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日高屋決算資料を分析

こんにちは!株式投資家のじょうぞうです。

先日、テレビで紹介されていた日高屋の「野菜たっぷりタンメン」を試しに食べてみました。シャキシャキの野菜、中華鍋特有の香ばしさ、ちょうど良い塩加減のスープに感動し、家族でもリピートしています。昔は「安いけど美味しくない」という印象を持っていましたが、今ではコスパ抜群の美味しい中華料理チェーンとして見直しました。こうした人気メニューの背景には、企業努力が見え隠れしています。

そこで今回は、日高屋を展開するハイデイ日高(7611)の2025年2月期第2四半期決算資料を分析し、株価に与える影響を考察していきます。

決算のポイント

1. 売上・利益の増加

2025年2月期第2四半期の業績は以下の通り、過去最高額を更新しました。
売上高:268億8100万円(前年同期比+13.0%)
営業利益:27億8000万円(前年同期比+15.7%)
純利益:18億8700万円(前年同期比+9.1%)

解説
売上高が2桁成長を続けている背景には、新規出店の加速期間限定メニューの成功があります。特に新規出店では、北関東エリアへの展開が奏功しており、宇都宮上大曽店では1カ月で2万人超の集客を記録しました。さらに、夏季限定の「生ビール祭」や「肉そば」などのメニューも売上を後押ししました。

2. コスト上昇を増収でカバー

• 原材料費(米・豚肉など)の上昇により、原価率は29.0%(前年同期27.8%)に増加。
• 一方、販売費及び一般管理費の割合は増収効果により低下(62.1% → 60.6%)。

解説
コスト上昇が続く厳しい環境下でも、増収効果で利益率を維持している点は評価できます。こうした効率的な経営は、株主にとって安心材料と言えるでしょう。

3. DX推進による業務効率化

• 全店舗でのPOSシステムの刷新により、キャッシュレス決済やポイント付与の処理能力が向上。
• 「楽天ポイントカード」の導入や、タッチパネルオーダーシステムの普及(全店舗の60%で導入済み)。

解説
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により、店舗運営の効率化が進んでいます。たしかに店舗によってはタッチパネルで注文できたり、テイクアウトもスマホで予約しておき、指定時間に店舗へ行くと時間通りに受け取れるなど、いまどきの工夫がされています。
キャッシュレス決済や共通ポイントの導入は、新規顧客の取り込みやリピーターの増加につながると考えられます。

4. 株主還元の強化

• 中間配当18円(前年同期17円)を実施予定。
• 通期配当予想36円(前年35円)と増配基調。

解説
増配の継続は、株主還元に積極的な姿勢を示しており、投資家からの信頼を高める要因となります。
ただ、優待や配当利回りが低く、魅力的かという弱いですね。すかいらーくぐらい優待利回りがよければ、500株単位で保有してもいいのに、と感じます。

株価への影響と今後の見通し

1. ポジティブな要素

増収増益基調:中期経営計画「Hiday500 ローリングプラン2024」のもと、安定的な新規出店やDX推進が成果を上げています。
株主還元の拡充:増配基調により、配当利回りが投資家に魅力的な水準を維持しています。
インバウンド需要:外国人観光客の増加により、飲食業界全体の追い風を受けています。観光客のいない町でもお客さんで埋まっているのは強みですね。お昼ご飯代金が1000円前後なのが当たり前なお店が多い中、500円前後でラーメンやチャーハンが美味しくな食べられるのは魅力ですね。

2. 懸念点

原材料費の上昇:コスト増が続く中、売上の伸びが鈍化すれば利益率が圧迫される可能性があります。
競争激化:外食産業全体で新規出店が増加しており、競争環境が厳しくなる懸念があります。

投資戦略の提案

1. 中長期投資の視点
安定した増収増益基調から、中長期保有に適した銘柄と考えられます。特に、インバウンド需要やDX推進が引き続き成長を支える要因になるでしょう。
2. 短期売買のポイント
決算発表後、株価が上昇している場合は、一旦利益確定を検討し、その後の調整局面で再エントリーする戦略が有効です。特に、次回の決算シーズンに向けて好材料が出る場合は、再び上昇トレンドに乗る可能性があります。

まとめ

ハイデイ日高の決算資料を見る限り、事業の基盤が堅実で、安定した成長が期待できる銘柄と評価できます。外食産業の中でも、DX推進やブランド戦略が奏功しており、株主にとって魅力的な銘柄と言えるでしょう。今後も、企業努力による成長を見守りながら、投資機会を検討していきましょう。

この記事の一部は、AIアシスタントの助けを借りて作成しました。

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