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Windows Update for Businessを使ったWindowsアップデート管理

企業の情シスにおけるWindowsアップデートは大きな業務の1つです。大きな企業で100台以上のWindowsPCを管理している企業ではWSUS(Windows Server Update Services)という仕組みを用いてWindowsアップデートを行っていた企業も多いと思います。Microsoftの新たな仕組みとしてWindows Update for Businessがあります。今回はWindows Update for Businessについて書いていきます。

Windows Update for Businessとは

Windows Update for Businessは企業におけるWindows PCのWindows Updateを管理するための仕組みです。Windowsは常に最新にすることで最新のセキュリティ対策ができます。Windows Update for BusinessはMicrosoft Intuneと組み合わせることでいつ、どのようにデバイスをアップデートするかをコントロールすることができます。Windows Update for Businessの一番大きな特徴としては、テストのために組織の一部の端末にのみWindowsアップデートを実施して信頼性やパフォーマンスを確認することができる点です。企業全体に展開する前にテストをすることによって、全体展開した時の影響度合いを先に確認することができます。

対象OSは?

  • Windows 10 (エディション:Pro、Enterprise、Pro for Workstation、Education)

  • Windows 11 (エディション:Pro、Enterprise、Pro for Workstation、Education)

Windows Update for Businessが管理できるアップデートの種類

Windows Update for Businessが管理できるアップデートの種類は4つあります。

  1. Feature updates(機能更新プログラム):アップグレードのこと

  2. Quality updates(品質更新プログラム):月1回の定期アップデートのこと

  3. Driver updates(ドライバー更新):Microsoft以外のドライバーのアップデートのこと

  4. Microsoft product updates(Microsoft製品更新):OfficeソフトなどのMicrosoft製品のアップデートのこと

アップデートの適用を遅らせることができる

Windows Update for Businessを使うと企業の管理者はFeature updatesとQuality updatesの適用を遅らせることができます。この機能を使うことにより、社内で最新バージョンのOSを検証する時間を取ることができます。

  • Feature updatesは最大365日適用を遅らせることができます

  • Quality updatesは最大30日適用を遅らせることができます

WSUSとの違いは?

Windows Server Update Services(WSUS)はオンプレでサーバーを構築してそれによってWindowsアップデートを制御、配布するものです。企業の管理者の承認に基づいて計画的に更新プログラムを配布することができます。Windowsアップデートを制御するという意味では、Windows Update for Businessと機能は同じです。Windows Update for Businessはオンプレにサーバを準備する必要がないのが大きな違いです。

また、WSUSは、WSUSサーバー側で管理者が承認した利用可能なすべての更新プログラムをクライアントPCが受け取ります。一方、Windows Update for Businessは、常に Microsoft Update で利用可能な更新プログラムを検索して、適用可能なものをポリシー(リリースから何日後に適用するかなど)に基づいてクライアントPCに適用します。

値段は?

なんと無料です!


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