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仙台土産の「霜ばしら」が大人気のようですが「九重」も珍しいお菓子なんですよ。

こんにちは。紅猫堂です。

いつの間にか仙台の「霜ばしら」が大いにバズっているようですね。冬季限定のお菓子なのでついこの間(10月11日)ネット予約を開始したら、瞬く間にSold out。まるでアイドルのチケット争奪戦のようです。

手に入ったときはつまようじが必要です

昔、まだ青い缶だった頃に何度か食べた事はあるんですが、「上品すぎて自腹で買う物じゃないなあ」という感想でした。

確か値段も1つ1500円くらいでした。

ちなみに「霜ばしら」は九重本舗玉澤ですが、「晒よし飴」というよく似た飴菓子があります。こちらは「菓匠三全」が販売しているようです。どちらも宮城県で親しまれている伝統的な飴菓子なんですが、微妙な違いがあります。

食べごたえはこちらの勝ち

霜ばしらと晒よし飴の違い

  • サイズ: 晒よし飴の方が霜ばしらよりも2回りほど大きく、存在感があります。

  • 製法: 両方とも古くから伝わる製法で作られていますが、霜ばしらは晒よし飴の製法を現代風にアレンジしたものと言われています。

  • 食感: 霜ばしらは口の中でほどけるような繊細な食感が特徴です。一方、晒よし飴は霜ばしらよりも少し硬めで、噛みごたえがあります。

  • 味わい: 霜ばしらは上品な甘さが特徴で、晒よし飴は素朴な甘みが特徴です。

このごろは「晒よし飴」の方も手に入りにくくなっているとか。このブーム、いつまで続くのでしょうね。
個人的に、もっとバズってもいいのにと思う郷土菓子をご紹介させてください。

九重(ここのえ)

昔からこの3色です

宮城・仙台の地元では割とポピュラーなお菓子です。ただ他所で類似品を見たことはありません。どうやら近年では彩り豊かで写真映えもするお菓子として、お湯やソーダを注いで飲むほか、ハイボール・スパークリングワインといったお酒や、アイスクリーム・ヨーグルトなどと合わせたりしているようです。基本はお湯を注ぐだけなんですけど。

太白飴(たいはくあめ)

さし歯の方は要注意

登米市の名産ですが、仙台駄菓子にも使われている「太白飴」は、大麦の種子を発芽させた麦芽と、蒸したもち米を混ぜ合わせて作ります。砂糖は一切使わず、麦芽に含まれるジアスターゼが、もち米のデンプンを糖に変えて自然な甘みをもたらします。これが何とも言えずおいしい。宮城県内では古くから食べられ、県北地域でもかつてはいくつかのお店で作られていました。
「太白飴」は、10月下旬から5月中旬に製造されます。期間を限定して製造される理由は「飴に適した麦芽を作るため」。麦芽は大麦を水に浸したり天日干しをして作られます。暖かい時期に短期間で作られた麦芽は、デンプンを糖に変える力が弱いため飴には適しません。また、もち米に加える麦芽の量を増やせば飴の味が変わってしまいます。「太白飴」には、寒い時期にじっくり時間をかけて育った麦芽が一番適しています。そのため「太白飴の旬」は、1月から3月とも言われています。

パパ好み

パパ好みとはズバリ、宮城県の米どころ、大崎市古川名物のミックスあられです。丹念に焼き上げた数種類のあられ、アジ、ピーナッツが入っていて、「ママも喜ぶ!パパ好み」をキャッチフレーズに、ビールのおつまみ、ご贈答、お茶うけ用に販売されています。小袋が8袋入ったパッケージです。
優れた地場素材が使用されており、真心込めて作られた米菓・豆菓子です。
最近、仙台駅の土産物店でも購入できるようになりました。

そうそう、冬季限定といえば、お菓子じゃなくて漬物ですが「深谷のからし巻」も来月あたりから店頭に並びそうですね。くし形に切ったタクアンにたっぷりの辛子を塗って大葉で巻いたものですが、あの開封直f後のツーンとした刺激が堪らないんですよね。

冬のごはんのお供に最高

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