谷口楽器で通常取り扱っているコンサーティーナの種類
谷口楽器で通常取り扱っているイタリアのコンサーティーナブランド【BASTARI】の機種をご紹介します。
B-1
■仕様
C/Gチューニング ダイアトニック式 ※1
20ボタン40音/40枚リード
9枚ベロー/マホガニー製
もっともシンプルな「20ボタン」のコンサーティーナです。ボディは赤色で緑のラインが入っており、蛇腹を開くと花柄模様なのでとてもかわいいです!ボタン数が限られますが、工夫次第で童謡からポップスの演奏まで可能です。
⇩音域表
⇩運指表
W-15
■仕様
C/Gチューニング ダイアトニック式 ※1
30ボタン60音/60枚リード
6枚ベロー(皮製)/マホガニー製
3列目のボタンを使うと、C/G調にはない音を出せます。アイリッシュ音楽で主流な機種です。大きさは40ボタンのものより一回り小さく軽く、軽快な演奏が奏でられます。左側が低音域、右側が高音域となっているので左手で伴奏、右手でメロディーを弾くというアコーディオンの様なスタイルも演奏可能です。
⇩音域表
W-40
■仕様
C/Gチューニング ダイアトニック式 ※1
40ボタン80音/80枚リード
6枚ベロー(皮製)/マホガニー製
ダイアトニック式で最もボタンの多いタイプです。30ボタンより一回り大きいです。音域はほぼ同じですが、W-15よりも10個ボタンが多いので変え指のパターンが多く取れます。左側が低音域、右側が高音域となっているので左手で伴奏、右手でメロディーを弾くというアコーディオンの様なスタイルも可能です。トラディショナルなダンス音楽から最新のポップスソングまで幅広いジャンルに適用できる人気モデルです。
⇩運指表
W-40はW-15のボタン配列に+10個(点線の外側部分)が追加されます。
A-48 Tenor
■仕様
クロマチック式 ※2
48ボタン48音
6枚ベロー(皮製)/マホガニー製
蛇腹の押し引きで同じ音が出ます。真ん中の2列がピアノの白鍵、両端2列が黒鍵に相当します。よって半音上や半音下のボタンがすぐ横に配置されているという特徴があります。
ダイアトニック式と違い、出したい音によって蛇腹を切り替える必要がないため、蛇腹をたっぷり使った伸びやかなメロディーを奏でる音楽に向いています。
運指の違いについて
※1 ダイアトニック式
アングロコンサーティーナなど
ディアトニック式と表記される場合もあります。
調子ごとにボタンが全音階で配列されています。(10ホールズハーモニカなどが調子によって分かれて作られているのと同じです。)そのため全ての音階が出る分けではなく、シャープやフラットなど出せない半音が出てきます。
※2 クロマチック式
イングリッシュコンサーティーナなど
一般的に蛇腹の押し引きで同じ音が鳴り、左右交互にボタンを押すことで音が上がって(下がって)いく運指のものを指します。シャープやフラットボタンがすぐ横に配置されているので全ての半音が出せます。
コンサーティーナ専用ソフトケース
ショルダーバッグとしても手提げでも持ち運びができます。内側はクッション性がありますので楽器本体を衝撃から保護できます。あと猫に人気です。
谷口楽器オリジナル コンサーティーナ付箋
谷口楽器のロゴ入りオリジナル付箋なんてのもあります。ダイアトニック式コンサーティーナ(20ボタン)のデザインになっています。縦:6.5cm×横:7.5cm / 30枚
※ネットショップからご購入の場合は3つのセット販売になります。
一見するとみんな同じように見えますが、それぞれ音域や特徴が違うんですね。是非、谷口楽器で実際に弾き比べてみてください。
では、また!