リーダーを育てる
先日、地元長野県千曲市の職員の方から電話がありました。内容はありがたいことに「市の協働事業の運営委員会のメンバーとして参加してほしい」という内容でした。
事業の内容としては、「あんずの里の将来を考える」ということなんですが、実は千曲市は日本一のあんずの生産地です。時期になるとそれはそれは見事なあんずの花が咲き、多くの観光客で賑わいます。
しかし今は・・・
しかし現在はピーク時の1/3程度にまで落ち込んでいるそうです。あんずの生産農家さんも激減していて後継者問題が深刻。だからなんとかしないと!ということで市が協働事業というかたちで提案を持ちかけて運営委員会を組織した。という背景ですが、「で、なんで俺?」って素直に思いましたが、回答を聞いて納得。
「よそ者」だからだそうです。自分の出身はお隣りの長野市。千曲市には婿に入ったのを理由に移住してきました。そんな「よそ者」だからこそ俯瞰した意見があるのではないか?という期待を寄せてくださったようです。
そんな俺に何ができる?
でも実際に俺に何ができるのか?全く皆目見当もつかなかったので、自分が信頼しているビジネスの先輩でもあり日頃からお世話になっている「元青森放送アナウンサーの後藤清安」さんに相談しました。
清安さんは、アナウンサー時代にお世話になった青森が大好きになり、その魅力をもっと輝かせていきたいということで「LOVE青森プロジェクト」を立ち上げ、活動しています。
このプロジェクトの特長的なポイントは「人」にフォーカスしている点です。清安さんはこう教えてくれました。
「地域のリーダーを育てないと何も変わらない。」
確かに。結局行政や周りの人が何かお膳立てしたとしても、その地域の人が本気で「なんとかしなきゃ!」って思って行動を起こさない限り何も変わりません。
「自分たちの街の未来は自分たちで創る!」本当にそう思います。
だから、今回お話いただいた協働事業の運営委員としても、私の考えの軸にあるのは「地域のリーダーを育てる」この視点で関わろうと決めました。
「今、苦しい状況にさらされているのは、結果(現象)に過ぎない。その現象を作っているもとにあるのは、そこに関わる人の考え方」
だから考え方を育てていく必要がある!だからこそプロスピーカーという役割が活きてくる!と考え携わろうと思います。
花業界にも同じことが言える
これは地域社会だけに言えることではもちろんありません。私が関わっている花業界も全く同じです。
業界は苦しい状況からなかなか抜け出せません。そこから脱却するために少しずつではありますが、様々な活動が目立つようになってきたかな?と思いますが、それらの多くは「やり方」にフォーカスしている内容が非常に多いです。
それはそれで大事ですが、先述したように「現象を作っているのは考え方」なので、そのもとにある考え方を育てていかないと現象は変わりません。
だから私はプロスピーカーになり、その価値を業界に普及していくと決めたんです。またビジネスモデルとしても、私のような存在を増やしていくビジョンを打ち立てました。まだ詳細は公開できませんが、楽しみにしていてください!
私は、花業界を元気にしていきます!!