あえて制限を設ける
あらゆることに制限を設けることで出てくる価値。 制限があるからこそ出てくる価値。こんなことについてお話をしたいと思います。 どういうことかというと、なんか思い当たることいろいろ皆さんもあると思うんですが、例えば僕でいうとボタニーペインティングというのを最近始めました。天然の蓮の葉っぱとかインド菩提樹の葉っぱ、こういったものを使って専用のパネルに貼り付けて着色を楽しむアートなんですけど、「さ、どうぞ！自由に何でもやってください」と言われると何もできないです。でも、例えば30cm角の正方形のパネルがあって、「この中で表現してください」という制限を設けられるからこそ創造力が掻き立てられたりもするわけですよね。円形のパネルというのもありますけど、この形の中でどう表現するかって制限があるから、じゃあこれを地球に見立てて色合いを表現してみようかなとかいろいろあるわけです。
それと同じように、最近9月からモニター募集している企画があってですね、 運営しているコミュニティ。これは花と緑の業界、花卉園芸業界の人たちだけが参加できるコミュニティで Facebookをずっとやってきていて、インスタ版も最近始めて延べ600名ほどになってきているんです。なんですけど、これは花卉園芸業界限定にしているからそこに参加する人に共通項が生まれて、そういう人だけが参加するコミュニティという価値が出てきて、その時点でいわばセグメントされているわけですよね。だからこそこの方々に向けて情報伝達をしたいという人に対するメッセージが明確にもなっていくし、あと僕はこのメンバーの皆さんからお金はいただかないって決めてるんです。例えばコミュニティに入るのに月額いくらってお金をいただいているわけでもありません。入ったからといって、その後必ず支払わなきゃいけない費用っていうのは別にあるわけでは一切ありません。
やっぱりビジネスとしてお金をいただく以上は、例えば、僕の価値を感じてくださってこういうことをお手伝いしてほしいんですって依頼があったらそれは受けることはあると思いますけど、別にそれありきとは考えていないし、あまりそれを目指していないといいますか、それよりもお金をいただくのであれば、このコミュニティの価値を感じてそこに対してきちっとお金を払いたいと感じていただける人を集めていこうかなと思って、最近企業のマーケティングサポートの企画を始めました。（現在モニター8社）
このコミュニティに属している割合として多いのは女性の花屋さんです。この人たちに向けて、例えばAっていう企業が新商品を開発してしかも女性向けのものだからこれをぜひ知っていただきたいというケースが仮にあったとします。花屋さんを中心としたこのコミュニティの皆さんにそれを知っていただくと、この時代ですから物がとにかく溢れているのでいいものなんていくらでもあるわけです。でもそこにあなたがやっているから応援したいというような感情を揺さぶるような関係性を作っていかないといけないと思うので、だからコミュニティというのは機能すると思うんです。なので企業の方にはこのコミュニティに参加していただいて、定期的に情報配信を通じて関係性を築いていって、その先に「誰々さんが使っているなんとかという商品であれば、確かにライバル社と比較したときに何か買いたいなと思ったら Aさんを応援したいです」という風な動線を作っていく。これを意図して作っていくことを企画として考えたわけなんです。
これも今日の本題に戻ると花屋さんやコミュニティメンバーからお金をいただかないと決めたから出てきたアイデアなんです。花屋さんというのはひとつの隠れた魅力として客層がめちゃくちゃ広いというのがあって男女問わず年代も問わず業種業界も問わずいろんな方をお客様として抱えているので、 だったらその花屋さんと関係性を築けたのであればひょっとしたらその方から口コミを生んでくださる可能性って広がるかもしれませんよね？それを狙っているものです。だから花屋さんと仲良くなっておきましょうというのが 平たく言うと分かりやすい企画なんですが、そういったものも生まれてきました。
制限があるというのは何か不便みたいに感じる方もいますけど、中にはそういうものもあるかもしれませんが、僕はあえてそれがあることで生まれてくる創造力もあるので別にそれを苦とはあまり思いません。その中でどう表現できるか？何ができるかを考えるだけですから。それはそれで一種のむしろ創造力を生むための装置・仕掛けと思って捉えれば全然OKかなと思っています。行き詰まった時にあえて制限を設けてみるというのはひょっとしたら有効なやり方かもしれませんので、共有いたしました。
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それでは今日も元気にがんばローズ🌹
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