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24-12 苦悩論② - 思考シャットダウン

みなさん、こんにちは。「部屋から始まるミニマリスト」のJOWNです。

今回の記事は、前回の記事「24-11 悩み論① 「悩み」とはなにか」の記事の続きです。詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

前回は「悩み」の実態について持論を持ち込んで考察してみました。

「悩み」は長期にわたる葛藤がもたらすものであり、解決は早い方が良いという僕の見解を話したところで終了しましたね。

その見解から今回は具体的な「悩み」に対する対策を考察してみようかと思います。

「取り除くスタンスでいない」こと。

そもそも現状取り除くことが難しいから「悩み」が生まれています。

やるべきことは、解決までには至らなくとも「悩み」の種となる葛藤のレベルを下げることで心の負担を軽減することです。

そこを十分にクリアできる状態に持ち込んでから「悩み」の元となる障害を取り除く努力をした方が精神的にも効率性の面でも良いことです。

当たり前のように「葛藤のレベルを下げる」と言っていますが、これは要は「感情と思考の拮抗状態を崩す」ということです。

「思考のシャットダウン」を目指す。

「シャットダウン」の図。感情に全振りする。

察している方もいるでしょうが、早い話が感情と思考の一方を振り払いもう一方に偏る状態にするのが「悩み」を解決する第一歩になります。

では感情と思考のどちらを振り払うべきかというと、僕は思考を振り払う方が良いと考えます。

人間は感情を持ち合わせていますが、それがゆえに感情に支配されやすい生き物でもあります。頭の中では分かっていても、感情はそう簡単に変えることができません。だから感情を振り払うのは難しいんですね。

そこで逆転の発想です。

思考を振り払うことで感情に身を委ねるようにします。僕はこの振り払いを「シャットダウン」と表現します。

「悩み」は脳内をさまざまな憶測や情報がかけめぐらせ、不安や恐怖・焦りを余計に煽ってきます。そうすると本来見えてくるはずだった正解も追いやられて見失ってしまいます。

「思考のシャットダウン」を行うことで現在の思考回路にリセットをかけ、新しい思考回路の構築に向かわせるようにします。

「一時的に切り離す」ことが鍵。

「悩み」は基本的に視野が狭く過主観的になりがちです。

「悩み」にフォーカスするあまり、他の見方・捉え方に目を当てるエネルギーが本人にない為、ずっと現在の思考回路が地続きになっているんですね。

ゆえに、「悩み」を解決しようとあれこれ考えても似たような結論に行き着くことは珍しくありません。

最初は悲しんでいたものが悩んでみたら怒りに変わり、また悩んでみたら怒りから苦しみに…という風に、結果の形態は変わっていても本質の負の感情は何も変わっていません。むしろ悪化することがあります。

時間を浪費して、心身ともに参ってしまうのも無理ありません。

それを解決するのが「シャットダウン」です。

この思考の流れを「一時的」にでも途切れさせるか弱めることができれば、改めて「悩み」と向き合った時に別の視点へ目を向けやすくなります。そのチャンスを作るために必要な作業なんです。

「適度な身体負荷」を課す。

思考をシャットダウンさせるのに簡単な方法は、適度な身体負荷を自分へ課すことです。難しく言ってしまいましたが、要は体を動かそうということです。

体が熱くなる、息が上がるなどの正常時にない身体感覚はやがて様々な感情へつながりやすいです。

特に適度な運動はアドレナリンやドーパミンなどの分泌を促し、興奮を促し感情を前向きにしたり仕事効率が改善することがあります。脳に程よい刺激をもたらし、頭の回転や柔軟性が上がることもあります。

30分程度のランニングやウォーキング、筋トレなどが効果的です。カラオケで思いっきり歌うのもいいでしょう。

ただし、やり過ぎは禁物です。過度な身体負荷は肉体的にも精神的にも影響が残りやすいです。また過激行為や迷惑行為など他者へ被害を及ぼすこともしてはいけません。

おすすめはやはり「サウナ」。

ちなみに僕が超絶おすすめするシャットダウンは、最近ブームになっているサウナです。

温度的な危機的状況に身を置くことが強制的に思考をシャットダウンさせるのに向いているんですね。その後の水風呂と外気浴でリラックス効果も得ることができます。

サウナは「脳内のゴミ出し」に最適です。だから僕は休みの日は、生活や仕事の「悩み」を少しでも軽減して、精神衛生を良好に保つためにサウナに行きます。

この話もいずれ記事にしてみようかと思います。

さいごに : 「心の柔軟性」を上げることが近道。

「悩み」を抱えた時は、どうしても視野が狭くなりがちです。「悪い意味」で集中してしまっているからです。

しかし思考をシャットダウンすることで再び「悩み」を想起しても、心の負担が軽減したり捉え方そのものを変える「心の柔軟性」が生まれやすくなります。

もちろん「悩み」の問題は根本的に解決はしていませんが、「心の柔軟性」により狭い視野だった「悩み」の状態に余裕が生まれ、目から鱗のような解決の糸口を発見できるかもしれません。

さて、次回でこの「苦悩論」も最後となります。「悩み」について三記事も書くなんて思いませんでしたね。ミニマリスト的に考えた「悩み」への対処法ですが、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

次回「苦悩論③」にてお会いしましょう。本記事を最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは、また。


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