3歳児の将来の夢は「ドキンちゃん」になりたい
「ママもパパもおおきくなったら、ほいくえんにいけるよ!」
と言う我が家の第一子は3歳1ヵ月になった。今は保育園の2歳児クラスに通っている。
彼女はママやパパが保育園に行けないことを、自分よりもまだ小さいからだと思っているらしい。
そんな我が家の第一子ちゃんが、突然「おおきくなったら、ママはなにになる?」と聞いてきた。
ちょっと考えて、私は「ジャムおじさんになりたい」と伝えた。
「なんで~?」と首をかしげて聞いてくる第一子ちゃん。
「ジャムおじさんは家族だけじゃなくて、街中の人をハッピーにするパンを作っているでしょ?ママもジャムおじさんのように、家族だけじゃなくてみんなハッピーにできる人になりたいって思ったんだよ。」
とマジレスした。それから第一子ちゃんの大きくなったらなにになりたいかも聞いてみた。
彼女は「ドキンちゃん」になりたいのだそう。
そういえば、ちょっと前は「アンパンマン」と言っていた。私が「第一子ちゃんはとっても優しいから、もうアンパンマンになっちゃっているかもね!」なんて言ったから、もうアンパンマンにはなったので次はドキンちゃんになるという意味かもしれない。もしくは、ただの気まぐれかもしれない。
ドキンちゃんになりたい理由も聞いてみた。
「かわいいから!」「すきだから!」だそう。シンプルでとっても素敵。大人はいろいろ頭で考えてしまう節があるから、子どものシンプルさ、純粋さには毎度頭が下がる想いがする。
ドキンちゃんになって、何がしたいかも聞いてみた。
「ママとパパと第二子くんに、ひとりでお料理つくって、あむあむしてあげるの!!!」とのこと。
食べることが何より大好きで、料理にも興味を持っている第一子ちゃん。ドキンちゃんになる夢は叶えてあげることは難しそうだけど、やりたいことは今にでも叶えてあげられそうなものだった。3歳のお誕生日プレゼントのキッズ包丁とまな板とエプロンはどれもお気に入りで、具だくさんお味噌汁の具を大鍋に入れるお仕事はすっかり第一子ちゃんの担当になっている。
そっか~~~~~。
いつもママと一緒にお料理していたけど、「ひとりでつくってみたい!」という願望があったんだ。
言葉にされるまで、ちっとも気付かなかった。子どものことはよく見ているつもりなのに。見ているからこそ、わかった気持ちになっていたのかもしれない。
今回は第一子ちゃんが「おおきくなったらなにになりたい?」と聞いてくれたことから、彼女が本当は何を考えていて、どうしたいのかを少しずつ知っていった。こういう落ち着いてゆっくり話す時間は何よりも大切だなぁと思う。
たしかに毎日仕事で忙しい。うまく時間のやりくりができなくて、寝不足でイライラしてしまうときもある。それでも、子どもたちが求めていることはたぶん、親と丁寧に会話を重ねることや一緒に遊ぶちょっとした時間。
気が付くとすぐに忙しさにかまけて忘れてしまうから、こうしていつでも思い出せるように私は今日もnoteを書く。愛しい日々を忘れないように。
明日もいい1日になりますように。