井上尚弥vsマロニー戦予測
〇主なフィジカル比較
身長⇒ 計量時点でマロニーが1~2cm高い
リーチ⇒ 同じくらい
身体の厚み ⇒ マロニーやや薄いか?
〇井上尚弥の特徴
説明不要。現時点の人類レベルだと完全無欠にも思える。
〇マロニーの特徴
全体的な完成度が高い。ファイトスタイルは有名なところだと畑山隆則に似ている。インファイトに自信。クリーンファイト。
特に肩や頭が交差するほどの距離では、戦術が多彩かつ冷静。肩周りが柔らかく距離が無くても打てるパンチが多い。回転力とスピードも高め。近距離でのワンツーは早く的確。
パンチのヒット率が高く空振り率が低い。大振りは少ない。KOする場合タイミングと当たり方で倒す。
基本的に自分からクリンチをしないが、敗北したロドリゲス戦では上手く入り込めず苦し紛れのクリンチと雑な大振りも見られた。
密接した横の動きや上下の動きや頭と肩のポジショニング等は得意だが、遠い距離から前後に出入りする距離感の駆け引きはあまり得意ではなさそうだ。
〇試合展望
遠い距離からのジャブの差し合い等、距離感を制しあう闘いが続けば、井上尚弥が一方的に完封する展開になるだろう。
マロニーは接近戦に持ち込もうとするが、そこでどのように対処するのか。
近距離の打ち合いでも井上のほうが上回っている可能性は高いが、わざわざそのリスクを取るのは考えにくいので、井上側が入り込みに対する対応を何パターンも用意しているはずだ。
マロニーvsロドリゲス戦のロドリゲスがやったように、重心を引き気味にマロニーの前進を誘い、マロニーが前に出てきたタイミングで、引き気味にして空間を確保しつつ相手の勢いを利用して先手を取って攻撃し、中にはいられないようにして、すぐに離れる、という対応は有効だ。
マロニーはインファイトでは強いが、インファイトさせない相手に対しては、それほどの打開策を持っているようには感じない。
井上相手にマロニーは強みを出すことが出来ないだろう。
KOがあるとすれば、マロニーが無理に入り込もうとする、その瞬間に起こる可能性が高いだろう。
ま、事前予測ってそんな精度高くならんのよね。選手がお互い相手を徹底的に研究してくるから。
以上、30分くらいでざっと見て書いた試合展望でした。