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手間のかかるPCキッティング作業を自動化するには!?Autopilotを使おう!

企業の情シス担当の皆さんはPCのキッティング作業を行うことが業務の1つであると思います。大きな企業で数千台のPCを管理しているという場合は毎日のようにPCをキッティングしているという方も多いのではないでしょうか?そんな手間のかかり同じ作業の繰り返しであるPCのキッティング作業を自動化する方法である、Windows Autopilotについて書いていきます。

Windows PCのキッティング(セットアップ)を自動化するAutopilotって何!?

従来はPCをキッティングするときには、マスターイメージ(様々な設定やアプリケーションを入れた状態)を作成しておき、それを各PCに展開するというやり方が主流でした。Windows Autopilotは、新しいデバイスのセットアップを行うためのものですWindows Autopilotを使用してデバイスのリセット、転用、復元を行うこともできます。情シス担当者はこれを用いることでPCに関わる準備作業をほとんど、または全く無い状態にできます。

主なできることとしては、

  • 設定とポリシーの適用

  • アプリをインストールする

となります。

リモートワークの普及で企業に入社してもオフィスに出社しないという場合も増えてきています。そんな時でもPCを購入して工場や倉庫から直接ユーザーの家に届け、ユーザーが家で電源を入れインターネットに接続すれば自動で初期設定を開始することができます。必要な設定を行い、必要なアプリケーションをインストールすることができます。また、情シス担当者はどのPCがどのような状態になるのかを管理画面から確認することもできます。例えば、PCがまだセッティングされていないのかやどのような設定で利用されているのかを確認することができます。

Windows AutopilotはPCを使い始める準備を自動で行うだけでなく、個人のファイルやアプリケーション、設定を削除してPCを次の人に渡す時にも利用することができます。

AutopilotはどのOSにも使えるのか?

Autopilotが使えるのはWindowsのPCに限られています。また、Windows10と11にて利用ができるものであるので、それ以前のバージョンのOSでは利用することができない。そして、Windows10であってもHomeエディションでは利用ができない。ビジネス用の機能であるため、Windows10Proまたは11Proでの利用のみとなっている

Autopilotを導入するメリット

Autopilotを導入するメリットは情シス担当者とユーザーの両方にメリットがあります。

情シス担当者は手間のかかるPCキッティング作業から開放され、PCの紛失があった場合にもすぐにリモートでデータの削除を行うこともでき、セキュリティ面でも安心です。ユーザーも最低限の作業で企業から配布されたPCを使い始めることができることやPC受取のための出社も必要なくなります。

Autopilotを利用する時の流れ(概要)

  1. デバイスIDをMicrosoftの管理画面で登録

  2. プロファイル(様々な設定のこと)を作成

  3. デバイスを発送

  4. ユーザーがPCの電源を入れ、インターネットに接続

  5. 上記2のプロファイルに則り自動でPC設定



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