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過去の恋愛話①

お金の話も続きがあるのですが、まとまって書きたいのでここで小休憩。
私も長年婚活戦士をやっており、数は多くないですがここで昇華させていただければと思います。


売れないバンドマンYくん

出会いはマッチングアプリ。私は部活の先輩と遠距離恋愛の末破局してその後の出会いがなかった。(部活の先輩とはフェリーで行き来する距離で、別れた帰り道のフェリーの船首で風を身体中に浴びながら大泣きしてた、さながら1人タイタニック)
地方医大はほんと〜〜〜〜に出会いがない。もうみんな1回生の時に部活の先輩と付き合うか、逆に後輩と付き合うか。部活内はテラスハウス状態。
当時の仲良い友達も暇な時は基本彼氏と遊ぶので、部活とバイト以外とても暇だった。

出会いは消去法

そもそも田舎なのでマッチング登録者数も少ないし同世代の20代男子なら尚更少ない。その中条件から唯一当てはまった彼、職業は大学院生 身長175センチ 年齢23歳
ぶっちゃけこの人くらいしか会おうと思える人がおらず、初めて会って流れで付き合った。とりあえず暇なので誰でもいいから恋人が欲しかった。(失礼)
最初は顔も良いところもあり、いいところばかりしか目がいかなかったが徐々にわかってきた。

あれ…この人、バカかも…

勿論私自身人様をジャッシできる頭脳ではないのは分かりきってるが、それでも感じたエピソードをここで紹介させてもらおう。


エピソード① 漢字が読めない

田舎なのでドライブデートくらいしかすることがない。
その日の夜もドライブでついた運動公園で2人仲良く散歩していた。
運動公園には足ツボマッサージの器具があり、そこには臓器が書いていた。
こんな感じのやつ。


そこで彼は言った。

「俺、けんぞうっていう臓器が悪いみたい。」

それを聞いた瞬間私の心臓は違う意味でドキドキ。けんぞうなんていう臓器はないの知ってたし、頼む…難しい漢字であってくれ!!と恐る恐る見ると

腎臓(^O^)小学生でも習うやつ(^O^)

ほんまにバンドマンか?っていうくらいボキャブラリーがなかったし、言動の節々から頭も良くないのは薄々気づいていたけど、これは医学生の私の心を冷ます強力な一言だった。 

彼の送りの誘いを断り、その日の夜は電話で母にこのバカと別れたいと泣きながら満天の夜空の下歩きながら帰ったのであった。
1人でこのエピソードを抱え込むには辛すぎて、後日部活同期に話したら彼のあだ名がケンゾーになった笑


エピソード② 教授になりたいから就活しない

当時私は23歳、彼も同い年で普通は就職しているはず。どうして就職せずに院進したの?と聞くと

俺ね、教授になりたいんだよ。教授

教授になって何したいかじゃなくて、ただ、教授になって偉くなりたいだそう。ちなみに当時院三年目だが論文どころか研究の一つもほとんど進んでおらず趣味のバンドに逃げていた。(もちろん売れてない)
これではただのピペド(ピペット奴隷)コースまっしぐら。


当時私は試験もあって彼と会った時も勉強していたが彼は携帯触ったり寝たり、全く勉強する気配がなく、焦る様子もなかった。研究進んでるの?と急かしてもまあね〜といいながらも全然進んでなかった。時々後ろからパソコンみたら真剣な顔してソリティアばかりしてた。

このままでは売れないバンドマンを養う未来しか見えず、将来の不安しかない。
尊敬できるかどうかって大事だよね。


エピソード③ どこまでもロマンチスト

彼は天文学専攻なこともあってから言葉一つ一つがキザっていた。

特に覚えてるのが

俺、いつか新しい星を見つけて、その名前をじょい(私の名前)にするよ

それをドヤ顔で言われた時は、え?なんの研究も進んでないのに?と真顔だったとおもう。
今だったら全力で突っ込んでたな。当時はまだ甘かった。まあそんな寒〜いことも平気でいえちゃう、さすがバンドマン。

そんなこんなで徐々に彼に冷めきっていたが、試験前に田舎の狭い社会で喧嘩するのは嫌で、国試終わりに別れ話を切り出したのだが、それはそれは向こうがごねて揉めた。
距離離れてたのでブロックで終わった。

こんな感じで私の学生時代の恋愛話は終了。
でもまあ楽しかったわ、ありがとなケンゾー!!


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