知らないでは済まされない!ハウスクリーニング事業者が守るべき法律とリスク回避法
こんにちは!
今回は、ハウスクリーニング業を営む上で避けて通れない「法の遵守」についてお話しします。
ハウスクリーニング業は、お客様の大切なご自宅に足を踏み入れる特別な仕事です。技術が重要なのはもちろんですが、法律を守ることが信頼構築やビジネスの成長において大きな役割を果たします。
知らなかったでは済まされないリスクと、今日から実践できる対策についてご紹介します。
「法の遵守」の重要性
会社員時代であれば、何かトラブルがあったとしても責任を負うのは会社です。しかし、起業家や個人事業主として仕事をする場合、すべての責任は自分に帰ってきます。特に、ハウスクリーニング業のようにお客様のプライベート空間に入る仕事では、法律を守る意識が欠かせません。
例えば、令和4年の個人情報保護法改正により、すべての事業者が「個人情報保護法」の適用対象となりました。以前は「大企業向けの法律」と思われていましたが、現在では個人事業主やフリーランスも例外ではありません。
個人:1年以下の懲役又は百万円以下の罰金
法人:1億円以下の罰金
その他、本人に対する損害賠償請求が最悪の場合、数十億円になる可能性もあり
具体的なリスクと実例
知らないでは済まされない具体例をいくつかご紹介します。
1.うっかりメモを紛失
作業中に急いで電話を受け、顧客情報を手書きでメモ。それを紛失してしまった。
2.ダッシュボードの危険
車内で取ったメモをダッシュボードに置き去りにし、そのまま忘れてしまった。外から見える状態だった。
3.名刺ケースごと紛失
取引先で交換した名刺をケースごと紛失し、後日連絡を受けて判明した。
これらのミスが引き起こすのは、罰金や懲役といった法的なペナルティだけではありません。せっかく築いた信頼を一瞬で失い、口コミ評価や今後のビジネスにも大きな影響を与える可能性があります。
今日から実践できるリスク回避法
これらのリスクを防ぐために、次の3つのポイントを押さえておきましょう。
1.カルテ作成の徹底
最初のお客様からカルテを作成しましょう。友人や親戚が最初のお客様であっても、面倒くさがらずに記録を残すことが大切です。カルテを作成する際は、落ち着いた環境で記入するのが鉄則です。作業中に電話が鳴った場合は、「後ほど折り返します」とお伝えして、バタバタした状況で情報を扱わないようにしましょう。
※後に、このカルテ自体が、あなたにとって「最強の経営ツール」となってきます。
2.データの安全な保管
カルテや個人情報を保管する場合、パスワード保護やクラウドストレージの利用を検討してください。物理的な書類を持ち歩く際も、細心の注意を払う必要があります。
3.写真やデータの取り扱い
作業前後の写真を撮影する場合は、必ずお客様に許可を得ましょう。SNSなどで利用する際も、個人が特定されないように配慮することが大切です。
信頼を守る「意識」がビジネスを守る
法の遵守は、面倒な義務ではなく、信頼を築くための最強の武器です。お客様に安心してサービスを利用していただくことで、口コミ評価が向上し、結果的に集客やリピーターの獲得にも繋がります。
「一人目から」「丁寧に」「確実に」
これを意識して、安心と信頼を提供する仕事を目指しましょう!
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