令和5年 第2回 作業環境測定士試験(労働衛生一般) 回答と解説
はじめに
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さて、2024年2月に第2種作業環境測定士試験が行われました。その回答が公益財団法人安全衛生技術試験協会のHPにて公開されています。
本noteでは、その問題と回答、解説をまとめたPDFを添付をしております。数問を解説例として掲載しておりますので、気に入った方は、是非PDFのダウンロードをお願いいたします。
もし、過去問で何年度のものが見たい、などご要望がありましたらコメントにてお知らせください。先行して公開できるように、ご準備いたします。
(注)有料記事中にあるダウンロードPDFは、誤字脱字に注意して作成しておりますが、その点予めご了承くださいませ。
(注)上記HPに掲載される試験問題は、過去2回分しか保存されていないため、必要な方は毎回保存しておきましょう。
今回の試験のポイント
共通科目 労働衛生一般の試験のポイントは、以下の通りです。
暑熱環境のみならず、初めて寒冷の環境に関する問題が出題された (問 11)。
電磁波の出題について、エネルギーに関する問題が出題された (問 15)。
その他、例年と同様の出題が続いている。
問11
暑熱又は寒冷の環境及びその人体への影響などに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 熱中症は、重症度が小さい順にⅠ度からⅢ度までに分類され、熱失神と呼ばれる症状は、Ⅰ度に分類される。
2 着用している衣類によっては、算出した WBGT 値に着衣補正値を加える必要がある。
3 暑熱順化とは、熱に慣れ暑熱環境に適応することをいい、その方法としては、作業者が暑熱順化していない状態から、7 日以上かけて熱へのばく露時間を次第に長くすることなどがある。
4 寒冷環境下で体温が低下し始めると、筋肉の弛緩、酸素摂取量の減少などの症状が現れる。
5 低体温症は、寒冷環境下で全身が冷やされ、体の中心部の温度が 35 ℃ 程度以下に低下した状態をいう。
【回答】
4
【解説】
体温が低下することで、筋肉の硬直や脈拍および呼吸の減少、血圧の低下などがみられる。
問15
電磁波に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 生物への影響が知られている電磁波は、波長が数メートル以下のものである。
2 赤外線は、可視光線よりエネルギーが小さい電磁波で、白内障を起こすことがある。
3 紫外線のエネルギーは、分子内の原子の振動エネルギーと同じ領域にあるため、紫外線吸収スペクトルを測定することで、物質の同定や分析を行うことができる。
4 マイクロ波は、赤外線より波長が長い電磁波で、リンパ球を減少させることがある。
5 赤外線、マイクロ波、放送用に使用される中波や短波は、いずれも非電離放射線である。
【回答】
3
【解説】
紫外線のエネルギーは、分子内の原子の振動エネルギーと同じ領域にはない。
解説例を見て、有料PDFをご希望の方は以下よりダウンロードください。
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