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創造性人材の育成が急務な日本
現代はVUCAと言われる時代に突入しています。
VUCAは改めて説明するまでもないですが一言で言うなら「先行き不透明な時代」だということ。
その時代において過去のデータの蓄積からなされる打ち手が効果を必ずしも発揮しません。過去から提示される論理が通用しないことって現場では起きますよね。「じゃあどうすればいいんだよ」そんな時代を僕らは生きているわけです。
だからこそ国としても「創造性人材の育成が必要だ」と言ってアートに注目をしているわけです。こうした背景があるから、「アート思考=アーティストの思考回路をビジネスに活用する」これを導入する企業が増えているのも納得できます。オフィスの壁面にアートを施す企業が増えていますよね。
※こちら電通社内で立ち上げられたものです。個人的にはとてもわかりやすく魅力的だったのでシェアします。
経産省からも「アートと経済」についてまとめた資料が出ています。
そもそも人間は
ちなみに僕が軸としている「植物」については、「バイオフィリア」という考え方があるのをご存知でしょうか?
そもそも人間の根源的な欲求として自然との触れ合いを求めているという概念です。だから僕らは自然豊かな場所に行くとリラックスできたりするわけで、植物を扱う仕事をしている人はバイオフィリアという言葉は知らなくてもこの体感を持っているからこそ、その価値を伝える仕事に従事しているのではないかと感じています。また、そのバイオフィリアをデザインとして落とし込んだものがバイオフィリックデザインです。
アート×植物
記述したこの2つを同時に体験できるコンテンツが「ボタニーペインティング」です。
アートの要素で創造性や自主性を育み、植物の部分で癒しやリラックス効果を得る。この価値が同時に得られるわけです。だから、この価値を企業を中心にもっと伝えていこうと思い、認定講師になりました。
企業には研修またはワークショップという形で導入してもらい、まずはボタニー体験に触れてもらう。シンプルに楽しいという要素もありますが、そこから自分の作品を俯瞰し内省したり、他の人の作品を見てその人の人間性を改めて感じたり。「企業理念」を各々色で表現してみるワークがあってもいいかもしれない。真っ白なキャンバスにいきなり絵を描けと言われても、それは結構なハードルだと思います。だからファーストステップとしてボタニーペインティングを導入して見るのは良いかと。
いろいろ書きましたが、日本は諸外国と比較してもアートに対する投資が非常に少ない国です。その価値を今まではなかなか感じられていなかったんじゃないかと思います。幸福度を高める施策の1つとしても是非ビジネス界隈でももっとアートや文化芸術に対する意識が高まって欲しいです。
それでは今日も元気にがんばローズ🌹
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