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速記教室【初級:Lev.1-13】五十音:ま行



先回までの復習


こんにちは。今日も楽しく速記を学んでまいりましょう。

まずは先回の復習から。あ行、か行、さ行、た行、な行、は行と進んできましたね。

いつものように少なくとも紙1枚ほど準備運動をして運筆がスムーズになったら、あ行、か行、さ行、た行、な行、は行のそれぞれの文字を何度か書いてみてください。



皆さん、そろそろ最初のころの文字は完全に覚え、だんだん自分のものになってきた感覚があるのではないでしょうか。

それでは、今日は ま行へと進んでいきましょう。

前回の解答


と、その前に、前回の読み返し問題の解答例です。


「そくほ」、「けはい」、「かいひ」、「かいへい」、「かいはい」

「ちへい」、「はつひので」、「たいへい」、「たいはいてき」、「たいほ」、「ひにち」

「はなしあいて」、「はねかえす」、「へたくそ」

「ひきたて」、「はいせき」、「ひのえ」


うまく読めましたか? そして、自分でも何度か書いてみましたか?

読むこともかなり大事ですので、こういう練習も時々おこなっていこうと思います。


ま行


さて、ま行です。


ま行の基本は、円を下の図のように4つに分け、上の弧に沿って時計回りに90度回る形です。つまり、な行をひっくり返した形ですね。これは簡単!



では、基本の形を学んでいきましょう。ま行にも変規はありません。な行と同じように、実際に書くときは字尾のほうを多く曲げる気持ちで書きます。



」は、右から左へ、上に弧を描く曲線で10ミリ

」は、「ま」の字尾の下側に小さな丸をつけます。

」は、「ま」の倍の長さで20ミリ。これも「ぬ」と同じように、あまり大きな弧にせず、薄っすら上側が膨らんでいる程度に書きます。

」は、「む」の字尾の下側に小さな丸をつけます。

」は、「み」を書こうとして小さな丸がふわっと広がってしまったような形です。
これも、な行で学んだ「の」をひっくり返しただけの形ですので、皆さん問題なく書けますね。


この5つに加えて、いつものごとく、もう2つだけ。

まい」は、「ま」の曲がり具合が強くなったような形で、5ミリ

めい」は、「いい(いー)」と同じです。これも文章になればまず読み間違えることはありませんので、ご安心ください。


それでは、何度か書いてみましょう。

ちなみに、「な」のときと同じように、「ま」ばかりを10回ぐらい、つなげて書いてみていただけますか? やはりこれも、勝手に字尾のほうが多く曲がっていったのではないでしょうか。

こうやって筆がノッてくる感覚を少しずつ覚えていきましょう。


練習


ではまず、ま行の書き方のポイントです。

★ポイント1


変規との関係。さ行変規、た行変規とつながるとき、どう使うのかという話です。

ま行の文字が前に来る場合、以下のようになります。

・「」+さ行変規。(継ぎ目なしで一気に書く)
・それ以外の「み、め、も、まい、めい」さ行正規
・ま行た行すべて正規

小さな丸がついていれば、正規で書いても境目がはっきりわかるので、問題ないんですね。

あと、「まい」は、正規で書いても境目があいまいになりづらいので、正規を使えばよいということです。

まあ、理屈はさておき、何度も書いて練習していくうちに自然に腑に落ちると思いますので、まずは書いてみましょう。


「まさ」、「まし」、「むさ」、「むし」

「みさ」、「めし」、「もし」

「まいす」、「めいし」、「もそ」



「めいし」、「もそ」は、丸から 行の反った線へと続きますので、その線に引きずられて、早めに丸がゆがんでいきます。


★ポイント2


ま行な行

次に、ま行な行の丸がつかない文字から次の文字へとつなげる場合です。これは継ぎ目なく、流れるように書くんですね。長さがわかりづらくならないよう、何度も練習してみましょう。


「まな」、「まに」、「まぬ」、「まね」

「まの」、「むな」、「むね」

「なま」、「なみ」、「なむ」、「ぬま」



慣れるまで少し難しいかもしれませんが、こんがらがってこないように、一文字一文字ちゃんと意識して書きましょうね。

これと同じように、「」から「」&「」も継ぎ目なく書きます。



ちなみに、丸はついていませんが、「まい」や「ない」からの場合は、継ぎ目が自然にはっきりします。これは問題ないと思いますが、一応練習しておきましょう。

「まいな」、「まいの」、「まいに」、「まいぬ」

「まいね」、「ないま」、「ないみ」、「まいない」




★ポイント3


ま行→か行

次に、ま行の丸のついていない文字から か行につなぐ場合です。これは、か行との継ぎ目をはっきりさせるため、ま行の字尾を少し強調してゆり下げます。

「まか」、「まき」、「むかい」





今回はほぼ な行と同じでしたので、簡単に理解できたかもしれませんね。

それでは、今日はここまでといたします。次回は ま行の例題をじっくり見ていきますよ~。


レッツエンジョイ速記文字!!

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