マウスガードで安心を得る
マウスガードって何??
あなたはマウスガードって知ってますか?着けたことありますか?
(#かくいう自分は数年前まで知ってたが全く着けたことなかったのですが(汗))
スポーツをやってる人ではもしかしたらつけたことあるかもしれませんが、多くの人はおそらく着けたことも触ったこともないかもしれません。
(#最近だと有名スポーツ選手がつけてることも多いですね)
じゃあ簡単にマウスガードを説明しますね。
マウスガードは口腔内の歯に装着するもので、歯科医院で製作するカスタメイドのものと、市販の使用する人が自分で直接作る2タイプがあります。
前者は口の中で型どりをして、それを石膏模型にして、その上で機械等を用いて製作する方法で、適合性は市販のものより格段上がります。
(#要は型どりをちゃんとしてもらって作ると精度高いのできるよってこと)
後者のものは様々な種類があり市販で買えるため手軽にできることが大きな特徴です。
ただ、これは自分自身で口の中で色々な手順(一般的にはお湯で軟化させて口の中に入れて息を吸って陰圧にして歯形をつけたり指で成形したりする)セルフで行わなくてはならないのです。
個人の歯並びに合わせて作られたものではないので場合によっては違和感あったり適合性や発音が思わしくないことがあります。
(#こっちは簡単だし手軽に手に入るけどピッタリにするのは難しいし調整もしづらいよってこと)
ちなみにボクシングやラクロスなどではマウスピースとかって呼びますけど競技によって呼び方は変わりますが装置としては同じものです。アメフトとかラグビーではマウスガードって呼ばれることが多いみたいです。
↓カスタムメイドのマウスガード
マウスガードの効果は?
一般的に考えられてるのは、マウスガードとつけると競技能力が飛躍的にアップするとかよく聞きますよね?
しかしそれは正しくないんです。 (#飛躍的にアップするんだったらスポーツ選手全員着けるよね。)
マウスガードの主体的な効果は
「着けることにより外傷に関する不安を取り除き、選手が本来持ってる能力を安全に十分発揮できるようになる」
と表現したほうが正しいかと思います。
人によってはマウスガード入れることによって噛み合わせの面積が増えるしバランスも良くなり噛みしめることは強い筋活動を発揮するといわれてるので
競技によっては噛みしめたほうが良いこともありますが
マウスガードが選手の運動能力を増強させるかどうかは多くの研究がありますがいまだに結論は出ていません。(#人間の身体って不思議〜)
余談として、有名な話として2012年のプロゴルフの大会中に「マウスガードを使用すると飛距離が伸びる」と発言したことで失格になってしまった選手がいます。
マウスガードはゴルフでも「歯を守るため」や「外傷予防」などの理由で事前に大会運営委員会に医者からの医療情報、使用する器具を提出して使用許可が得られれば可能になります
しかしこの失格選手の「使用すると飛距離が伸びる」という発言がドーピングにつながったものと思われます。
一番大事なことはマウスガードを使用することによって不意に飛んできたボール、接触プレーによる人の頭、拳、肘、膝はどかたい部分から歯や顎や口腔粘膜の外傷を予防すること。
あと過度な噛みしめによっての歯の破折を予防するため、などなど。試合中よりも練習中からしっかりつけることが大事ということ。(#これ大事。)
競技によるマウスガードの色
マウスガードは競技によって規定がいろいろあるので試合などで使用する場合は注意が必要。
ここでは全部は書けないので抜粋して数種類の競技について紹介します。
《マウスガード義務化されているスポーツ》
【完全義務化】 ボクシング→AIBA:赤いマウスピース不可 キックボクシング→フットボール用ガムシールドやストラップ付は不可 アメリカンフットボール→明るい色でなければならない。白・透明は不可 総合格闘技
【一部義務化】 アイスホッケー→国際:20歳以下は義務、国内:透明・肌色・白色以外 空手(組手)→色は透明なものに限る(全日本空手道連盟) ラグビー→U-13~U-19は義務。U-12は推奨。U-15は赤や華美な色は禁止 ラクロス→透明や白色以外の一見してわかる色
《マウスガード推奨・許可されてるスポーツ》
バスケットボール→透明なものであれば使用可 硬式野球→白色・透明なものに限る 柔道→白色・透明なものに限る
一部抜粋して表記しましたがこのほかにも沢山の競技でマウスガード使用が推奨されています。
あこがれの選手がつけてるからとかでもいいし
着けてみたいって興味本位でもいいし
指導者が教え子につけるように指導できるようになったり
スポーツやるうえでもっとマウスガードをつけることが主流になるように今後も活動していきたいなって思います。
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