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英語で稼ごう!~下準備編~ スタサプTOEICパーソナルコーチプランを受けてみた。

日本の世の中はお盆休みの最終日、どこにも出かけられない今年の夏は、
Netflixでドラマや映画一気見!と言う方も多かったのでは?

いやいや、この休みは集中して勉強してみよう!
と奮起された方も少なからずいらっしゃったと思います。

幼い頃からアメリカドラマに影響を受け、英語だけはまともに勉強したおかげで、
英文学部を卒業後、入社した会社では海外部門へ配属されました。
まずは貿易事務を担当することになりましたが、
上司はもれなく駐在経験者、同僚も留学経験がある方々ばかり!
留学経験も貿易の知識もなく、マイナスからのスタートに本当に苦労した私は、
駅前留学を決意します。

読み書きも怪しかったので、当時大流行していた会話メインのNOVAではなく、
文法と会話両方をガッツリ学べそうなECCへ即入会。
始めてみたら思いのほか楽しくて、
中級クラス入会から足掛け5年ほどで上級クラスまで制覇しました。
楽しかったのは、授業後の先生やクラスメイトとの飲み会でしたが(爆)
日本人講師から文法を学び、ネイティブ講師から会話を学べるスタイルは、
この放課後の『飲みニュケーション』(死語?)でも大いに活用できました!

「日本の英語教育は文法ばかりだから会話ができない」とよく言われます。
その通りですが、文法もある程度分かってないと話せない、
と言うか、相手の言ってることを間違って理解してしまったりするので、
英語がわかる日本人講師から英文法を習う学習方法は私にはハマりました。

その後、どこに行ってもTOEICが主流になり始めたので、
知り合いが経営していた英会話学校の3か月集中コースに入会し、
TOEICの存在すら知らずに初めて受けさせられた時のスコア400点程度から
730点まで一気に上げることができました。
フルタイム勤務で時には残業もある環境で、
予習復習をこなさないと参加する意味がない週2回の通学に追われ、
この3か月が人生で一番勉強した気がします。笑

なんとか仕事に支障を来さないレベルに達した私は、
「テストはもういんじゃね?」と思った頃にちょうど結婚→出産→働く母になり、
勉強する気力も自分のために使う時間も消え失せ、
英語から遠ざかることになります。
そこからTOEICスコアは転落の一途を辿りました…
検定試験あるあるですが、
問題が年々難しくなっていくのに私の学力は停滞したままだったからです。

自分のことは棚にあげ、とりあえず娘の英語教育に集中することにしました。
物心つく前からバイリンガル保育園に入れ、車送迎中のBGMは英語の童謡オンリー、就学後も英会話教室を続け、本人も英語は好きと言うようになっていたのに、
昨年のコロナ禍で登校できなくなり、
『あつまれ動物の森』とタイのBLドラマ沼にハマってしまったイタイ娘を見て、
こりゃいかん!と焦った私は、余暇を利用して英検準一級の勉強へ誘導した結果、
なんと一発合格することが出来ました。
うちの娘は帰国子女でもなく、留学経験もなく、
短期集中講座に数日通っただけですが、なんとかなりました。
スポンジのように吸収する若い頭脳が本当に羨ましい!

娘の英語育ても落ち着き始めた頃、
ちょうど長年勤めた会社を早期退職し、時間の余裕が出来た私は、
ようやく自分の勉強を再開することにし、
転職の足しにもなるか?とTOEICのスコアアップに着手してみました。

英語から遠ざかっていた10数年の間に、
今時は『800点くらい取っとかないと良い会社に就職できない』世の中
になっていたことには心底驚きました!
TOEICがハイスコアでも会話は全然できない同僚をたくさん見てきたからです。
逆に、TOEICはダメでも持ち前のセンスで世界を渡り歩く同僚もいたので、
「TOEICで判断される就活、おかしくね?」と言うのが持論ではありますが、
まずはレベルチェックも兼ねて、某オンデマンドの上級コースを受けてみました。

オンデマンド先生の解説で「解き方のコツ」は理解できましたが、
圧倒的に演習量が少なく、これじゃまだまだ足りん!と感じつつも、
誰かにお尻を叩かれないと、好きじゃないTOEICの勉強なんかしないよなー、
と怠け者な自分の性格をよーくわかっていた私は、
ふと「ライザップEnglish」のCMに目が留まりました。

使用前使用後の姿が衝撃的なあのTVCMでダイエットコースは知っていましたが、
近頃は英語やゴルフ講座もあるのですね。
内容はダイエットコースとほぼ同じで、
担当コーチと毎日のようにやり取り出来るのですが、
そのお値段にびっくり!

これだけ投資してもスコアが上がらなかったら後悔しそうなケチなおばばは、
別のコーチ付プランも探してみました。
ライザップの競合他社や個人経営のコーチングプラン等々、
無料体験や口コミで確認しましたが、やっぱりどれも似たような高額っぷり。

ここまでおんぶにだっこして貰わなくても、数こなして慣れるのが重要!
と言うことだけは分かっていた私は結局、桐谷美玲さんのTVCMも流れ始めていた
「スタサプTOEICのパーソナルコーチプランの3か月コース」
を受けてみることにしました。
パーソナルコーチプランなので受講料はお安くはありませんが、
ライザップ等々と比べると遥かにお手頃価格です。

スタサプの担当コーチとのやり取りは、
計3回の電話面談と日々のやり取りはチャットのみ。
受講者の性別年齢に合ったコーチが割り当てられ、
私よりはおそらく年上の翻訳業も営まれている素敵な女性コーチでした。
最初の電話面談でレベルチェックと目標スコア設定が行われ、
それを3か月で達成するためのスケジュールが決められます。

超久しぶりの勉強で一応、再就活も同時進行中と言うストレスフルな状況に加え、
年齢のせいで記憶力減退している私の目標は、
『とりあえず800点』と謙虚に設定してみました。笑

週1日のコーチの指定休日以外は、毎日何度でもやり取りできました。
質問に対する回答だけではなく、毎日長文チャットでお勧めのフレーズ、
東進の林先生ばりに自信満々の教え方をされるけど非常に分かりやすく、
常に白Tにジャケット姿と言うシュッとした出立ちの関先生が熱く語る、
大量のオンデマンド教材のどこを見ればどのように参考になる等を
楽しい英語ネタの雑談を交えて教えてくれます。
先生と私の共通ネタは、前回お送りした「海外ドラマ」だったので、
ドラマ内で使われていたフレーズが勉強になるからと教えてくれたり、
模試直前はやんわり発破をかけてくれたり(笑)本当にお世話になりました。

受講中は関先生のオンデマンド解説を視聴しつつ、
スタサプで作られた単語クイズ(TEPPAN英単語)を隙間時間にコツコツやり、
全パートの演習問題(パーフェクト講義)を
『全問正解するまで』何度もこなしていきます。

私が一番よくできてるなーと感心したのは、
ReadingパートのDictation(書き取り)と音読機能。
書き取りは最初の文字や字数から推測できるのでそこまで難しくはないのですが、タイピングの練習にもなりました。
もちろん、ヒントは不要!と言うドSの方のためには、
ヒントを消した出題モードも選択できます。

音読は自分の声を録音できるので、発音の悪さに小っ恥ずかしくなりますが、
自分の声って変な声ーと気付くと同時に、
発音も客観視(聴)出来る良い機会でした。

更に、基本プランに含まれている計5回の模試(実践問題集)で
レベルの進捗状況を確認しつつ、本試験を毎月受験するように勧められます。

この模試は、あえて簡単なものから激ムズまで取り揃えられていますが、
2016年に大改訂されたTOEICに則した模試ではなかった点は少し残念でした。
Part 7(長文読解)の問題数が激増し、通称:Triple Passages(3種類の長文を読んで回答する)と言う、テクニック的な難易度が上がりましたが、
出題内容のレベルはそこまで変わっていないので、良い勉強にはなりました。

余談になりますが、ここ数年でTOEICの出題傾向で変わった点と言えば、
Reading Partで「オンライン」系のシチュエーションが増えたことです。
オンライン会議しただの、ウェビナーあるよだの、と言う長文ばかり。
世の中の流れに即しているとは言え、
「もうえーっちゅうの!」と言いたくなるくらい出てきます。笑

もっとテストに慣れたい!と言う方には、
『別売り』の模試(実践問題集NEXT)もあります。
私は購入しませんでしたが、こちらは改訂版に対応しているようです(?)
コーチがこれは簡単、これは難しいと教えてくれて、
簡単な時は「本番はもっと難しい!」と脅され、泣
難しい時は「難しくてもこれだけ取れた!」と励ましてくれるコーチングでした。

TOEIC経験者の方はお分かりかと思いますが、
本試験では問題との相性や受験日の体調で出来不出来が大きく左右されます。
コロナ以降は試験会場の受験者数を減らしたため受験資格が抽選になってしまい、
私は3ヶ月間で計2回、連続受験することができました。
結果、1回は比較的相性が良かった問題のおかげで800点越え、
もう1回は担当コーチも驚くほど激ムズで、800点にちょい届かずでした。

また、スタサプの良いところは、最初に7日間のお試しができて、
そのまま入会すると修了後に数万円のキャッシュバックがあります。
(時期によってキャッシュバック金額は変動するようですが)
私はコーチプランはもうお腹いっぱいだったので、
修了者特典で1年間無料のコーチ無しプランで継続しました。

TOEICは少々飽きてきていますが、英語で仕事をして行く上で、
英語のレベルを現状維持するためにも
今後もたま〜に一瞬、勉強して受験を繰り返していくことでしょう。笑

家に転がっている娘の英検準一級の赤本も気になる今日この頃なので、
英検へ原点回帰してみる日も近そうですが、
ひとまずは日本の主流となったTOEIC対策に手を焼いている方々の
参考になれば幸いです。

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