ハンドメイド 価格設定の今と昔?
ハンドメイドというと、
皆さんよく言われるのが、
原価の3倍価格
これが基本の設定と言われています。
が、
この原価の3倍というのが難しい。
商売によって原価率には違いがあります。
飲食店だと大体30%
アパレルだと少し高くなって40%くらい。
これもお店によって異なるので、
ハンドメイドとなると、
価格設定に悩んでしまうんです。
どんなに材料費がかかっていても、
作るのに時間と手間がかかっていても、
そこには欲しいと思ってくれる相手がいて、
初めて成立するものだからです。
有名人のブランドショップなら、
素材や作業に携わる従業員もいるので、
高額でも不思議ではありません。
そこにはネームバリューがあり、
ファンもいて、
極端な話し百円のものにも付加価値が出て、
一万円、十万円となるからです。
私もずっとこれに悩まされながら、
今もコツコツ作っています。
ある人は、
「スワロフスキーは高いものだから」
と言って、
編み込みのお人形ストラップを、
数千円という価格で購入しています。
もちろんこれが高いわけではないんです。
スワロフスキーやキュービックジルコニアは、
確かに高いので、
数を使うとそれなりの値段になってしまいます。
更にそれを編み込み人形にするので、
当然の価格と思います。
ただこれは人によって、
高い!
高くない!
欲しい!
欲しくない!
という話になります。
例えばキャラクターカード。
私にとっては別に気になるものではないので、
「へぇ~そんなにするんだ」
と思います。
でもそれがアクセサリーとなると、
「えっ? そんなにするの? 」
となります。
この価値観が人によって違います。
・ファッションにならこの価格でも気にならない。
・ジュエリーなら高くて当然。
・食べ歩きならこれくらい安い。
顧客さえいれば、
美容室が潰れないというのと似ていて、
ハンドメイドもリピーターさんが大事になります。
そして初めてのご購入者様にも、
星の数あるギャラリーの中から、
見つけていただいたのですから、
喜んでもらいたいと、
作家さんは皆さん思っているはずです。
だったらどうやって価格設定したらいいのよ。
そう思いますよね。
私の場合は、
これを作るのには………
材料費
製作時間
まずはこの2つだけを考えます。
そのあと、
梱包
手数料
消耗品
送料など、
細かなことを計算します。
私は自宅で制作しているので、
家にかかる費用は別として、
家賃はかかりませんが、
光熱費はかかります。
材料を買いに行けば、
車ならガソリン代、
電車なら交通費がかかります。
続けていくには最低限、
そこを押さえておかないと、
マイナスになってしまいます。
今は原価計算ができるアプリもあるので、
適正価格に悩まれている方は、
そちらを利用してみるのもいいかもしれません。