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mtgに触れて2ヶ月半、ドハマりしてる初心者の話

どうも、ちゃたスタシアです。

突然ですが、私はカードゲームが趣味です。主にプレイしているのは遊戯王(マスターデュエル)とデュエルマスターズ、前者はデジタルの方ですね。
人と趣味の話する時は音楽鑑賞、カラオケ、トランペット演奏など無難な物で乗り切ってます。

MDなんてそこまで熱心にプレイしているわけでは無いのに半年に1回くらい1万円入れてる気がしますしデュエマはデュエマで紙なので遊ぶ頻度はそれほど高くないのになんやかんやで数えてみたら17デッキも持ってました、こわい…

mtgに触れ始めてから約2ヶ月
スマホのフォルダを見返していたら色々な画像が出てきて懐かしくなったので備忘録代わりに一人のカードゲーマーがどのような道を辿り、沼に沈んで行ったのかを書いていこうと思います。



mtgに触れる




そんな私ですが、ふと思ったことがあります。
「マジックザギャザリング…名前は知ってるけどクソ高いことしか知らないな…」

mtgといえばあの遊戯王の元ネタでデュエマのお兄さん、歴史ある原初のtcgを何も知らないというのは一応カードゲームを趣味としている者として勿体無く感じたわけです。

「まあ一応触っておこうかな、合わなそうだけど」

思い立ったが吉日、pc(Steam)やスマホでmtgアリーナというデジタル版が遊べるそうなので早速インストール。
少し遊ぶだけでも数々の驚きがありました。


ニコル・ボーラス、クソおしゃべりだった


デュエルマスターズにはmtgとのコラボカードとして何枚かカードが輸入されており、ニコル・ボーラスもその1枚です。

cip7枚ハンデス、アタックトリガーで除去のイケイケカード
当時は封入率もあって相当お高いカードだったようで

「ニコル・ボーラスは手下と犠牲者を区別しない。」
このフレーバーテキストもあり、私はこのクリーチャーに心とか無い無差別破壊厄災ドラゴンだとかそういう感じの印象を抱いていました。

そしてこのニコル・ボーラスさん、なんとチュートリアルのボスとして早速登場

喋れるんだ…

思っていた5倍はフランク!

デュエマのイラストが完全にドラゴンだったので人みたいなポーズしてるのにも驚きました。

プレインズウォーカー(デュエリストみたいなもん)になりたてのプレイヤーさんに見所アリと判断し、「気に入った!生かしておいてやろう!」と見逃してくれます、クソ優しい。

ちなみに背景ストーリーだと第一章ラスボスくらいの立ち位置だそうで、現在は封印中らしいです。

他tcgとのギャップ

呪文

カードゲームで「呪文」という言葉を聞いた時、どのような物を思い浮かべますか?
大体の人は魔法カードのような、生き物以外のカードを思い浮かべると思います。

ではmtgで「呪文」という言葉は何に対して用いられるでしょうか。

A.土地以外の大体全部

他ゲーでいうモンスター、フィールド、そういったカードも全部呪文です。
もちろん魔法カードも呪文。

なので「カードを使用する」という意味で「唱える」「キャストする」とか言われたり。

これは後から知った事なのですが、そもそもmtgというものは「プレインズウォーカー(プレイヤー)が自分の魔導書(山札)の呪文(カード)で戦う」的なフレーバーがあるらしいですね、お洒落。

故に山札はライブラリーであり、それが無くなったらライブラリーアウト。
使える呪文が無くなったらそりゃ負けるなぁ…と納得。

他にも色々なtcg用語の語源に触れる事になりますが、どれも納得感のあるものが多く、この時点でmtgに触れて良かったと思えました。

土地


基本土地-森

mtgには「土地」というシステムがあります。
これはmtgを代表するシステムの1つであり、マナシステムの源流です。

マナシステムが採用されているメジャーなカードゲームの多くは、自分のあらゆるカードをマナとして置くことが出来るか、決まったタイミングで専用のカードを外部からマナとして置くことが出来ますが、mtgは違います。

mtgではマナとして置けるのはカードタイプに「土地」を持つカードのみなのです。

「土地」カードが無いと文字通り何も出来ません。

mtgのデッキ枚数は基本的に60枚ですが、殆どのデッキはその枚数の内1/3は「土地」カードが入っていますし、どんなに強いカードを引いていても初期手札に「土地」カードが2枚は無いとそれは手札事故と呼ばれます。

そう聞くとかなり不便に感じると思いますが、マリガンシステムが採用されているので酷い事故を起こす割合は体感他のゲームと変わりません。
不便ではある

インスタント

mtgをmtgたらしめるシステムがあります。
それがインスタント呪文と呼ばれるカード群です。

典型的なバーン呪文

この「稲妻」のように、カードタイプが「インスタント」である呪文は支払うマナがあれば相手のターンに唱えたり、自分や相手の呪文に被せて唱えることが可能です。
遊戯王の「速攻魔法」とほぼ同じであると言えば分かりやすいでしょうか?

自分のターンでも相手に使用可能マナが残っていれば、何かしらの妨害を受ける可能性があるわけです。
逆に手札に何も無い状況でも、マナを残してターンを渡せば相手は妨害を警戒せざるを得ません。

私がmtgに触れてみようと思った最も大きな要因はこの読み合いと空中戦の応酬に興味があったからです。

そして、この「インスタント」の中でもさらに代表的なカード群があります。
それこそが「打ち消し」呪文です

「どうせ、お粗末な呪文だったんだろうさ」
というフレーバーテキストのバージョンもある

「呪文1つを対象とする。それを打ち消す。」
短くシンプルなテキストですね。
これを相手の呪文にスタック(遊戯王のチェーン)して唱えてみましょう。

Q.何が起こると思いますか?

A.何も起こらず墓地へ行く

はい、どんなに高いマナコストを払って唱えた呪文だろうが、どんなに面倒な条件を達成して唱えた呪文だろうがその呪文はたった青2マナで無に帰されます。

相手のデッキに青が入っていた場合、あなたは相手のマナと手札がある限り常に「神の宣告」を叩き付けられる覚悟をしながらプレイする必要があります。

言わずと知れた遊戯王最強格のカウンター罠

とはいってもブラフの可能性はありますし、所詮1:1交換に過ぎないため、打ち消しているだけでは相手は勝つ事が出来ず、手札も減り続けて行く一方です。
コストが重い分ドローしながら打ち消しを行う呪文とかもあるんですけど

ハンデスと並んで嫌われている印象ですが、反面コアなファンも多い印象、実際私も相手に使われる打ち消しは嫌いですが自分が使う打ち消しは大好きですし。

ヤケクソ打ち消し対策カード
紙だと1枚8000円、アホか

"運命"に出会う

チュートリアルを終えた後、大量のパックを貰って開封。

mtgアリーナには「生成」機能はありますが、「分解」機能はありません。
パックを一定数剥くか、パックから一定確率で出現する「ワイルドカード」を使用することでカードの生成が出来ます。

また、mtgは1パックに「神話レア」(一番レア)か「レア」(その次にレア)が必ず1枚以上封入されている上、1日1パックはデイリー報酬で剥けるためコツコツデイリーが熟せるならカード資産はかなり集まりやすいです。
いわゆるカスレアも結構多い

デイリーミッションの内容としては、「赤か白のカードをx枚プレイする」「土地をx枚プレイする」などが多いですね。
1000ゴールドで1パック買えます。

試合途中に降参してもカウントされる

そして、当時最新パック「ファウンデーションズ」で、私は運命の出会いを果たします。

初出は2018年1月のパック

「原初の嵐、エターリ」

攻撃する度に山上から踏み倒しを行うカード。
自分だけでなく、相手の山上からも踏み倒しを行うため最大2枚の踏み倒しを行う事が出来ます。

この豪快な効果に私は心を奪われ、無難に強いデッキを組むつもりだったのが「コイツを使いたい!」という気持ちに上書きされていきました。

当然右も左も分からない初心者の私ではデッキの組み方なんぞ知らなかったので某所や知り合いの知り合いに構築相談をしてもらいながら組み上げて行きました。
そして…

赤緑エターリ(Ver.1)

ありったけのワイルドカードとゴールドを費やして作成
当時はもう少し貧弱だったがリストが残ってなかった

経験者なら何がしたいか一目で分かるほど単純なデッキですね。

「ホーントウッドの大主」
「山積みの収穫」
などのランプカードでマナを増やしながら

1枚で2回土地を出せる

「苦々しい再会」
「百発百中のカクタスフォーク」
などの速攻(スピードアタッカー)付与カードで「原初の嵐、エターリ」に走らせて殴る。

ルーティング能力が便利

しばらくこのデッキでアリーナを遊んでいました。

紙沼、序章

ここら辺でアリーナを始めてから約1週間が経過しました。

突然ですが私はドラゴン…というか人型ではないデカい怪物が大好きです。

mtgにはそんな私の癖を刺激するようなイラストのカードが多く、せっかくならと気に入ったイラストのカードや愛着の湧いたカードをシングル買いして飾り、コレクションしようという発送に至りました。

デジタルで見るのと実際のカードを鑑賞するのはかなり違うのでデジタルでしかやってない人にもおすすめ。

全部合わせて送料込み1コイン未満

mtg専門店の晴れる屋さんを利用し3枚購入、なんなら送料の方が高かったかもしれない。

うーん…大満足。

課金、そしてドラフトへ

mtgが思ったより面白かったのでお得な課金セットくらいは買ってみても良いかもしれないと思い立ち課金。

うおたっけぇ(1万投入)

この頃の私には「まあこの程度な紙でmtgやるより何倍も安上がりだし…」という考えがありました。

買ったセットの中に「ドラフト参加券」という物が数枚入っており、これを機に人生で初めてドラフトというものをプレイする事になります。

初めてのドラフト

「ドラフトとはなんぞや?」

ドラフト、単語とその意味は知っています。
複数パックを剥き、剥いたパックから出たカードでデッキを構築し、同じ条件の相手と戦う。

いややったことない…何も分からん………

デュエマは紙でやっていましたが、対戦の8割はリモート、他2割はcsなのでシールド戦とかドラフト戦とかやる相手が居ませんし、そもそもやりたいと思ったことすら無い私にとっては未知との遭遇です。

ドラフトも無制限に出来るわけではなく、参加券もどうやらかなり貴重な物のようなのでしっかり下調べした結果…

初心者がやるものでは無い

という結論になりました、そりゃそう。
そもそもカードの能力や挙動もあやふやなのにパックから自分でデッキを組むなんて無茶に決まってるんですが…
「うーん…4枚も参加券あるし1枚くらい大丈夫じゃないか?」

と、軽い気持ちで慣れないドラフトに乗り込む事になります。

なんか割と勝てたわ(笑)

初ドラフトの結果は3勝でフィニッシュとなりました。
アリーナのドラフトは7勝するか3敗するまで続き、3敗するまで何回勝てたかで報酬が変化します。

今回は3勝だったので1000ジェム(課金通貨)と最新弾2パックが報酬。

5勝以上はアド、3勝・4勝は大体参加費と同等、2勝以下はゲロマズといった具合に報酬が変化していくので今回はトントンといった具合でした。

どんなデッキを組んだかは画像が残ってなかったので分からないですが確か青単で飛行クリーチャーに装備品付けてビートしてた記憶があります。

2回目のドラフト

初めてのドラフトで意外とやれるのでは?と慢心した私はそのままの勢いで2回目のドラフトに手を染めました。

赤白アグロ…?

単色より2色を目指してピックしていく方が強いデッキが組みやすいという定石を教えて貰ったのでそれを意識してピック、赤白アグロ…なのか…?が完成。


0勝

…?

3連敗…? 嘘だろ…?

今回の敗因としては主に3つ考えられます
・全てのtcgでアグロ使った経験が無い
・もちろん組んだ経験も無い
・そもそもピックが下手

本来なら1回目のドラフトでこうなるべきだったんですが、なんかそれなりに普通の結果が出せちゃったのが仇になりましたね。

0勝報酬は50ジェムと1パックです。
200ジェムで1パック買えるので実質0.25パック+ドラフト分の3パックで4.5パックですね。

ちなみに参加券を使わない本来の参加費は1500ジェム(7.5パック分)です。

マッッッッッズい、普通に参加費払って0勝だった時のこと考えたくない。

3回目のドラフト

ドラフトに負けたのでドラフトをやります。

バカか?

1回目で3勝したのがこの頃の私に大層な自信を与えていたようです、お前mtg歴何日だ?言ってみろよ。


確かここからかなり削ってスリムにしたはず
でも画像が無い

というわけでピック完了、また赤白です。
お前さっき0勝で終わったのもう忘れたのかと言いたくなりますがまあ結果を見てみましょう。

2勝

2勝フィニッシュ、うーん…マズい。
2勝の報酬は250ジェムと2パック+ドラフト分の3パックで合計6.25パックです。
流石に0勝よりはマシですがまだ明確に損してますね。

ちなみに3勝の報酬は1000ジェムと2パック+ドラフト分の3パックです、1勝増えるだけで750ジェム増えます。
2勝以下がゲロマズと呼ばれるのも納得の差額。

4枚あった参加券も残り1枚です。
流石に残しておくか…

4回目のドラフト

終われるわけないよなぁ!?

うーんこの
というのも、セットに入ってた参加券は4枚だったんですが、マスタリーパス(シーズンパスみたいなもの)の報酬に参加券が1枚あったのでじゃあ使い切っても良いかと思っちゃったので泣きの1回。

青白飛行ビート?

なぜ1回目は勝てて2回目と3回目は負けたのか?
それはデッキの相性です、多分。
というわけで4回目の私は青白ベースに組んで1回目にデッキを近付けたようですね。

では結果を見てみましょう。

3勝

デッキを近付けたらちゃんと結果も近付いたようです、とはいっても3勝止まりではあるんですが。

5回目のドラフト(ラスト)

少し時間が飛んで後述の内容と時系列が前後します。
というのも月が切り替わった時に最後の参加券使った方が少しだけお得だったんですよね、詳しくは割愛しますが。

さて、最後のデッキはどんな仕上がりになったんでしょうか。

3色!?!?

何をトチ狂ったのか赤・白・黒の3色な上にデッキも少し膨らんでますね。
別に3色が悪いわけじゃないんですが色配分やマナカーブなど構築が難しくなるので普通に初心者がやる事じゃないです。

まあいいか…では結果を見ていきましょう。


7勝!?!?!?!?!?!?!?!?


(ナガノさんのポケポケ漫画より)

色々なことが上振れたり噛み合ったりでなんか7勝しました。

あまりにも美味しい

7勝の報酬は2200ジェムと6パック+ドラフト分の3パックで合計20パック。
なんだこれは…美味すぎる………。

最後に美味しい思いをしながら参加券が無くなったのでもうドラフトに挑むことはありませんでした。

流石に参加費払ってやる自信は無かったようです。

ちゃんとしたデッキを組もう

さて、ドラフトをやってる裏で普段のデッキでも遊んでいるわけですが、ここらでちゃんとしたデッキを触ってみたい気持ちが出てきました。

別にエターリでもそれなりに勝てていたんですが、赤緑以外のデッキにも興味があったんですね。

というわけで、エターリとは毛色の違う面白そうなデッキを探しに晴れる屋へ…

晴れる屋は通販だけでなくメタゲームの色々などもなんかこう良い感じに掲載されているので環境デッキはとりあえず晴れる屋見ておけば何とかなります。

アゾリウス眼魔鬼つええ!

アゾリウス=青白

選ばれたのはアゾリウス眼魔でした。
「忌まわしき眼魔」というなんか飛んでてスタッツもそれなりにある上に置いておくだけで小型が増えていくバケモンを全力で振り回すデッキです。

紙だと1枚10000円する、アホかな?

しかし、この「忌まわしき眼魔」はまともに召喚しようとすると通常のマナコストに加えて墓地のカードを6枚追放しなくてはなりません。

当然ですよね、たった3マナでこんな強さのバケモンが出て来たらゲームになりません。

ではどうするか?

「忌まわしき眼魔」は追加コストが別途要求されるだけで
マナ総量(必要マナ)は3です

「救いの手」や「再稼働」などの吊り上げられる生き物に制限がある代わりに軽いリアニメイト呪文で墓地から蘇生します。

「忌まわしき眼魔」の追加コストが要求されるのはあくまでも「唱える」ためのコストなので「戦場に戻す」場合は要求されません。

おい!3マナで簡単に出せないバケモンが1〜2マナで簡単に出てきちゃったぞ!?!?!?

まあ「忌まわしき眼魔」を墓地に落とす必要があるので出てくるのは大体4ターン以降なのですが、上振れると最短2ターン目に着地します。

では眼魔が落ちないと弱いのかと言われるとそんなことはありません。

「傲慢なジン」や「上げ潮、キオーラ」など他の有用なコスト3クリーチャーを蘇生してミッドレンジで戦う動きもあります。

終盤になるとパワーは7〜10くらいに膨れ上がる
ドロソ、墓地肥やし、打ち消しなどのコストが減って最高

オーバーロード(版図ランプ)鬼つええ!

時系列は戻りドラフトで7勝した後から少し経ちました。
実はかねてよりとあるデッキに興味を持っていたのですが、要求されるレア度の高いカードの多さからすぐには組めないと判断してのんびりパックを剥いてパーツを集める方向へ。

そのデッキこそがオーバーロード(版図ランプ)です。

英名は「Overlord of the Hauntwoods」

「オーバーロード」とは2024年の中頃に発売されたパック「ダスクモーン:戦慄の館」というパックに収録された「大主」クリーチャーの英名から名付けられており、その名の通り5種存在する「大主」クリーチャーのうち3種類を複数枚ふんだんに採用されています。

私はこの「大主」クリーチャー達の雰囲気がかなり好みだったので、課金セットのジェムやドラフトの報酬の大半をこの「ダスクモーン」パックに費やしていました。

そして遂に………

土地が高い

多少土地をケチりましたが、「ダスクモーン」パックを剥き続けたことと、そもそもパックを剥いた事でワイルドカードがそれなりの数溜まっていたことで無事念願の版図ランプが完成しました。

(「ランプ」とありますが、その実態は「コントロール」に近いです。)

紙で組むと8万とかする

紙沼、兆候編

カードゲームの醍醐味ってなんだと思いますか?
デッキの構築?プレイングの研究?

なるほどなるほど、それも確かにそうですね。

ですが1番の醍醐味といえばそう…

パック開封ですよね!?


2パック購入

mtgのパックって1つ幾らだと思います?
オーソドックスに150円?
少し高めの300円?
それとも強気な500円?

いいえ、1パック約600円です。

まあ紙でも1パックにレアが神話レアが1枚以上確定で封入されています、シングルで買った方が安上がりなのはどのtcgでもそうですし。

買値
不死の疾走者:50円
永劫の好奇心:1000円

凄いですね、同じレアリティでもこんなに値段の差があります。
まあ他のtcgよりちょっと差がデカいだけでよくあることではありますが。

紙沼、覚醒編

晴れる屋突入、デッキ選定へ

mtg、おもしれ〜〜〜

当時の私はmtgに支配されてました、1日の余暇の8割をmtgアリーナに費やす有様です。

そこまでのめり込んでしまった人間はふと思ってしまいました。

「これ紙で遊んだらもっと面白いだろうな…」

思い立ったが吉日、とりあえず3万円握って最寄りの晴れる屋(片道1時間半)へ突入。

私「すみません、紙始めたいんですけどオススメのフォーマットとデッキって何ですか?」

店員「なるほど、時間は大丈夫ですか?良ければ席でpc見せながらご希望聞きつつ考えたいと思うのですが…」

優しい

丁度人が居ない時間帯だったことも影響しているのか、私一人のために店員1〜2名が1時間と少しの間付きっきりで色々なデッキの説明や値段を解説してくれました、専門店って凄いな。

スタン、パイオニア、モダンのリスト色々見せて貰って最終的に店の人に候補挙げて貰ったのがこんな感じ
スタン
・白緑エンチャント(白青エンチャント)
・シミックテラー
・ティムール果敢
・ジェスカイ招集
・白単コントロール
パイオニア
・ジャンドサクリファイス
・イゼットフェニックス
・バーン
モダン
・なし

選ばれたのは…?

3万円握って店に行ったものの、実はデッキを組む気はまだありませんでした。
そもそもが高い買い物になるのぇ慎重に考えたかったのと、そもそもデッキを組んでも対戦相手が居ないためです。

なので本当に下見のつもりだったんですが………

シミック(青緑)テラー
やっぱり紙のカードっていいな…

おかしい、慎重に考えてからデッキ組むか決めるはずだったのに。

店員があまりにも親身に話聞いてくれた分「私はこの人たちの1時間を奪っているんだ…」という罪悪感が大きくなってついデッキ丸ごと揃えてしまった。

足りないパーツがあればまだ踏み留まれたのに…
流石専門店、在庫が豊富だ。

ちなみにデッキ、サイドデッキ、ダイス数個、インナーとオーバーのスリーブを2セットずつ買ったら合計4万円くらいになりました。

現金はしっかり3万しか無かったので電子マネーで会計、世の中便利になったもんだぜ。

ここが凄いよシミックテラー

そもそもシミックテラーとはなんぞや?
「トレイリアの恐怖」や「渦泥の蟹」といった墓地のインスタント・ソーサリーの枚数分唱えるマナコストが減るクリーチャーを安く召喚してぶん殴ろうぜ!って感じのデッキ、コスト軽減を狙うためにデッキの大半は低コストの墓地肥やし呪文やドロソが入ってます。

トレイリアの「恐怖」が軸なのでシミック「テラー」

ダスクモーンバンドル開封

「ダスクモーン」9パック、ライフスピンカウンター
土地数枚、ストレージボックスなどが纏まった商品
英語版しか無いこと以外は完璧

デッキを組んだ事もあってパック開封欲が爆発
ダスクモーンのバンドルを購入、確か5000円くらいだったかな。
良い商品なのに英語版しか無いのが本当に悔やまれる、日本語版でも出して欲しい。

箱の隣で転がってるのがライフスピンカウンター
ダスクモーンの基本土地めっちゃ良いよね…

中はこんな感じ、パック以外も色々入ってて初心者には嬉しい。
ではパック開封へ。

シングルで買うと大体7000円くらいする
かなり勝ち

掃除機、ソーンスパイアの境界、永劫の好奇心、不浄の別室など、当たりのレアが多めに出たお陰で完全に元は取れてる。
神話レアのボイラービルジの大主も出て満足。

コレクション欲、爆発

タガと財布の紐が完全に外れてしまった、もう私は私を抑えきれない。

🤗

「カッコいいけどスタンダードで使えないのが惜しいなぁ…」と思っていたカードを纏めて購入、まあ安いカードを選んでるので合わせて1500円くらい。

一方その頃デジタルでは

とまあ紙で色々やりつつアリーナの方でも色々やってました。

赤緑エターリ(Ver.2)

エターリ抜いた方が強い

「原初の嵐、エターリ」のデッキもこまめに改良を続けた結果がこれです。

「原初の嵐、エターリ」の最大の弱点は踏み倒しが誘発するのが攻撃時だということ、逆に言えばそれ以外はただの6/6バニラでしかありません。

そしてそれをカバーするための速攻付与カードがエターリの踏み倒し効果で捲れるのはあんまり嬉しくありません、ほぼハズレと言っても差し支えないでしょう。

そのジレンマはあるカードとの出会いで解消されることになります。

"運命"との再会

両面カード、変身すると左が右に裏返る

「エターリ」に悩む私を救ったカード、それもまた「エターリ」でした。

そのカードこそ「原初の征服者、エターリ」
「原初の嵐、エターリ」がリメイクされ、新たなカードとなった姿です。
背景ストーリー的には洗脳・機械改造・闇堕ち

「原初の嵐、エターリ」は最新弾の「ファウンデーションズ」に収録されていましたが、その「エターリ」はなんと昔の姿、既にリメイク先が存在しました。

リメイク前後を比べてみましょう
・6コス→7コス
・6/6→7/7
・踏み倒し発生が「攻撃時」→「登場時」へ
・踏み倒し効果が「土地以外が出るまで」に変更
・変身により自身が強力なフィニッシャーに

なんてこった、強いぞ

コストは増えましたが元々速攻付与のために1コス余分に必要だったのでほぼ変わりません、そして踏み倒しが攻撃時から登場時になったことで「踏み倒しの連鎖」が可能になりました。

細かい説明は割愛しますが、エターリは「伝説のクリーチャー」という区分に属しており、同名カードが2枚以上同時に存在出来ません、2枚目が出されると片方が即座に墓地に送られます。

旧エターリは攻撃時に踏み倒しなので同名が捲れても何も起こりませんが、新エターリは踏み倒し効果がもう一度使用可能です。デカい。

そして変身後、「原初の病、エターリ」

これがべらぼうに強いです、変身に必要なコストは重いですが、一度変身してしまえば破壊不能と毒を持つつよつよフィニッシャーとなります。

破壊不能は文字通り破壊されません、戦闘によるダメージと「破壊する」と記載された除去の一切が無効化されます。強い!

新エターリと出会った私は至極単純な結論に辿り着きます。

「旧エターリ減らして新エターリ入れるか」

同じエターリなので減らす罪悪感とかは特にありませんでした。

恐竜デッキでド派手に踏み倒そうぜ

赤緑エターリをさらに最適化させていった結果、それは恐竜デッキになっていた…

やっぱり抜いた方が強かった旧エターリ

「爆速でマナ溜めて踏み倒せば勝てる」
それが私の結論
「中心核の露見」
「ホーントウッドの大主」
「ゼンティカーへの侵攻」
などのランプ札で6マナまで溜めて
「密輸人の驚き」で踏み倒す。

器用さの塊
アーテルゴルギーニ使ってる気分と同じ

単純に6〜8マナに到達出来れば1枚で戦況をひっくり返すかもしれないほど強い恐竜が素出し出来るので、割とトップ解決で勝つことも多い。

7枚捲れば1枚は強い恐竜が居る

そして、このデッキにはとある最強のカード(当社比)が存在します。

楽しすぎる

それこそ、あるゆる誘発能力を倍加させる「うろつく玉座」です。
・エターリの踏み倒し、エターリの毒付与
・ギシャスの踏み倒し
・宝物庫の暴君のドロー+ゲイン、トークン生成
これら全て誘発能力です。

あまりの脳汁に半端な踏み倒しでは興奮出来なくなってしまいました、もう戻れない。

いざ「統率者戦」に挑む

アリーナで脳汁を吹き出しつつ、晴れる屋へ赴いてイベントに参加し紙も楽しんでいてある日、ふと思います。
「統率者戦」興味あるな…

というのも、前述した通り私はmtgのイラスト好きで、何枚かシングル買いをしています。
・使えるフォーマットがバラバラ
・戦えるデッキに仕上げるには高い
・でも見た目は好き
などの理由で飾っているカードが多いんですが、それらの難点をある程度解決出来るフォーマットがありました。

それこそが「統率者戦」またの名を「edh」

このフォーマットは特殊な点が幾つかあります。
・4人対戦
・デッキが100枚
・強制ハイランダー構築

はい、普通のmtgとは若干別ゲーというかボードゲーム寄りのフォーマットなんですね。
デュエパーティをご存知であれば大体それと同じであると考えてください。

そしてこのフォーマット、mtgアリーナに実装されていません。
似たフォーマットである「ブロール」は存在しますがそちらは2人対戦で割と別物です。

パーティゲーム色が強い…デッキレベルを事前に合わせる必要がある…アリーナで予習が出来ない…
私に出来るだろうか…そもそも相手も居ないし…

「とりあえず組んでから考えれば良いか!」

思い立ったが吉日、早速デッキ構築を始めます。
といってもまだデッキなんぞ組めないので某所と知り合いに頼り…

つよつよメカドラゴン

「ドラゴン・エンジン、レイモス」を統率者に据えた5cドラゴンが完成しました

https://www.hareruyamtg.com/decks/912536

↑デッキリスト、今でも調整してるので当時と少し違う。
レイモスのマナ出し能力でデカいクリーチャー出してぶん殴ろうぜって感じのデッキ。
・「ドラゴンの嵐」による複数踏み倒し
・「破滅の終焉」x=10で大祖始シュート
・ムキムキレイモスの統率者ダメージ21点
辺りが勝ち筋
レベル帯は5〜6くらい。
大体1万しないくらいだったかな?

100枚入るケースが無かったので新調
外からローダーに入れた統率者が見える仕様になっている

ドキドキワクワク福袋

そんなこんなで年末

「福袋買いたくね?」

思い立ったが吉日、買いました。
晴れる屋さんの1万円福袋です。


中身はこんな感じ
パック×4
晴れる屋スリーブ×1
シングルが入ってるローダー×1

パック剥いた画像が無かったですが、約4000円の「グレートヘンジ」が引けたのでこの時点でだいぶ嬉しい。

そしてローダーにはカードが2枚入っていました。

シンプルに良いカード

左は「真実の解体者、コジレック」
テクスチャー・foil版なので6000円ほどの値段
右は「不毛の大地」
値段は約5000円ほど

シングルだけで一応1万円は超えるようになってるの優しいですね。

統率者、再び

そんなこんなでアリーナと紙を並行して遊び気付いたことがあります。

金が幾らあっても足りない

というわけで色々考えた結果
アリーナ→スタンダード
紙→統率者
と分けて遊ぶことにしました

そしてあるカードと出会います。


ガチンコ・ジャッジ!

こういう踏み倒し、大好きなんですよね…
というわけで衝動的にコイツのデッキを組み始めることになります。
https://www.hareruyamtg.com/decks/923381

↑デッキリスト
元々「裏切りの工作員」などのカードも入っていたのですが、edhはリモートでやる機会か多くてコントロール奪取カードは面倒だと思い抜きました。

1万円くらいでサクッと組むつもりだったのに気付いたら3万円使ってました、どうして…

トップ操作呪文で山上を固定し「激突」に勝利し、強力な呪文を踏み倒して盤面を制圧し

・「ボーラスの城塞」と「師範の占い独楽」によるライフの許す限り無限ドロー

・「潮吹きの暴君」「船砕きの怪物」と「魔力の櫃」「秘儀の印鑑」などのマナファクトによる無限マナ生成

辺りを使って「残虐の執政官」の無限召喚によるダメージでの勝利を狙います。

シンプルに強い

何戦か使ってみた感じデッキレベルは6くらいですかね、もう少し無限に寄せれば7〜8までは行けそうですがどうしようかな。

買うの躊躇したけど使ってみたらあり得ないくらい強かった
(3000円)

「巻物棚」や「ボーラスの城塞」のカードパワーの高さに驚かされるばかりです、楽しい。
「虐殺のワーム」が役に立つ場面が無かったので何かと入れ替えたい。

「ダスクモーン:戦慄の館」1箱開封

ここら辺はもう先週くらいの話です。

パックが剥きたーい!

晴れる屋の統率者イベントに参加した際、買おうと思っていたカードが全て品切れだったので勢いでダスクモーンのボックスを買ってしまいました。

横にあるのはジャケ買いしたブロックオリパ
世界喰らいのドラゴンに惚れた

前述した通りmtgは1パック約600円、そしてこの箱には36パック入っています。

600×360=21600

はい、大体のtcgなら余裕で1デッキ組めてしまいますね。

早速開封結果を見てみましょう。

大勝ち

皆様、右上の辺りに見覚えのあるカードがありますね?

1枚1万円ちょい
ダスクモーン堂々のトップレア

はい、「忌まわしき眼魔」です。
このカード1枚で箱代の約半分が帰ってきました。

ちなみにこの箱を買った時晴れる屋ではポイント10倍キャンペーンが開催されていたので開ける前から2000円ほどは既に帰ってきています。

スタンダードのtier1デッキに4積みされている
約5000円

また、「悪夢滅ぼし、魁渡」も引せているため、この時点で箱代がほぼ帰ってきています。

他にも
・境界4種
・永劫4種
・フラッドピットの大主
・その他レア・神話レア
など色々有用なカードも入手
全て値段にすると3万〜35000円くらい…か?

と、初めてのmtg箱買いは嬉しい結果で終える事が出来ました。

終わりに

フォルダ見ながらつらつら書いてたらいつの間にか13000字超えてました、目次を付けたもののかなり見辛くて申し訳ない。

ここまで見て頂きありがとうございました。
フォロワーでとたまたまこのnoteを読んでいる全く面識の無い誰かでも、スタンダード、edhのお誘いを貰えれば喜んで遊ばせていただきますのでぜひ。

あ、基本リモートになると思いますが晴れる屋横浜店に来れるなら顔突き合わせてのプレイも可能ですので。

また、少しでもmtgやアリーナに興味を持って貰えたら私にリプライでもDMでもなんでもください。
私もまだ初心者のぺーぺーですが出来る限りのお手伝いや対戦相手を務めさせて頂きます。

もっと積極的に布教したいけど値段がアレすぎて

それではまた………

Twitter :@chatastasia

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