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投資とは
皆さん明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
と、いうことで今年の初投稿のテーマは「投資とは」でございます。
結論は「価値と価格の差を見抜くゲーム」
です。 興味があれば最後までお読みください。
まず投資と投機の違いなんですけど、投資とは先ほども書いた価値に対してお金を出す行為に対して投機は確率に対してお金を投じる行為だと自分は定義しています。
チャートや板など株価ばかりを見ている人です。
けれど投資は価値に対してお金を投じます。
価値とはどれくらいの稼ぎ力があるかです。
稼ぎ力すなわち、どのくらいの収益力があるかですね。
例えば、不動産などのアパートを所有しているとして賃貸収入を考えた時に年に100万の収入があったと仮定します。
年100万を期待利回り5%で割ると2000万という数字になります。
これがざっくりとした収益物件の価値です。
正確にいうと理論価値です。
価値の正体とはもらえる利益から適切な利回りを割った値です。
なので、基本的には資産即ち何かを生み出すものではないと価値計算ができないのです。
投資の神様と称されるウォーレン・バフェット氏は「投機とは資産が何を生み出すかよりも買った瞬間から次の買い手がどれだけ支払ってくれるかを重視した行為」だと株主への手紙で書いています。
例えばビットコインなどが分かりやすいと思います。
ビットコインは何かを生み出しますか?
ビットコインはデジタル通貨であり、そのデジタル通貨は何も生み出しません。
いうならコレクションみたいなものです。
持っているだけで、誰かに何かを提供するでしょうか、
農地のように食べ物を生み出すでしょうか。
アパートのように住まいを提供できるでしょうか。
ただ、国境を超えて決済をする事ができるという通貨に過ぎません。
要するに価値算定ができないのです。
故に買った後どうして良いのかわからないのです。
価値をしっかり見抜く事ができれば短期的な価格の上下には右往左往しなくてすむのです。
なぜなら市場価格は価値に収斂していくからです。
市場価格というものは基本的に正しく値付けされています。
なぜなら経済というものは需要と供給で成り立っているからです。
売り手と買い手の落とし所で価格が設定されているからです。
ですがたまに価値と価格に大きな開きが生まれる事があります。
なぜなら市場は短期的にはバイアスの影響を受けるからです。
バイアスとは偏見や先入観などの思い込みのことなのだがなぜこのバイアスの影響を受けるのかというと、経済の需要と供給を生み出しているのは人間だからです。
人間には感情があり、人間はどこまでいっても論理の生き物ではなく感情の生き物だからなのです。
人間にはひとりひとり多種多様な価値観があり、モノの見方はみんな違います。
なので市場には無限に近い思惑が渦巻いており、短期的にはランダムの動きをします。
そしてなぜ短期的なランダムから価値に収斂していくのかというと、そういう短期的なランダムを繰り返していくうちに市場は売り手と買い手の価格設定に折り合いがついていきお互いに納得のいく価格、すなわち価値の値付けに落ち着いてくるわけです。
価値とはそのものが持つ本質的な価値。
そのものにどれだけお金を払ってもいいと思えるモノなのか。
ここを考えると分かりやすいと思います。
株式投資でも同じです。
その企業が何を生み出しているのか。
人々が大切なお金を払ってでも欲しいと思えるものを生み出しているか。
そこを考え、適切な価格でその企業の株を購入する事ができるならばきっと投資は成功する事ができると思います。
ウォーレン・バフェットの言葉に「まずまずの企業を素晴らしい価格で買うよりも素晴らしい企業をまずまずの価格で買うことのほうが遥かに良いのです。」
という言葉がありますが、まさにこのことだと思います。
私もまだまだ投資界ではヒヨッコ同然なのですが、どんどん勉強をして、経験を重ね、皆さんとともに〝賢明なる投資家〟になれるように精進します。
ではまた!