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個人でできないことをするために組織がある
当然一人でできることなんて限りがあります。
それが良い悪いではなく、限りがあるというお話です。
もちろん、1人の方がフットワークも軽いし意思決定も早いし気軽です。
でも、どこかを目指そうと思った時には限りが出ます。
というか、そもそも1人でできていることなんてほぼない。
1人で活動(主に仕事)しているつもりでも、必ず誰かの助けを得ている。
僕は1人でできる範囲の仕事にあまり興味がありません。
まだ1人会社だから「今は」まだその状態だけど、
会社が目指していることは組織じゃなきゃできない世界を目指しています。
関わる人と環境にやさしいフラワーギフトプラットフォーム「HANAMUKE for biz」にしてもそう、廃棄されるはずだった花の茎を活用した「STEMN」もそう。アイデアは出せたとしても形にするには既に多くの人の力を借りています。
これをフローリスト(花屋さん)に当てはめて考えた時に、
僕個人としてフローリストの皆さんに期待したことが出てきた。
それは、
「チームだからこそできる装飾を見せてほしい」です。
例えば、1人でできる制作の仕事の商品としては、
「花束」「アレンジ」「スタンド花」「スワッグ」など、ある程度一般の人でも認識している範囲の商品が挙げられます。
その中でフローリストの特徴が様々出るのは楽しいのですが、この「想像つく範囲」を超えないんですね。。一人の力だと。
それが個人というものです。
でも、制作できない僕としてはその先を見せて欲しいんです。
「あの人とあの人とあの人がコラボして装飾した空間がやばいことになってる!すげー!」
この想像以上が全国各地で生まれるようになった時、
ひょっとしたらフローリストのプレゼンスはもっと上がるんじゃないだろうか?
「俺もフローリスト目指したい!」
そんな若い世代が増えないだろうか?
少なくとも減ることはないと思う。
ただ、1点そのチーム戦を戦うようになったら身につけなきゃいけないスキルはマネジメントや交渉といった主にコミュニケーションに関わるスキル。
ここははっきりいってフローリストは苦手な人が多い。
「自己主張」「自分のこだわり」を前面に出すことは得意でも、相手のそれを尊重しつつ自分も主張し調和させるという技術は磨かれていない。
でも、それができた時に今見ることができていない世界が開けるんじゃないかな?
それと、もっと割り切ってその調整役はフローリストじゃなくてもいいのかもしれない。僕のような第3者が調整する方が効果的かもしれない。
いずれにせよ「チームだからこそできること」
今後益々、花の世界でもここは必要とされる気がするので
フローリストの皆さん、そこんとこよろしくお願いします!