る印象は何やらカッコいい感じがするけれど、自分の中に確立した「私は○○人である」っていうものがないのはそれはそれで辛い場面もあるんだろうなと思う。

日本人はまだまだこういうことに疎い国だと思うので、自分への戒めも込めて、もっと勉強していかんとダメやなあと思った次第でした。


ドラマ自体は明らかにSeason3がある雰囲気で終わったので、新シーズンの配信を楽しみに待とうと思う。


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