お洒落と環境問題
批判を顧みず言うならば、
「私はファストファッションがキライだ」
私的には汗水垂らして稼いだ大切なお金でゴミを買っているという感覚に等しい。
しかも私の美的感覚ではベリーチープでスーパーダサい。
端からみたらどうか分からないが、私は私のことをまぁまぁお洒落な奴だと思っている。
よって一生身に付けることはないだろう。
一番好きになれないのはそのバックグラウンドだ。
グローバルサウスから労働力を搾取しているという生産形態は身の毛もよだつ程の嫌悪感を抱かせるし、生産過程で大量のCO2を排出し、さらには水質まで汚染する始末。
その後はすぐにゴミに成り果て再び環境に深刻なダメージを与える。
ボロは着てても心は錦ということわざ?もあるが、こんなものを着ていたら心まで腐り果ててしまうと思う。
じゃあお前はどんなアパレルが好きなんだ?
ということだが、一言で言えば「ヘビーデューティー」な物が大好きだ。
ひとつ私の所有しているもので例をあげると、ゴールデンベアのスタジャンがある。
質実剛健を絵に描いたようなアメリカ製のジャンパーだ。
私はそれを高校生の頃にアルバイトで得た対価で購入した。
かれこれもうすぐ30年選手になる。
大切に扱っているので今でもコンディションは抜群だ。
おそらく墓場に行くまで着続けるだろう。
私はこういった物しか身に付けないと決めている。
拝金主義の作り出すアパレルは資本主義の奴隷が身に付けるユニフォーム。
お洒落とは流行を追いかけることでも使い捨てでもない。
私の考えるお洒落とは、その人自信を表す人生哲学だ。
そういうお洒落があっても良いと思う。
物欲クロニクル②へと続く。