結成1周年ありがとう。
「脱退」
Mステの5人に大満足して、「クロサギは明日みよ〜」ってたまたま早く寝たあの日。朝、目が覚めて見た文字はあまりにもあまりにも絶望だった。若くて勢いがあってまだまだこれからの彼らから発せられるには似つかわしくない言葉たちで、見たことのない表情で、違和感だらけの空間で、とにかく絶望だった。
目の前の動画は進んでいるのに、何回見ても何回聞いても理解ができなかった。あまりにも絶望すると人って涙も流れないんだね。
でもほんとの絶望はここからで。彼らの楽しそうな姿を見ても、ハイクオリティのパフォーマンスを見ても、新しい挑戦をみても、その先に待っているのは5月22日。大好きな人たちにさよならを言う日。本来なら5周年の前日で幸せで溢れるはずのその日が来るのが、怖かった。
彼らの未来に対する期待、希望をできるだけ押し殺して、今目の前のこの瞬間を噛み締めることに必死だった。
誰も決して触れないけれど、みんなが認識しているその日に向かって、ただただ時間が経つのを待つしかない歪な日々。なにもできないどころか、なにがあったかも知ることができない。ただ大好きな人たちとお別れするまでカウントダウン。
「なんでこんなことになったんだよ!」と怒り狂う日もあれば、「無理無理無理無理」と泣き叫ぶ日もあれば、仕事中にスーッて涙が流れる日もあって。
彼らを取り戻せるならなんでもしたかった。YouTubeを回せば、応援の声を届ければ、彼らがまた一緒に活動してくれるならなんでもしたかった。
「もったいない」
もうこの言葉に尽きる。なんでこんなに魅力的な若者をここで失わなければいけないんだ、夢に向かって頑張ってきた人たちがなんでこんなに悲しい顔をして、夢を諦める姿を見なければいけないんだ!!
そんなこと言っても時は来る。5月20日。
最後の5人でのパフォーマンス。あの事務所に入ってから、最後このステージを迎えるまでの日々を噛み締めて、思い出も抱きしめて、歌ってくれた大切な曲。
「笑って楽しんで歌おうね」って決めてきたんだろうな、と思った。泣いていたけど、いろんな想いは痛いほど伝わってきたけど、それでも5人で何度も目を合わせて笑い合って全力で音に想いをのせる彼らに、もう「ありがとう」しか言えなかった。
この人たちはなにも変わってない。メンバーのことが大好きなんだ。これまで夢に向かって頑張ってきた日々、バカみたいにふざけ合った日々、全部嘘じゃなかった。私が見てきたものは嘘じゃなかった。それを証明してくれる最高のステージだった。
5月22日。もう会えないと思った。この辺になるともう期待をすることなんてとっくにやめていたので、彼らがもうこの世界では活動をしない選択をするならもうそれを応援するしかないと心に決めていた。
23時59分から日付が変わる瞬間、ズンと心が重たくなった。
そしてそれと同じ気持ちを味わった9月30日。この感覚はもう一生味わいたくないな___。
でも。彼らは戻ってきてくれた。7月7日、キラッキラの笑顔でそこに立っていてくれた紫耀と神宮寺を見て、嬉しかった。ほんとにほんとに嬉しかったんだよ。どん底にいた私を救ってくれたのはやっぱり彼らだった。(ちなみにわたしは2人になったKing & Princeも愛してるので彼らにも救ってもらったよ)
表舞台に立つ選択をしてくれたこと、また一緒に活動することを選んでくれたこと、本当に嬉しかった。なにをやるかなんてその時は正直どうでもよくて、また楽しそう笑う彼らをこの目で見ることができてそれだけで十分だった、十分すぎた。
形は変われどやっぱり時は進むもので、あの夏は「Gメン」と共に駆け抜けたし、なんだかんだそれぞれの活動を追いながら過ごす日々は結局楽しかった。
9月30日。いろんな噂がある中で、この時ばかりは岸くんとのお別れを覚悟した。岸くんは優しくて穏やかなことに加えて、めちゃくちゃ強い男だということを知っていたので、スパンッとこの業界を辞める選択をしていても全然不思議じゃなかった。
嫌だったよ、全然嫌だった。岸くんがどんな大人になってどんな進化を遂げるかこの目で見届けたかった。でも私たちの見えないところにいく、という選択を彼がしたならそれは全力で応援するしかないなと思ってた。
だから。東京ドームの端から全力疾走する彼を見て、それをうっれしそうに迎え入れるじぐひらを見て、やっっっっっっと私も心から笑うことができた。ありがとうと叫ばずにはいられなかった。
また一緒にいることを選んでくれて、たくさんの夢を教えてくれて、3人で笑ってくれて、「Number_i」という素敵な名前を背負った彼らに、数えきれないほどのありがとうが溢れて止まらなかった。
「もったいない」
これはまだ思ってる。クソデカ主語になるけど日本はあんな形であのグループを失ったのはほんっっっとにもったいないと思う。彼らの夢を叶える姿をもっともっと見たかった。どんなグループになったかな、どんな関係性になったのかな、どんな歌を歌ってどんなライブをするんだろう。もうありえない世界線で見たかった景色が沢山あったよ。
でもそれと同時に同世代の彼らがするにはあまりに重すぎる決断に全力で感謝したいと思う。またそれぞれの夢に向かって頑張る姿を我々に見せてくれる、という選択を全力で応援したいと思う。
新しいことを始めればいろんな意見が出る。求められてることをやるのは確かに大事かもしれないけど、今は、これをやってほしい!よりも彼らがやりたいことを楽しそうにやっている姿が見たい。それがどんなジャンルのことであろうとそれが私の求めていたものだし、見たいもの。
所詮ファンとアイドル(あえて)の関係。かれらはこれがお仕事だし、私たちは娯楽の一つ。
それでも、彼らのおかげで頑張れている毎日があるし、こちらの応援も彼らの原動力に少しでもなれるのだとしたら。私はこの関係が大好きで、宝物。
歌を歌ってくれること、ダンスをしてくれること、テレビに出てくれること、ライブをやってくれること、笑ってる姿が見れること、夢を共有して一緒にそれに向かっていけること、彼らが私たちの見えるところで頑張ってくれてること、全部全部当たり前じゃない、奇跡みたいな日々に感謝して、もう1秒も逃さないように抱きしめたい。
Number_i、結成1周年おめでとう。大好きだよ。
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