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#創作大賞2022 応募(#8/10)|何故、荷崩れサラリーマンとなったのか?|人生の立ち止まり|廻り巡って結局のところ向き合う他にない。

これまでも、きっと同じ状態の時があったことでしょう。
その時だけではなかった筈だと、今では振り返ることができるようになりました。


苦し紛れの中でも「頑張っているつもり。」でした。

しかし、その時は、無情にも突然にやって来ました。

体が動きません。心も止まっていました。

喜怒哀楽という色の付いた感情を、何一つ思い出すことも、感じることもできなくなってしまいました。

もうここが終点なのかと、心のどこかで諦めていました。当然、それって「絶望」でしかなく、「人生の立ち止まり」なんて美辞麗句も甚だしく、真っ直ぐに「荷崩れサラリーマン」と自称してしまうことの方が、楽になれただけ、救われただけです。今だから、そう言えるだけ。と感じています。


精神科の診断結果は直ちに示されました。

「適応障害」。第一声でした。

2時間に渡る心理テストなどを経て、「暫くの休養」が必要とされました。

就労可は記すことができません。

睡眠導入剤、睡眠薬、抗うつ剤が処方されました。

あまり気持ち良い言葉ではありませんね。それでも、これが精一杯の心の叫びであり、自身への慰めだったのです。基本「歪んで」いますから、必要以上に「感じ過ぎ」ますから、仕方がありません。

当時は、責任転嫁や自己弁護、自己擁護の思考だけが「命」を繋ぎとめていたように感じています。その気持ちをnoteに言葉として表現できたことが、本当に救いだったと今では思っています。
その気付きと、書き出せる(吐き出せる)環境がなかったら、「荷崩れ」どころではなくて「終わって」いたことでしょう。大切な最後の家族へさえも思い遣ることなく。最後の本物の馬鹿か阿保をやってしまうところでした。このnoteへの投稿も、誰へのメッセージも記憶の欠片ともならずに。ただ朽ち果て散っていただけでしょう。(ただ、それだけだったことでしょう。)

思い出の曲(音楽)は、「命」を繋ぎとめる「大切な拠りどころ」となりました。もっとも身近な家内の声や妖精の声(愛犬MAY)さえも、心苦しい時間がありました。申し訳なく想いながらも、自分自身の心だけでは何も動かすことができなかったのです。
ただ、イヤホンと流れる旋律だけが、心の弛緩剤になっていたように感じています。布団の中で閉じた瞼に映し出される様々な映像だけが、癒しか、または薬となっていたようです。

2週間?3週間?そんなに簡単ではありませんでした。自覚できた明確な区切りは、概ね3ヶ月後の「ある日」の「小さな幸福感」を感じたその日だと記憶しています。


心理テストの中であまり歓迎できない評価の言葉がりました。

「あなたは人の表情が苦手ですね。」

この言葉は、はっきり言って酷く傷つきました。そして納得しました。「その通り。」「幼少時から、表情ばかりを気遣うようになっていた。」「妄想の世界も含め、想像し過ぎてしまう。察っし過ぎてしまう。」「そこから逃げたくなってしまう。」

こんなことを納得せざるを得ませんでした。

長い間、それは神経質、潔癖症などと病気呼ばわれされ続けていた。時には「キチガイ。」「冷酷人間。」「人でなし。」とも表現されました。

それが大きく、強く、激しく、根深いトラウマだったようです。

心身の疲労、疲弊が一気に堰をブチ壊したかのような状態だったと言えると思います。

ある意味、観念した。もう、サラリーマンは無理だと。組織の中での貢献を目指すことは苦し過ぎると。

もう、人(表情)と関わりたくない。


朽ち果てずに(散らずに)、ここで今こうして「つぶやいて」いるから「荷崩れサラリーマン」なのです。


追伸

こんな状況下でしたが、心理テストの結果で、とても嬉しい評価もあったのです。「空間認知能力」が極めて尖っていると。それは、その後にとても大切な気付きと自己肯定感を得るための、勇気と希望となりました。



つづく



最後までお読みくださり、ありがとうございました。

胸の内を全て書き出し終えるまで、向き合い直す他にありません。

「楽観の部屋」でしか、言葉にできないことに気付かされました。

書き出すことで生じる嬉し悲し複雑な苦悩の時が、暫くは続きそうです。

静かにお見守りを頂ければ幸いです。


_(._.)_

※ペコリ _(._.)_ は、誤字脱字(見直し)の確認の印です。
(発見された方は、是非ご指摘願います。真摯に受け止めます💝)


* * * * *
※この記事の悩みどころ(表現や判断に迷った事などをメモしています。)
・「共感」を求めるための綴りではありません。ただ淡々と「飾らない言葉」で表現するつもりです。思考を曲げないために、妨げないために。ある意味でそう宣言します。自分のために。


※参考・引用など


<イメージ写真・動画など>

幾つもの峠を越えて|K-systemさん制作
https://www.photo-ac.com


以上


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