魚醬とハーブともち米のめくるめく世界!ラオス料理を堪能したよ@八王子 ラオス食堂
雪の降る町に
熱い魂を投入すれば
今季初の小雪がちらつく東京。
寒さで身が凍える夜でしたが
八王子でラオス料理をふるまって
くださるということで行ってきました。
「ラオス食堂」。
常設の食堂ではなく
アジア諸国料理店 PePeという
お店を借りての間借り不定期営業です。
かわいいおもちゃ箱のような外観。
店内にはセンスの良いおもちゃが
所狭しと飾られていて
一歩入っただけでわくわくします。
日本人男性一人のワンオペ。
料理はお任せで出て来るシステムです。
じょいっこは以前アンドシノワーズで
少しだけラオス料理を食べましたが
それだけっていうのは初体験。
どんな料理なのでしょうか?楽しみです!
チェオ(マクレン、マクア)2種と
バック・ガップ
チェオなくしてラオス料理を語るなかれ。
もち米や野菜と共に頂くディップで
主に野菜から作られる。
赤いマクレンはトマト、
緑のマクアはアジア丸茄子。
ラオス魚醬の旨味が柱になります。
付け合わせ野菜盛りと共に頂きます。
独特なラオス魚醬の香りがふわんと。
野菜の旨味に隠れた魚の発酵の芳香が
一気に心をラオスへといざないます。
カオ・ニャオ
もち米
ラオ族(旧呼称は低地ラオ族)の主食
手で丸めてさまざまな料理と
合わせていただきます。
サイ・コーク
ラオス発酵ソーセージ
豚肉にハーブ、もち米を練り込み
乳酸発酵を促す。
これ、めちゃくちゃ美味しい!
タイ料理でも似たようなのがありますが
それよりもジューシーでハーブの華やかな
香りがして今まで食べたソーセージの中で
一番の美味しさ。
ラープ・グア
ピン・シングアとチャオ・ビー
まだ前菜なのにすごいの出てきた!
右上の大き目のみじん切りは
ラープ・グア、いわゆる牛肉のラープ
牛肉の香味和えです。
本来でしたら生肉なのですが
日本で牛肉の生は禁止されて
いるため低温調理版。
いつか本当の生のラープを食べてみたい。
ピン・シングアとチャオ・ビー
牛肉の炙りと牛の胆汁を使用したディップ
噛みしめるたびに牛肉の旨味がじゅわっと。
牛の胆汁を使用したディップがまた
奥深い味わい。
レモンバジルや巨大なホーリーバジル
と共に口に入れると爽やかさとの饗宴で
ここはもはや八王子ではない!
ラープ・バー
白身魚の香味和え
左のは火を通した魚を細かく切ったもの。
右のは生の魚をたたいたもの。
火を通した方は淡白な中にも
ブリッとした旨味がある白身魚に
ハーブがよく合います。
生の方がまるでなめろうのような食感。
ねっとりとした旨味。
米を細かく砕いて炒ったものがかかっていて
そのカリカリとした食感と食べると
そこは新世界!
オ・ラーム・ムー
豚肉と野菜のペッパーウッド煮込み
豚肉を1時間かけて燻製した後、
表面をグリル、テンパリングした
ペッパーウッド、野菜類と煮込んだもの。
これすごい!!
今まで食べたことのない味わい!
木片を出汁に使うってすごくないですか?
ラオス魚醬をベースに、
各素材の香ばしさが広がります。
ピリッと程よい辛さと香草類の
爽やかさがたまらない。
出汁的に使われているもち米が
ドロッとした粘度をだしていて
とろとろ美味しい!
最後は残った木をチュウチュウ吸うと
汁の旨味を吸収していて激うま!
木まで食べてしまいました。
モック・パー
白身魚のバナナ葉包み蒸し
リーフを開くと
ふぁ~!ハーブと魚の良い香り!
ラオス魚醬、香味野菜、米のしとぎ、
香草類で和えた白身魚をバナナの葉に
包んで蒸しあげたもの。
しとぎとは炊いた米を叩いたもの
それと一緒に蒸すことにより
旨味とトロミがつきます。
ラオス料理はお米が調味料として
いろいろとつかわれているんだな。
カオプン・ガイ
コース外の料理で+アルファ
お支払いしていただきます。
茹で鶏のせ出汁とココナッツミルク&
豆乳スープ仕立ての汁ビーフン
太くて丸いビーフンが入っています。
お米とタピオカでできているという麺は
日本の麺にはないもちもち感。
まろやかでコクのあるスープとよく合います。
また、ナー・カオソーイなるものを
つかっているのですが
豆を一度納豆にして作られたお味噌のようなもの。
香りをかがせていただきましたが
納豆の香りが少ししつつ味噌の香りに
限りなく近い感じ。
これが奥深いコクをだしているようです。
以上の料理で4000円。
それに以下のお酒を頼みました。
ビアラオ
小瓶750円 ゴールド
カオ・ガイノイという丸粒の
希少米を使用とのことですが
そんなに米の味は感じません。
通常のビールの味わいの中に
ふんわりと甘い香りが感じられます。
美らラオ
ラオス国産もち米泡盛。
沖縄とラオスのコラボ。25度
シングル600円
シークワサー割がオススメという事で
シークワサーで割っていただきました。
一気に沖縄の味わい。
料理で疲れてきた舌を
すっきりとしてくれました。
ラオス料理、初体験でしたが
どれも美味しくて楽しくて最高でした!
ポイントはラオスの魚醬とハーブ、
さりげなく随所に使われているもち米
なのではないかと感じました。
日本にはない味わいと料理。
じょいっこ、ラオス料理が好き!
好き!!!
もっと追求したくなった夜でした。
熱い国の料理と寒い冬
熱い!寒い!寒い!熱い!
八王子は大忙し
心はいつだってフル回転。
心臓発作で死ぬなかれ。
誰か一緒に
ラオスランデブーしてみない?
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