出会いがほしければ、沖縄の離島に行くべし〜波照間島で遊ぶ夏
一人旅をしたい、出会いもほしい。そんなときは、沖縄・八重山諸島で島巡りをするのがいい。出会いって、旅するいろいろな人との出会いもあるし、沖縄に暮らす人たちとのざっくばらんな語らいもあるし、彼氏とか彼女とかがほしい場合のきっかけもある。沖縄の離島旅は何が待っているか分からないけど、何かが待っている。何か日常に変化をつけたい。そう思うなら、離島巡りが手っ取り早い。もんもんと考えているヒマがあるなら、さっさと荷物を用意して出かける。そして、民宿に泊まるのがいい。
さて、沖縄・八重山諸島を巡った夏の旅。鳩間島で遊んだ翌日、船で石垣島に一旦戻ってから波照間島に向かう。
今回は、鳩間島の朝から……。
西表島の近くにある、鳩間島。歩いて回れるほどの小さな島。夜が明ける。防波堤の向こうに西表島が見える。昨日は、同じ宿に泊まった子たちと、恋バナなんかしながら夜を過ごした。
朝ごはん。宿の客は、家族連れと女子二人。女子のうち一人は、沖縄にどっぷり浸かっていて、今日もこの宿に泊まるという。もう一人は、関西に帰る。僕は波照間島に行く。宿の犬は、昨夜遊び疲れたのか、ごろんと寝ている。
宿の前でみんなで記念撮影して、港に向かう。港は宿のすぐ近く。宿のお父さんとお母さん、そして今日もこの宿に泊まる旅人が見送ってくれる。鳩間島は一日に見たない滞在だったけど、思い出に残った。
石垣港に着く。こんどは、ここから波照間島に向かう。波照間島行きの船はよく揺れると聞いていた。船が垂直になるぐらいに。でも、そんなことはなかった。7月初旬の海は優しい。
宿に荷物を置いて、島を散策する。日本最南端の有人島。7月の島は明るい。
向かったのは、西の浜。とにかく空が澄んでいて、海も透明で、これまで見たことのない風景が広がる。さすが、日本最南端の島。
夏の昼下がり、食堂で八重山そばを食べる。それからまた島を散策。
日本最南端まで来た。旅は極端がいい。日常と違ったものを見たければ、思い切りメリハリをつける。中途半端に旅していては何も変わらない。夜は、宿でみんなでゆんたく。10人ぐらいの旅人たちと盛り上がる。バックボーンはそれぞれ。話をするのが楽しい。たわいもない会話がいい。宿で誰と会うかは運。楽しい夜を過ごせるかも運。楽しい気持ちが楽しいことを引き寄せる。結局、人生は楽しんだ者の勝ち。よけーな理屈をつけて人生を渡るなんて愚かなこと。島を旅して、ただただ楽しいひとときを過ごすのが好き。
酔い覚ましに、朝の島を散歩する。みんなはまだ眠っている。昨日が楽しくて、今日も楽しくて、きっと明日も楽しい。
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