クリニックでのはなし

こないだクリニックでの待ち時間、中から大きな笑い声が聞こえてきて、その後診察室から笑顔のカップルが出てきた。いわゆる「卒業」関連の案内を握りしめていた。

このカップルの詳細は知らない。どのくらい2人で不妊に悩まされてたのか、クリニックの扉をたたくのにどれくらいかかったのか、どのくらいで陽性になって卒業にいたったのか、その間どんな思いで過ごしてたのか?

わからないけど、例えクリニックで最短で妊娠してたとしても、この日に至るまで色んなことを考え、悩み、選択したことは確かだと今ならわかる。

人生の深みは選択の数だと思う。
このクリニックの中で私は、不妊治療というテーマで一生懸命選択をすることで、一生懸命選択をしている人たちと経験を共有しているはずだ。

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