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速記教室【初級:Lev.1-8】五十音:た行補講


先回までの復習


皆さん、こんにちは。今日も楽しく速記を学んでまいりましょう。

まずは先回の復習から。あ行、か行、さ行、た行と進んできましたね。

いつものように少なくとも紙1枚ほど準備運動をして運筆がスムーズになったら、あ行、か行、さ行、た行のそれぞれの文字を何度か書いてみてください。

あ行〜た行


さ行、た行には変規がありましたね? きっとバッチリ書けていることと思います。

それでは、今日は た行をじっくり練習していきましょう。

た行の例題


前回も今までに学んだ速記文字を使った単語の練習をしましたが、今回はそれをもう少し深めていきますよ~。

まず、前半です。以下の単語を、ひとまずお手本を見ずに書いてみてください。

「警戒して(けいかい)」、「使途(しと)」、「家庭(かてい)」、「期待(きたい)」、「提携(ていけい)」、「例え(たとえ)」、「地底(ちてい)」、「知識(ちしき)」

「対策(たいさく)」、「大切(たいせつ)」、「大気(たいき)」、「体系(たいけい)」、「太鼓(たいこ)」、「大会(たいかい)」、「大祭(たいさい)」、「体制(たいせい)」

それでは、お手本と照らし合わせてみましょう。

変規は、前字と鈍角になるときに使います。

だんだん長い単語が書けるようになってきましたね。


それでは、後半です。

「遅刻(ちこく)」、「手当(てあて)」、「年越し(としこし)」、「小さい(ちいさい)」、「焚きつけ(たきつけ)」

「捨てた(すてた)」、「かき捨て(かきすて)」、「季節(きせつ)」、「助け(たすけ)」、「お助け(お助け)」

以下にお手本を示します。

「助け」と「お助け」、書き分けることができましたでしょうか。


20ミリの文字を書くとき、ちょっとぎこちなくなっていませんか? ゆったりとスムーズにペンを走らせてみましょう。

書きにくいなぁと思った単語ほど、何度も書いてみてくださいね。

数字の「1」の書き方


さて、ここで数字の「1」の書き方をお伝えします。

なぜなら、た行の文字と少し似ているからです。

数字の「1」は、上から左下へと20ミリの直線であらわし、その字尾はペンを抜くようにスッとはじきます。「た」の正規文字の2倍の長さです。アラビア数字の「1」をシャーっと伸ばした形ですので、覚えやすいですよね。

1


タブレット上では、はねていることがわかりづらいので、字末に「ハ」の形ではねる方向を示し、字尾が薄くなっている感じを出していますが、皆さんはシューっとはねてください。


そして、次の文字は「1」の真ん中あたりから書き始めるのです。

ほかの数字は、普通のアラビア文字で書きますが、「1」だけで出てくる場合、この文字を使います。まずは幾つか書いてみましょう。

「一期(いっき)」、「一つ(ひとつ)」、「一致(いっち)」、「1位(いちい)」、「1個(いっこ)」

「いっち」はちょっとイレギュラーですが、今のところは、こんなふうにも書けるんだなーという感じで見ておいてください。追々文章の中で割と出てきますので、そのとき思い出していただければ幸いです。

この字尾をはねる書き方は今後たくさん出てきますので、練習のために、少し前振りとしてお伝えしてみました。頭の片隅に入れておいていただければと思います。

それでは、今日はここまでといたしましょう。 次回は な行へと進みますよ~。

レッツエンジョイ速記文字!!


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