海事代理士試験の難易度と勉強時間
こんにちは。
今日は、海事代理士の難易度と勉強時間です。
私は、合格するのに
一次試験に350時間
二次試験に150時間
くらい掛かりましたと前回お話ししました。
独学で海事代理士の資格勉強したので、
『海事代理士合格マニュアル』(成山堂書店)を使用しました。この『海事代理士合格マニュアル』は、過去問が掲載されているんですが、
この本には、「解説」が無いんです。
具体的に言うと、理解する為のヒントは、あります。
ヒントとは、何かというと、「法何条」と書いてあります。
しかし、本の中には、ヒントも何も無い、法(ページ)もあります!
肢別問題で答えのページに、ただ単に選択肢の「ウ」とか、、、。
「問題文のどこのどの箇所が違うんだぁ〜」
となります。
つまり、例えば、
・海上交通安全法で航路における肢別問題があると、問題文中のどこが間違いなのか、どこは正答文なのか解らないのです。
その他の法令でも
・許可年数の基準(当日or翌日)
・最初の許可された年数と更新後の年数(許可3年、更新後5年)
・認可、許可の年数の違い
これらの解説が無いんです。
なので、最初の1回目を勉強する時は、
本に記載してあるヒントの法令何条を調べるんです。
そして、本に書き込むなり、ノートにまとめるなりしないと理解が出来ないというか、
どこが間違いなのか正解なのかも解らないです。
最初の1週目を調べながら勉強するだけで、
80時間〜100時間くらい掛かります。
記憶するのは、その後の2周目からになります。
そうやって勉強を繰り返していき、習熟度を高めました。
その結果、一次試験までにトータルで350時間くらい掛かりました。
海事代理士は、他の士業資格と比べて勉強時間が短くて済むと言われていますが、
簡単な士業資格なんて無いと言う事でした。
よくネットでは、「海事代理士の資格は、法律系の中では、難易度が低い」とあります。
確かに、法律系の中では、勉強時間は、少ないほうでしょう。
しかし、あくまでそれは弁護士や司法書士、弁理士などの資格試験と比べてです。
その他の資格(例えば一級土木施工管理技士、通関士、宅建士、管理業務主任者、)と比べれば難易度は高いです。
しかも、二次試験は、口述試験です。
口述試験のプレッシャーは、なかなかのもんでした。
二次試験については、また後日お伝え出来ればと思います。
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