一流になりたい若者へ 「一流」と「鴨&噛ませ犬」を分けているもの
まだ20歳までの純粋な若者へ送る。
今日想定するお話は、トップになればスポーツ、ビジネス、人気商売、なんでもいいけど、年1000万以上は稼げる業界を目指すという場合ね。
第一人者になると年1千万稼げる業界って、そこそこ大きいわけですよ。裾野が広いというか。競技人口とか就業人口が多くて、観客やファンも多い。
どうしてそうなるかというと、トップ層が見せるパフォーマンスに何らかの真理とか奥深いものを、見る人が感じるから。
だから多くのファンや関係者がいて、それが業界の経済を支えている。
業界の経済というのは、大会の運営だとか、全国の普及とか、それらをささえる支部だとか。 そういうものと流れるお金はだいたい比例している。
そうすると、当然トップ層の収入・人気・地位とかも大きくなる。
だけど、そういうものに目を向ける前に、もう一度、そもそもなぜその業界は人気で大きいのか?をいつも忘れずにいてほしい。
さっきも書いたけど、トップ層が見せるパフォーマンスに何らかの真理とか奥深いものを、見る人が感じるから というのが一番根源的な理由なんだ。
よく、周りの人は、トップになれば、「収入・人気・地位」が得られるから、というのを聞くし、あなたもそれを欲しいと、思うかもしれない。
だけどね、断言する。
「収入・人気・地位」が内側の動機として大きい人って、それに引き寄せられてくる人って、業界にとっては「鴨」&「噛ませ犬」なんだ。
それを目指して彼ら鴨は、日々会費や登録費や練習道具代を払って、練習したりしてるんだけど、彼らは実のところ、観客と同じように、あるいはそれ以上に、ただ業界にお金を払い続けているだけなんだ。
でも、そういう人たちが裾野にたくさんいるからこそ、たくさんのお金が集まって、トップは莫大なお金が稼げるっていうわけ。
地位とか人気も同じ感じだよ。 彼ら噛ませ犬が、見当違いなことを日々しているからこそ、試合のときとかにチャンピオンの凄さが際立つってわけ。
たくさんの噛ませ犬がいるおかげで、何十万人中の1位とかになったときに、良く知らない人が、数だけみてすげーってなるのさ。
それが、地位とか人気の源泉ね。
知ってしまうと、意外とくだらないものでしょ?
んで、鴨&噛ませ犬と将来トップになる本命を分けている最も違うことっていうのは、才能wとかいう漠然としたものじゃなくて、何のためにやってるとか、どんなことを目指しているのか?ね。
目的が「収入・人気・地位」でやってる人は高確率で鴨&噛ませ犬になる運命にある。
そして、それの割合が小さくて、それを通じて表現したい何かが内側から沸いている人は高確率でトップに近くまでいける。
表現したい何かっていうのは、一番最初らへんに書いた「トップ層が見せるパフォーマンスに何らかの真理とか奥深いものを、見る人が感じるから。」と同じものね。
つまり、人間はみんなすごいと感じるものの源泉が実は似ていて、それを掘り起こして自分の内側に宿せた人が、大勢の人代表して、見失った人たちにそれを見せる。 という感じの仕組みになってるのね。
まとめると、目的が「収入・人気・地位」の人は鴨&噛ませ犬コースへ、目的が内側から沸いている何かを表現したい人は高確率でトップに近くまでいける。
つまり、動機によってもう、将来の結果は決まっているってこと。
そのことをくれぐれも忘れてはいけないよ。
この話にピンとこない人は残念だけど、多分鴨&噛ませ犬になる。でも人生いつ目覚めるチャンスが来るかはわからないから、いつかそれを感じ取れる機会があるといいね。わしのブログは劇薬で読むの痛いと思うけど、勇気があれば見てごらん。その種くらいは得られる鴨しれん。
ピンと来た人は、油断するとそれが消えてしまうので、それを忘れずに進んでくださいな。
ジジイのたわごとはこれにて。